著者 : 天領寺セナ
フリードリヒの婚約者になった文官令嬢のマーリカは、王命により王族補佐官として再び彼の下で働くことに。「あのっ、無能っ!後で、絶対シメるっ!」フリードリヒに振り回される日々は健在で、マーリカはその対応に手を焼いていた。そんなある日、フリードリヒの弟・第四王子のヨハンが生徒会長を務める王立学園の視察へ訪れたマーリカ達。この出来事をきっかけに、フリードリヒとマーリカの関係は少しずつ動き出していく。だが、王立学園で動き出していたとある陰謀に、マーリカは巻き込まれてしまって…!?無能殿下(実は有能、でもないが結果はついてくるタイプ)×シゴデキ塩対応令嬢による無自覚恋愛おしごとファンタジー、第二弾!
悪女に仕立てあげられ、家族に殺されては死に戻るループを繰り返し続けている公爵令嬢のキサラ。未来に進みたい、生きたいと願うキサラの前に現れたのは、彼女を狙う暗殺者のアッシュだった。「ねえ、暗殺者さん。私を…ここから連れ出してくれないかしら?」一族の仇敵の娘として狙うアッシュに対し、キサラは彼への協力と引き換えに逃避行を望む。互いの宿命にケリをつけて、自分らしく生きる道を探すため、悪女と暗殺者が協力して王国に復讐をはじめるー。ハッピーエンドを探す悪女の物語、ここに開幕。
「メイナード様を、あなたにあげるわ」フィリアは姉の言葉に驚いた。彼は聖女である姉の婚約者のはずなのに。姉中心のこの家ではフィリアに拒否権はない。けれど秘かに彼を慕っていたフィリアは、自らも望んで彼の元へ。そこには英雄と呼ばれ、美しい顔立ちをしていたかつての彼はいなかった。首元に黒い痣のような呪いが浮かぶ衰弱したメイナードは「僕には君にあげられるものはないんだ」と心配する。「ただメイナード様のお側にいられるのなら十分なのです」解呪の方法を探すフィリアは、その黒い痣に文字が浮かんでいると気づいて…?
下級貴族のマティマナは、貴族では恥とされる“雑用魔法”の唯一無二の達人だった。彼女は大貴族のパーティーに行く途中、理不尽な理由から婚約を破棄されるが、その直後旅装束の青年に出会い“雑用魔法”を気に入られる。成り行きで1日限定の婚約者を務めることになったマティマナだったが、実は彼の正体がパーティーの主催者である大貴族の次期当主だと知る。さらにマティマナは、彼の実家にかけられた呪いを“雑用魔法”で浄化できると判りー。マティマナが作った普通の雑巾は魔法の布へ変わり、物探しの魔法は呪いの動きを感知し、染み抜きの魔法は最悪の悪魔に大打撃を与えて!?そんな彼女の活躍に「聖女認定」の話も舞い込み…。婚約破棄から始まる、下級貴族令嬢の大活躍ファンタジー、ここに開幕♪
弱小伯爵家三女のマーリカは王宮に仕える文官令嬢。仕事に忙殺され二十五連勤目を記録したある日、彼女は激務の元凶・無能殿下こと第二王子フリードリヒに殴りかかる事件を起こしてしまう。「この無能殿下!貴様の考えなしの言動でどれだけの文官武官が迷惑を被っていると思ってる!」王子の胸ぐらを掴んで往復ビンター拘束され、不敬罪で処刑か幽閉か…!?ところが何故かフリードリヒに気に入られ、最も激務と噂の第二王子付筆頭秘書官となることに。彼に振り回され、激務&束の間の休みは削られ、更なる連勤の日々を送るマーリカだが…!?無能殿下(実は有能、でもないが結果はついてくるタイプ)×シゴデキ塩対応令嬢による無自覚恋愛おしごとファンタジー!
「貴様の魅了魔法のせいで嫁探しが捗らん!」破邪グッズをジャラジャラさせているアルバート殿下に呼び出され、そう告げられた男爵令嬢の私、クラウディア。学園に入学してから男女関係なく迫られてたけどそのせいだったの!?魔法を制御するため特訓するも上達しない私に「俺のそばにいたいなら努力しろ」言葉とは裏腹に殿下は優しく見つめてきてー。
スモンの姫君ロザリーアは、故郷の発展のために有名な氷闘士になるのが夢。一方、幼馴染みの美しき貴公子リクハルドは、ずっとロザリーアだけを想い続けているが、傷つきやすい心のせいで自分の気持ちを伝えることができない。そんなふたりが、男女が組みになって滑る「氷舞闘」に挑戦することになったが…。策略家のロザリーアの兄、恋路を阻む賢い美少女、情熱ほとばしる指導官を巻き込んで、迷走する初恋物語。