出版社 : フロンティアワークス
復讐を終え、アッシュとともに彼の故郷・ヴィルカス連邦を訪れたキサラ。王国から来た彼女をよく思わないヴィルカスの民に対し、キサラは真摯に向き合うことで、人としての責任を果たしていく。ところがキサラ達の前に、アッシュの元婚約者である、古来の信仰を重視する保守派魔術師の一族の跡取り・ビナリッダが現れる。民達がキサラを認め始める一方で、それをよく思わない者達の思惑が、水面下で動き出していて…!?
パトレイア王国第四王女ヘレナは傲慢で癇癪持ちと悪評高く、“悪辣姫”と呼ばれていた。そんな彼女が隣国ディノス王国の辺境伯、アレンデール・モレルに嫁ぐこととなった。人質のような形で結ばれた政略結婚。そんな彼女は初夜の場で提言をする。「私に離れのような居を与えていただきたいのです。そして旦那様は恋人の女性と本宅で暮らしていただければよいかと」その静かな声音も、表情も、アレンデールが知る『悪辣姫』の噂とは異なり彼を混乱に陥れる。なぜならば、彼女は本当はー温かな家庭への憧れ以外は何もかもを諦めてしまったただの孤高の王女に過ぎなかったのだから。噂に塗り固められた“悪辣姫”によるウェディング・ラブストーリー!
公爵家嫡男クリストフの“誕生日プレゼント”として引き取られたシャルロッテ。彼女は義弟のクリストフと顔を合わせた日に気がついた。『ここ、乙女ゲームの世界では?』と。前世の記憶によるとクリストフは、幻い頃から誰からも愛を受けずに育ったせいか、後にゲーム内では歪んだ恋情から殺人を繰り返すサイコパス野郎となってしまう。しかしシャルロッテは思った。『私の愛で大満足!な感じになれば、変な事件を起こして日常を壊したりしない、はず』可愛い義弟を殺人鬼にしないために頑張る、ちょっと鈍感な義姉ちゃんの物語。
レオンと結ばれ、王太子妃になった転生公爵令嬢のエリザベス。王太子妃になってからも、彼女の周りにトラブルは絶えない。様々な行事やイベントに忙しくしているなか、彼女のもとに報せが届く。その内容は『クソ虫』こと兄エルリックが領地を脱走、および王都に襲来する旨の通達だった。「敵は単騎。負ける道理がありません。王都マクナガン公爵邸、総力を挙げて兄を叩き潰して参ります」抱腹絶倒、個性豊かな面々でお送りする異世界転生ファンタジー、番外編集!!
私こと、ローゼマリーは転生者。公爵として治めることになったプレリエ領を発展させるべく、日々奮闘中!でも大丈夫!前世の推しで初恋の人、十年も追い続けてきたレオン様が隣にいるんだから!だけどオステン王国から視察に来たハクト殿下は私の悪評を調べているみたいだし、ラプター王国のユリア王女がお忍びで来訪してきたりと、相変わらずのトラブル続きでー!?新章開幕の第九弾!めでたしめでたしの後も物語は続く。転生公爵は、素敵な淑女を目指します!!
名門公爵家の子女であるアリアとノーディスは、それぞれ自分にとって都合のいい結婚相手を探していた。打算だらけの二人だったが、お互いに相手を籠絡しようと頑張っているうちに、いつの間にか相手にすっかり惚れ込んでしまう。婚約も決まり、順調に進んでいると思っていた矢先に、アリアの双子の姉である問題児のライラが何やら怪しい動きをしていて…自サバ姉VSあざと妹の仁義なき戦いが始まるー。
フリードリヒの婚約者になった文官令嬢のマーリカは、王命により王族補佐官として再び彼の下で働くことに。「あのっ、無能っ!後で、絶対シメるっ!」フリードリヒに振り回される日々は健在で、マーリカはその対応に手を焼いていた。そんなある日、フリードリヒの弟・第四王子のヨハンが生徒会長を務める王立学園の視察へ訪れたマーリカ達。この出来事をきっかけに、フリードリヒとマーリカの関係は少しずつ動き出していく。だが、王立学園で動き出していたとある陰謀に、マーリカは巻き込まれてしまって…!?無能殿下(実は有能、でもないが結果はついてくるタイプ)×シゴデキ塩対応令嬢による無自覚恋愛おしごとファンタジー、第二弾!