出版社 : 講談社
小さな頃からお世話になっている石見家の、ひとり息子の、貴志さん…、24歳から、あたし、雨宮結花は、プロポーズされてる。なのに、あたしの心は、街で出会ったばかりの男のコ、18歳の藤丸クンに、強く強く、引かれはじめても、いる。恋って、愛するって、幸せって、なに?16歳、高2の結花が、生まれてはじめて真剣に考えて、悩んで、迷って。ようやく見つけた、ほんとうに好きな人は…?!
あたし、白鳥麻央。飛行機事故で、パパとママを亡してしまったけれど、北海道の陽子叔母さんたちのおかげで、すっかり、牧場の子になりきってま〜す。そして、今は、道内では有名な、道立夢ケ丘高校の1年生なんだ。夏休みを目前に、あたしのハートは、ルンルンなの。だって、大好きなばあやに、1年半ぶりに会えるんだもん。わかるでしょ!!ところが、ショッキングな事件が、次々に襲ってくるなんて、もう、あんまりだわ…。
その、まるで夢みたいな冒険は、ある夏の日の昼下がりに、突然に始まったの。あたし、工藤由香、都立高校の1年生。友人の敦子ちゃんが、夏休みに軽井沢の別荘に招待してくれたんで、今日は、その打ち合わせ。悪友のサキと一緒に、明治神宮の公園の芝生で、小林クンを待っているところ。その時、なんだかいい薫りが…。その、一瞬のいい薫りが、あたしたちを冒険へと誘う招待状だったんだ。
ボク、松尾瑠美。希望の星女子高の1年生。学園祭のために、肌寒いマン研の部屋で、地味に作業をしてると、いきなり、頭に金色の環をはめた男の子が駆けこんできたんだ。後を追つてきたらしい、イジワルそうな年増女をやりすごして、訊いてみると、この男の子、名前はゼピュロスといい、修業中の吟遊詩人で、別の世界からやってきたという。とりあえず、ボクの家に居候することになったけど、これから、どうなるんだろう…。
大学の最初の夏休みって、宿題も登校日も試験もない。う〜ん、開放的。私こと麻衣子も、ミステリー研の千尋クンと奈美の3人で、清里のペンションへ出かけます。テニス教えてもらって、発展させるぞ、千尋クンと。ところが、ペンションのお隣サンって、幽霊屋敷ってウワサ…。やっぱり、出たあ…じゃなくて、消えちゃったの、女の人が。服だけ残して。下着姿の幽霊!まさか?ロマンチックに、ゾクゾクできそうなの。
青い海に浮かぶ美しい小鳥、白いやしき。“伯爵夫人”に招かれて行ったのが、コワーイ体験のはじまり!わたし、ゾクゾクしながら秘密をあばき、しっかり、カレもつくっちゃいます。
親友は、なぜか美人ぞろい。いつも、ソンばかりしている小巻が、初めて恋をした。その相手は、人気バンドのボーカル・ブルー。だけどやっぱり彼だって、美人の陽子にベッタリ。小巻にチャンスは、ないのか。
榊原夢子。フツーの日本の、中学3年生。だけど、目の色が、ピュア・スカイ・ブルー。ほんとうは、ハーフ!?父親は、どんな人!?夏休みのロサンゼルスを舞台に、ドラマティック・ストーリー、お届けします。
あたし、白鳥麻央。北海道にきてもう1年。必死の受験勉強で、みごと夢丘ケ高校に合格。あたしが名づけ親になったポーラスターも、大きくなったし、いろいろと嬉しい春なの。感動いっぱいの大河少女小説、第3巻。
あたし、若林由麻。高校1年生。徳大寺満は、幼なじみで、親公認の恋人。でも最近、なんなギクシャクしてる…。そんな時、ヨロン島出身の龍二さんに会ったの。あたしの気持ち、ズバリ、揺れてます…。
「あと2分、チコクだ-っ!」絶望的な朝のダッシュ、もしかしてあなたも経験アリ!?ドジな季里のピンチを救ってくれたのは、直也。そして、あいつは、大切な大切な夏休みまでスリリングに塗りつぶしてくれたんだよね!
ううんっ、もう知らない!タカシとふたりっきりで旅行を楽しもうと思ったのに、肉食恐竜に追いまくられ、原始人の戦争にまでまきこまれるなんて。そのうえ、地底の悪魔の島で、なんで死ぬようなめにあわなきゃいけないの?神様、MIにさそわれて行った国にはドラゴンと地底の魔境が待っていた。胸キュン・ペアーのわたしたち、もうハートがこなごなに、くだけそう!
あたし、雨宮結花には、両親がいない。パパとママの死後、あたしを引きとって育ててくださったのは、ふたりの親友だった石見家の、おじさまとおばさまで。あたしは、やさしい他人たちの中で、けっこう幸せに成長して、ことし、高2になった。そんな、ある日。大好きな“おにいちゃま”役である石見貴志さんから、プロポーズされたのだけれど…。あたし、まだ16歳なのに。人生、決めちゃって、いいのかしら…。
あたし、白鳥麻央。パパとママの飛行機事故から早いもので、もう2か月もたったの。今は、北海道の叔母さんの牧場でお世話になってるんだけど、やっと、その生活にも慣れてきたところ。学校でも、友達ができたし…。でも、許せないのは、堤健太郎。あたしの命の恩人なんだけど、あたしのこと、ずーっと・無視してるんだ。フン、イヤなヤツ!!