「お前ごときが魔王に勝てると思うな」と勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに暮らしたい 3
フラムの元パーティメンバーであり、今は剣技の師でもあるガディオの前に、死別したはずの妻ーティアが、生前の姿そのままに現れた。それは敵対するオリジン教の螺旋技術研究の一つで「ネクロマンシー」と呼ばれるプロジェクトの成果であった。彼らは自分たちの研究が、大切な人を失った悲しみから解放するためのものだと力説する。その言葉を信じきれないフラムは、自身の目で真実を確かめるために、彼らの研究施設へと乗り込むのだった。