聖女は人間に絶望しました 〜追放された聖女は過保護な銀の王に愛される〜
王都から離れた村で母と暮らしていたサラは、母の死を機に病や怪我を癒す不思議な力が目覚めた。村で献身的に人々を救うサラは、聖女として王都に迎え入れられる。だが、彼女を待っていたのは孤独と、力の酷使を強いられる日々。さらに、父のように慕っていた司祭の悪事を目撃し、口封じのため魔族の国「銀郎国」へと追いやられてしまう。絶体絶命の危機のサラを救ったのは、謎の青年クルトだった。クルトの計らいで、サラは聖女としての自分を隠し心機一転、銀郎国で普通の人として生きていくことを決意する。そんな折、隣国が銀狼国に侵攻、戦争となる。サラは仲間を救うために前線へと赴き「聖なる力」の発揮を決意するがー。果たして彼女は自分の意志を貫き通すことができるのか!?