俺が生きる意味 / 5 都心楼のディザイア
水族館の惨劇から、二か月。櫛灘学園に編入した斗和は、そこで従姉のかりも、さらには神悠言の少女たちと出会う。そして幼いころによく遊んだ瞬夏と偶然百貨店で再会。しかし、その再会は不条理の呼び水だったのかもしれない。一人前になりたいと願う神悠言の少女、霜月。斗和に憧れるアイドル、瞬夏。そして、力を欲する斗和。いくつもの願望と思惑が渦巻き、崩壊のアルペジオを奏でる。過去最大数の人喰いの化け物が跋扈する絶望のなか、あの少女の面影を持つ魂を狩る幻想生物が姿を現す。「-貫き届く刃の意志、発動」