出版社 : 集英社
シエナ国の都タルサで古着屋を開いてるリデルは、17歳の利発で愛らしい少女だ。彼女が憧れてる学者のケインを訪ねたら、金の瞳銀の髪をした絶世の美女が。実は美女はスピア座の売れっ子女形ソルリス。ケインが書いた小説を芝居にしたいというのだ。一方、タルサでは足に赤い花の刺青をした娼妓が謎の死を遂げる事件が続いていて…。恋と冒険と謎がいっぱいの華麗なる物語。
あたし、小石川光希。高2。ある日突然、両親が離婚。それが元で、同じ歳の男の子、遊と同居することになっちゃったの。遊って、かっこいいんだけど、クールで意地悪。そのくせ、たまに優しかったり。何だか調子狂っちゃうんだ。学校では、昔好きだった銀太に告白されるし…。どーすればいいの。
こんにちは。僕、ポコ太。魔法の国の大地のそっくりさん、カミルはあいかわらず騒ぎを起こす天才みたいだね。古いランプに閉じ込められていた双子の妖精マッシーとホッシーを、うっかり自由にしてしまったんだ。いたずら好きの二人が風立市にやってきたから、姫ちゃんたちは大騒ぎ。いけいけ。ゴーゴー。じゃーんぷ。
オレ、恒。あるときオレは、初恋の相手由香子に再会した。素直でひたむきだった由香子。でも、6年の間に、由香子はすっかり変わっちまってた。万引きはするし、ヘンな男と一緒に住んでるし、ものすごく醒めた目をしてるし…由香子、いったい何があったんだ。由香子に、笑顔をとりもどしてやる。オレは固く誓ったのだが…。
茶山朗子は高校1年生。初恋もまだという超オクテで、当然彼氏イナイ歴16年。中学生なのにススんでる妹の笑に対しては、コンプレックスがいっぱい。このままでは姉の面子が…と思っていたら、なんと笑が妊娠。結局マチガイだったのだけど、その騒ぎがきっかけで親しくなったのがクラスメートの高岡凌介。彼女と別れたばかりの凌介と『お互いに素敵な恋人を見つけよう』と誓い合って…。
「むこう側世界」に飛ばされた椿たちは、それぞれ奇妙な運命に遭遇していた。熊のヌイグルミのような〈森の民〉に助けられた椿は不思議な力で、襲ってきた冥獣コカクチョウを倒した。芳野は狩猟用の罠で脚を負傷し、アス=アルの伝役・シュ=ウによって焦赤の館に運ばれた。一方、桂が辰黒の重臣・ネビロスに捕まっていると知ったアス=アルは、ただ一人ネビロスのラボに乗り込むが…。
植物が人間を襲いはじめた。〈邪〉の触手が日常生活の中にまで伸びてきたのだ。不安感から、〈光の使徒〉に救いを求める人々が急増。高まる〈光の使徒〉ブームの中で、最後の敵〈聖母〉が、ついに降臨した。一方、〈竜〉の契約体であることがバレた卓巳は、〈邪〉から直接攻撃をうけた。傷ついて意識を失う卓巳。しかしそのとき、精神世界の中で、はじめて〈竜〉に出会い…!?
祖国フェネルスティが失われて、荒野をさまようユーザ。自責の念から言葉を封じてしまった彼を、カイとユリエは案じていた。魔物の棲む沼に迷いこんで危うく難を逃れたところを、オアシスの民に救われる。若長ラシスに連れられてオアシスを訪れた三人は、オアシスを守護する精霊グレイナスに会った。だが、彼女に近づいたユーザは「レィティアの涙」の宿る左の瞳に鋭い痛みを覚えた-!?
