棺の魔王(コフィン・ディファイラー) 4
魔王ダストの最後の魔術が発動した。光と共に最後の攻撃を敢行するコフィン軍、セパルカ軍、あまたの亡者達生者達に、魔王ラヤケルスの遺物。世界を燃やした暴虐の神が、勇者ヒルノアが遺した最悪の巨竜が、やがてその姿を崩され、地に倒れかけた時ー。マリエラの体内から、一抹の災いの種、呪いが、音もなく芽吹いた。魔の力の反動、魔術に手を染めた者に必ず訪れる『報い』が、終局に近づいた戦場に新たな禍々しい色を添える。一変する戦況、敵と味方が入れ替わり、世界により絶対的な脅威が君臨する。持てる戦力を限界まで振りしぼってきた人類の前に立ちはだかる、最後の敵とは一体…。
関連ラノベ
棺の魔王(コフィン・ディファイラー) 2棺の魔王(コフィン・ディファイラー) 2
コフィン王国の完全制圧を目前にしたユーク将軍らの前に、最悪の強敵ー『コフィンの魔王』が出現した。魔王は神喚び師マリエラの統べる『無言の兵団』や『神』の正体を暴き、古代魔術でもってそれらの洗脳・強奪をはかる。ユーク将軍は己の命綱である兵士達をまどわせ、強制的に手下に加えていく魔王の戦法に戦慄する。覆面で顔を隠した魔王がスノーバの都を駆けるたび、ユーク将軍の無敵の兵団がけずり取られ、かつての主人の命を狙う魔王の尖兵と化すのだった。 2016/09/30 発売