出版社 : 講談社
アイツのこと、嫌いだったはずなのに…。いちいち、うるさいし、性格悪いし。それに、アイツには、彼女がいる。どうして、こんな気持ちになってしまったんだろう?一緒にいると、すごく幸せだけど、彼女がいるなら、気安く誘ってほしくなんかない。これ以上、好きになっちゃいけないなら、もうわたしに構わないでいて…。わたしは、あなたのことだけ好きなのに、あなたは、ふたりとも好きだって言うの。
国体に向けて、神奈川選抜チームの合宿が始まった。参加するメンバーは、県下の高校から集められた有力選手ばかり。もちろん、昴もその中の一人だ。久し振りのコートで、はりきる昴。だが監督の寺田は、なぜか彼に冷たい。そしてたった一度のテストだけで、昴をレギュラーからはずしてしまったのだ。呆然と立ちつくす昴をよそに、選手たちの練習は始まっていた…。
あれは中学三年生の春。光の中で、ふと足をとめたその人は、とても淋しそうな目をして、校舎を見つめていた…。-あたし、友美。高校二年生。一年前にたった一度逢っただけの男のコが、どうしても忘れられないの。名前すらわからなくて、友だちは「もう、あきらめなよ」って言うんだけど…。でも、ある日、偶然にも彼と再会。あたしは、勇気をふりしぼって…。
ある日突然、あたしの家の同居人になった翔くんは、スポーツ万能、ルックスはモデルばり、おまけに秀才。女のコ人気を独占しちゃう校内一のスーパースター。もちろん、あたしも彼に夢中。少しでも好かれるようにと、奮闘努力シテマス。大好きな男のコとのドキドキの同居生活は、ハッピーな出来事がいっぱいなの…。でも、あたのそんなウカレ気分を冷ますような恐ろしい事件が。嫉妬に狂った眼差しが、あたしの背後に忍びよる。
ついに影の国に潜入したナージャと仲間たち。目的はもちろん、〈竜の石〉奪回だ。しかし、目指すクレインの城は意外にも遠く、行けども行けどもたどりつけなかった。そんな彼らの前に、突然現れたイーシア。疲れ果てた表情の〈黄金の女神〉は、何かを企らんでいるのか?それとも。竜族の夢が叶う日は、やってくるのか…。不思議な絆で結ばれた、ナージャとイルの冒険ファンタジー最終幕。
戦が始まった。魔族の存亡を賭けた聖戦が。だが、魔王はすでに予見していた。魔族に未来はない。穏やかな死か、急激な滅亡か?どちらにしても、魔という種に存続の道はない。魔王はその運命を砂漠の覇王に託す。砂漠の王都クシアラータの少年王に…。砂漠の王国を舞台に織りなされる、運命の王女の物語第8幕。
切なすぎる夜をいったいいくつ数えたら、人は大人になれるのだろう?高校3年、運命の土曜日。朝子が高岡燿二と出会ったその日が、恋の始まりだった。その恋の最初の問題は、朝子の親友、美紀も、彼が好きだということ。そして、燿二の気持ち、病気の母親のこと-。さまざまなことが朝子の恋を揺り動かし、そのたびに、眠れない夜を過ごす…。恋する喜びと苦しみを鮮やかに描く純愛物語。
「判決。前向きに歩いた被告人を死刑に処す」ウシロノ大統領は、明るいことや前向きなことが大嫌い。だから、明るく健全なアリスが誘拐されてしまった。この国では、歩くときもうしろ向き。わかってたけど、アリスを探しだすためにアセッていた胸キュンは、うっかり、前向きで…だからって、なにも死刑なんて!鳥のエサにされる胸キュン・ペアーは、後野平原に追放。やっと、アリスを見つけたけど、「うしろ姿」が怪しいぞ。
バレンタインの夜。人気俳優・石山竜二のパーティーに、特大のプレゼントが到着!もちろん、中身はチョコレート、って誰もが思ったけど、違ったの。なーんと…死体が出てきちゃった。-殺されたのが高校の先輩だったから、あたし、加奈は犯人探しに首をつっこむことに。恋人の直也も、ヒョンなことで事件にかかわって…。でもね、ヘンなの。あいつ、何か隠してる。浮気だったら許さないから。