結城琴子は中学二年生。ある日、琴子が描いた青のグラデーションを見て、「きれいな空だな」って言った男の子がいた。彼の名前は、霧島海。自分と同じ何かを持っている気がして、琴子はだんだん彼に惹かれていった。あの人と話してみたい。いろんなこと、たくさん。でも、彼には彼女がいるという話を聞いて…。
あたし、桐生吹雪。ヤクザ屋、桐生組のひとり娘。ケンカと剣道ならまかせて。礼治たちといっしょに、桐生組の敵、堂本組へのりこんだあたし。後藤っていう、恐ろし〜いヤクザにつかまっちゃった。礼治、早く助けにきて。2年生になったあたしの前に、今度は恋の敵が現れたの。憧れの司先輩は、そして礼治とあたしの関係は、どーなるの。
さちよは高校1年生。両親の離婚のため、親戚の家に預けられている。そんなさちよをはげましてくれるのは、同級生の拓実だった。おたがいに惹かれ合ってゆくさちよと拓実。でも、いつもすれ違ってばかり。いつか、こうして抱き合っていられる日が来たら…。別冊マーガレットに連載された不朽の名作コミックが、小説になって再登場。
住吉一那は、17歳。職業・漫画家。デートの日、どごごーんっ、という雷鳴とともに、マンションに飛び込んできたのは、昔話に出てくるような小鬼だった。数を増す小鬼に一那が呆然としていると、バルコニーを乗り越えて、神秘的な美少年が現れた。彼す火王と名乗り、不思議な力で小鬼たちを退治していく。火王は、冥府の閻魔大王の息子で、ある目的のために現世にやってきたというが…。
放課後の校門で、あたし松下楓を待ちぶせしていたジャイアン。「話がある」と言われてビクビクしていたら、さゆりさんとの仲をとりもってほしい、と頼まれてしまったんだ。冗談はやめてくれよなー。さゆりさんとジャイアンのカップルなんて想像できないよ。ところが、しぶしぶ切りだしたあたしの話にさゆりさんはあっさりとOKしたんだ-。
「風水の李家」の老師は後継者侯補の翠と沙羅に汐入水輝を捜すように命じた。水輝は竜脈を揺り動かす「竜の血族」、彼の持つ〈竜の気〉を封じろというのだ。それは二人のどちらを後継者に決めるかのテストだ。一方水輝は、偶然に出会った沙羅に不思義な感情を抱いた。その上彼女は、水輝に「ずっと以前からあなたの存在を知っていた。いつかあなたに会えるだろうと思っていた」といった。
幼い子供が次々に失踪する事件が起きた。さっそく卓巳たちは調査を開始するが、当の子供たちがなかなか協力してくれない。やがて魔の手は史生にまで及んだ。闘いの緊張感の中で、卓巳は次第に追いつめられていく。そんなとぎ、不審な少女が卓巳の前に現れた。「卓巳、平和な世界に行きたくないか?」誘いかける少女の謡声につられて、卓巳は敵のワナに足を踏み入れてしまった…。
GFにさよならもいわず、父親の仕事の都合でY町に引っ越してきたソウタロウ。そこで知り合ったセキグチとシノブに、ソウタロウは去年の夏、友人のシミズカツヒロが、アーケードで消滅したことを話してやった。だがネコの「茶坊主」を探してセキグチ家の地下室を探検したソウタロウとセキグチも、祭り囃子が洩れ聞こえてくる不思議な扉から、何者かの心の世界へ迷いこんでしまったのだ。
真っ赤なずきんの女の子チャチャは、もちもち山に住む魔法使い見習い。いつも師匠のセラヴィ先生に怒られてるけど、危険が迫ると、マジカルプリンセスに大変身、しちゃうのだ。ところがそんなチャチャを魔法の国の大魔王がねらい始めた。一体どーなっちゃうの。愛と勇気と希望の名のもとに、マジカルプリンセス、ホーリーアップ。
銀色の髪の少年吟遊詩人(シルヴィ)が古都ファルーカへ向かう途中、盗賊に襲われた。助けてくれたのはなんと女の子。ヴィラローザと名乗った彼女は渡り剣士、同じ16歳というのに、剣も気も減法強い少女だった。シルヴィが札金の代わりに堅琴を弾くと、一瞬月神アリエルが現れた。「お前は幻影詩を歌えるソムラーダなのか?」驚くヴィラ。だがもっと驚くことが2人を待っていた。…。