曲矢さんのエア彼氏
「さよなら」バッグもバッグの中身も、俺にはもう無用の物。ヒザを壊し、バスケをあきらめた俺が放り投げたバッグはーびしょ漏れの制服女に激突。「わ、私をををを追って二騎ののの騎馬兵ががが…」俺は曲矢と出会ってしまった。普通の人間には見えない、空想がつくりだした“エア彼氏”をもつ電波女に…ってなんでエア彼氏が見えてんだ俺?つーかあのかわいいコ、エアなの?エアすごくね?こうして曲矢を師匠に、俺のエア彼女づくり修行がはじまった。俺の彼女はバスケットボールに顔を描いた“バスケ子先輩”だっ!-。