「えーッ。あたしのパンツが10万円っ!」青ざめるのは花岡咲也ちゃん、16歳。恋にはてんで弱いけど、ケンカをさせたら天下無敵のおてんばガール。なんとパンツに10万円の賞金をかけられちゃったから、さあ大変。悪ガキたちに狙われるわ、恋のライバルと闘うわ、おまけにナオキとタカシの一騎討ちまであって。恋と事件はクライマックス。大人気シリーズ第3弾。
タロット占いが得意な私、リリコです。私のいる2年A組には、いつも誰もすわっていない机とイスがあります。“ナゾの転校生の席”と呼ばれているんだけど、ある朝、それが片づけられてしまうの。「転校生は、もう、こないのかしら」親友の早苗と首をかしげたのが、事件の始まり。その後も毎朝、ひとつずつ、机とイスが減っていくのは、なぜ!?予知夢の意味は。ロウと私は、やがて意外の死の真相に…。
あたしが好きになった忍くん。彼を、よく言う人はいない。冷たいとか、不良だとか。でもあたし、噂より彼を信じたい。彼の瞳がとてもやさしいから。そして何より、あたしが好きになった人だから。ところが、あたしの中に不安が…。彼の胸に顔をうずめてた女の子のこと、言い訳もしないのはなぜ?それでも信じろと…!?好きな人に裏切られたら悲しい。好きな人を信じられなくなるのは、もっと悲しい-。
ある日突然、あたしの家の同居人になった翔くんは、あたしと同い年の17歳。スポーツ万能、ルックスはモデルなみ。おまけに秀才。あたしの通う県立南高に転校してきたその日から、女のコの人気を独占しちゃって、今や、押しも押されぬ校内一のスーパースター。そんな彼との同居生活は、ドキドキの連続で…。あたしのハートも、ただ今翔くんに急降下中。2年ごしの片思いの相手庄島くんと翔くんとの間でゆれる想い、どうしたらいいの。
「アナタ、太ったでしょう。フフン」今回の事件は、あたしの恋のライバル・尚子の、このひと言から始まったの。あたし、志摩なつき。高校1年生。尚子に対する意地もあって、ダイエットを始めたんだけど、そのダイエットが原因で、なんと、あたし、誘拐されちゃったんだ。しかも、あたしに続いて、徹と圭までが誘拐されてしまい、そして、ついには-。これって、いったい、どうなっているの。
奔放に生きる姉・れい華と、幸せな結婚を夢見る妹・都。まるで違う2人。でも、上手にバランスがとれていた。しかし、都が姉の恋人・暁夫に出会ったのをきっかけに、2人は変わっていく。彼・拓也の存在を気にしながらも、暁夫にひかれていく都。思い悩む都に、「暁夫を譲る」というれい華。なぜ、そんなことを?都は混乱する。姉妹は恋愛において最大のライバルなの…。
金と銀のふたつの月が交わる地を、金と銀に輝くふたりの若者が、軽やかに旅する。かつてこの地には、第三の月があったという-。白銀に輝く謎の帆船に乗りこんだリューとエリアードは、トゥリア執政官の追っ手からひとまず逃れた。しかし、ふたりを招き寄せた黒髪の青年によって、月の女神の予言に導かれた不思議な船旅が始まっていた…。あやうく、あやしい絆で結ばれる、金と銀のふたりの冒険譚第三幕。
霊能者を父に持つ大道寺竜憲に、幼なじみの沙弥子からSOS。倉に棲む霊の封印を解いたのだという。しかし、駆けつけた竜憲は、飛鳥の都を恐怖に陥れた、邪悪な魔物に取り憑かれてしまった。竜憲の身体を寝床とし、血に集い肉を喰らおうと襲いかかる魑魅魍魎。陰陽の頭である父・忠利は、破魔の術で、霊を引き剥がそうとするのだが…。殺るか殺られるか-壮絶な戦いが始まる。