RIGHT∞LIGHT 2
「わたくしが望んでいるのは、啓介さんとの本当の恋人関係です」陽名から真摯な愛の告白を受けた啓介は、“方舟”から帰ってきたら必ず返事をすると彼女に約束する。今回の“方舟”行きの目的は、アリッサの弟子となった英里香を“箱庭”のヴェラに引き合わせること。母・ヴェラとの10年ぶりの再会に胸を躍らせながらも、緊張の色を隠せないアリッサ。そんな彼女の背中を押してやるようにして“箱庭”へと入った啓介だったが…。交差する“日常”と“非日常”。そして、定められた運命の歯車がゆっくりと動き始めるー。
関連ラノベ
「もし…お姉さんが本当に魔法使いならお願いがあります」まだ十歳にも満たないランドセルを背負った少女が、アリッサの目の前に立ち、瞳に真剣な光を灯して言った。「私のお師匠様になってください!」「-お師匠、様…」呆然と現実味のないその単語をアリッサも繰り返す。心を揺らされたのか、頬が微妙に緩んでいるー。新しい日常の始まりにあった会話。あるいは非日常の終わりに交わした言葉。例えるなら無限の交点。捻れた線が重なる場所で…。大人気「RIGHT×LIGHT」新シリーズ、堂々開幕。 2011/10/18 発売
「英里香が世界を“おしまい”にしてしまう」その不穏な言葉に彼女との接触を試みる啓介。心当たりを回って英里香との合流に成功するが、そこで啓介はかつての宿敵エノク=ケテルとも再会を果たす。彼の口から語られる一千年前に世界を終わらせようとした魔術師の逸話。エノクの到来は美傘市に争いの嵐を呼び込み、啓介たちも否応なく巻き込まれることになっていく。だが、その一方で嵐は、天涯孤独だったツグミの境遇に大きな変化をもたらす…。因縁の再会と運命の邂逅。これらが紡ぎ上げる未来とは?動き出した歯車は止まらないー。 2012/06/19 発売