ジャナ研の憂鬱な事件簿(5)
海新高校ジャーナリズム研究会の啓介と真冬。「真実」への向き合い方の差からすれ違ったまま、真冬はもうすぐ卒業を迎える。啓介は、ユリの提案でかつてのソ連強制収容所で起きた「クリスマスイブの奇跡」について調べることに。その過程で自分の変化を自覚し、真冬がいかに大切な人だったか理解する。「真相」を目の当たりにした啓介は、果たしてどう動くのか?(「ロシアン・ウィスキー・ホーリーナイト」)人気シリーズついに完結!切なく美しい余韻を残す「消えた恋人」「ジャナ研の憂鬱な事件簿」など三つの短編を収録。
関連ラノベ
海新高校ジャーナリズム研究会(通称「ジャナ研」)に所属している、性格は少々難アリだが頭が抜群にキレる工藤啓介は、中学時代にあるトラウマを背負っていたために他人とはあえて距離を置くような高校生活を送っていた。そして学内でも評判の美人でありお嬢様である純真な先輩・白鳥真冬と出会うことにより、次々と事件に巻き込まれることになっていく。学内外で起こる様々な事件を頼もしい友人らと一緒に解決していくことで、少しずつだが啓介の環境が変わっていくのだが…。第11回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作品! 2017/05/18 発売
海新高校ジャーナリズム研究会のメンバーに今回も難題がふりかかってくる。軽音部の歌姫を付け狙うストーカーを撃退するため、ライブ会場に張り込んだ啓介たち。警備体制は完璧だったはずなのに、ストーカーはひそかにライブ会場へと侵入していた…彼は一体どうやって鉄壁の警備をかいくぐった?そして会場内に残された真冬たちの安否は?人質をとってナイフ振り回すストーカー相手に、啓介の知略と推理が冴える…(「耳なし芳一の夜」)。青春の光と影と謎をめぐる、「耳なし芳一の夜」ほか三つの短編を収録。 2017/10/18 発売
海新高校ジャーナリズム研究会の啓介と真冬。一緒に過ごしていくうちに少しずつだが変化していく自らの気持ちに気づきはじめ、お互いを意識するようになる。そんな中、真冬の曾祖父にあたる宗次郎が残した「メロスを燃やしてくれ」という謎のメッセージから、「自画像・メロス」という奇妙な絵画に秘められた謎を解き明かそうとする啓介と真冬は、とあるアクシデントにより箱根の旅館へ二人きりで泊まるハメになってしまうのだが…。ほろ苦い日常系ミステリー、「自画像・メロス」など三つの短編を収録。 2018/03/20 発売