出版社 : 講談社
ああーっ、死んじゃだめぇ!あたし白石深雪は絶叫した。人気絶頂のロックシンガー黒岩涼がコンサートの日、何を思ったのか、とつぜん、スピーカーによじ登って飛び下りてしまったの!涼は、救急車で病院にかつぎこまれたんだけど、さわぎがおさまった控え室に黒革の小さなバッグが残されていた。涼の持ち物…。このバッグを病院に届けに行ったことから、あたしと涼の秘密の物語がはじまります。最後はもちろん、感動、です。
「恋人のいない人は死刑!」なんて、ムチャクチャな法律が、まかり通っちゃう、ここ占いの国。全てのことが占いで決められてしまう奇怪な国に、またまたアリスが誘拐されちゃった。その居場所は、隠者がコーヒー占いで示した謎の言葉の意味を解かなきゃ、わからない。救出に向かう“胸キュンペアー”の前に、難問奇問で立ちふさがるのは、黒イカ団に、毒サソリ、そして女王様の西村くん。アリスの命は、どうなっちゃうの?
クラスメイトの本田君に誘われて、天文同好会に入ったリリコ。ロマンチックな気分にひたれると思ったら、なんと、空から降ってきたのはお金と人。美少年ロウとも大接近して、事件も恋も大混乱!大人気シリーズ最新作。
天高く昇ったスバルがその輝きを増す季節。青葉が丘の昴たちは、新たな目標・憧れの春高バレーをめざして練習を続けていた。ところがそんなバレー部を、クラス委員・高岡真樹子は冷ややかに見ていた。授業中は寝てばかりの昴。掃除をサボるお調子者の中山。まじめな彼女には許せない連中なのだ。春高のかかった大事な試合の前日、中山はケガをする。知っているのは真樹子だけ。絶不調でも必死で闘う中山たちに、真樹子は。
ナルが、ついにやられた。日本海を臨む断崖の上に建つ吉見家は、代替わりのときに必ず怪異が起こり、多くの人が死ぬ。そして今、当主が亡くなり、新たな悲劇が始まった。-呪われた屋敷を訪れた「渋谷サイキック・リサーチ」の一行を待ちうけていたのは、これまでに出会ったこともない強力な「何か」。ナルを失った霊能者たちは、いったい、どう闘うのか?ナル、もう一度、麻衣を助けてください。
最初は彼のこと、嫌なヤツだと思った…。彼、小泉譲二に出会ったのは夏休みのこと。ストリートダンスがうまくって、取り巻きの女の子がいっぱいいて、その子たちを無視してた-。乙女心をわからないヤツなんて、ひどいと思わない?気にくわないッ!それなのに、彼の意外な一面を知ってから、あたしのハートがおかしいの…。こんなに彼のことが気になって、せつない気持ちになるのはどうして?まさか“恋”してる…。
ケイタのこと好き、大、大、大-好き。こんなに大好きなのに、片思い。決定的な片思いなの。だって、ケイタは、今をときめくスーパーアイドルなんだもん…。あたし、池沢緑。田舎の県立高校に通ってる、ごくごく平凡な高校2年生。はぁ…、どんなに好きでも、ケイタが、あたしの存在すら知らないんじゃね…。だけど、これは本気の恋。あたし、信じてる。いつかきっと、ケイタに会えるって…。
岡村五月-これが、わたしの名前。26年間、ずっとこの名前だ。そろそろ、本格的にタイムスリップ。16歳の自分に戻ったつもりで、お話の続きを始めようかと思う。岡村五月、高校1年の冬-そのクリスマスイブから。いつのまにか、その年頃の少女たちに向けた小説を書くことが生業となってしまった、26歳の現在までの、長い長い物語。
あたし栗原妙子が連れていかれた剣と魔法の国-そこで、あたしは悪鬼に追われて滅亡寸前のエナンの人々を救うことになり、少年カリノ、美剣士エリス、その愛馬ユキとともに、ラサ王と悪鬼エン・ゾイの待つ中央の城めざして旅立つ。襲いかかる悪鬼の魔法のあまりの恐ろしさに、あたしの中に眠っていた戦いの神がめざめた時、剣士エリスはエン・ゾイに片腕を斬り落とされて死のせとぎわに追いこまれていた。
これは、私、山口緑、28歳の、実現しなかった恋の物語です-。結婚式を10日後に控えた緑は、洋風居酒屋で親友の沢村郁子に、18歳から10年間に渡る“伊瀬敏也”との思い出を話しはじめた。卒業式、彼のアパートでの出来事、シンデレラエクスプレス、そして、彼の突然の渡欧…。すれ違いばかりだったけれど、時間が気持ちを一緒にしてくれると信じていた思い出を。もどかしく、切なさが募るラブストーリー。
剣を持った天女が月から降りてきて、また月へ帰っていったという伝説のある街。朝倉晶子は、その街に住む高校2年生。しかし夜になると、金色の髪と瞳を持つ、聖なる剣を継ぐべき“伝説の天女”になる。神尾高志は、プライドの高い王様の目をした、晶子のクラスメートで“天女”が気に入っていた。晶子は、高志に追いかけてほしいと思っている。本当の自分をつかまえてほしいと…。そして、運命の十三夜がやってきた。