出版社 : 集英社
ガンダル・アルスの中心に浮かぶ浮城の結界近く。破妖剣士ラエスリールの前に、突然凄絶なまでの美貌の青年が出現した。問うまでもなく、上級魔性である妖貴であるのは明らか。謎の青年は、ラスに禍々しいまでに赤い柘榴の実を手渡して、消えた。その話を知った護り手・闇主には、いつになく不審の色が走った。そして更に、柘榴を手にした少女妖貴の桜妃がラスの前に現れた。人気アクション・ファンタジー。
和矢、シャルル、美馬、高柴、冷泉寺、高天、早匂…。数多くのキャラクターの生みの親。大人気シリーズを次々と発表する小説家。そして、アニメ、音楽など、多方面に活躍し、全国にひとみ中毒者を増やしつづける超才女-藤本ひとみ先生。その素顔は…。先生が和矢たちと語り合う「ひとみのモノローグ」を始め、〈銀バラ〉の新作、占いなど盛りだくさん。コバルト初の珠玉エッセイ集。
片想い、だってりっぱな恋。両想いの恋と同じです。ちがうのは、楽しいことより苦しいことが多いこと。「こんなことなら恋なんかしなきゃよかった」って思うかも、ね。でも、やっぱり人は恋してしまうのです。これはとっても不思議なこと。-きっと苦しさもひっくるめて、それが恋の素晴らしさなのね。だから、恋をしましょう!恋する女の子たちに贈る、5つの恋物語。
夏月は司と駅で待ち合わせた。買い物のエスコートのためだったけれど、司はなんだか悩んでいる様子。頭の中で、女の人が「早く来て…、1人にしないで…。」と言っているような感じなんだって。家に帰った夏月は光矢と兄葉月に連れられて、横浜のジャズハウスに行った。そこで優くんに会って、みんなで司の悩み事を話し合った。どうも人魚伝説と関係があるのではないか、という結論になった。
みんのは中2。父親の豹助は銀行員をやめて便利屋をはじめた変わり者だ。ある日、その「ヒョウスケお便利商会」に奇妙な依頼が舞い込んだ。今大人気のロック歌手・黒木洋介のボディガードをしてくれというのだ。洋介はみんのの町でまもなくコンサートを開くことになっていた。好奇心旺盛なみんのは、幼なじみのハズムや憧れの永春さんをまきこんで、さっそく素人探偵稼業にのりだしたが。
あたしは流花。高3の春だというのになかなか進路が決まらず、悩める日々。なのに、ふたいとこで幼なじみの慎吾くんは、一言の相談もなく東京の大学へ進学を決めたと聞いて面白くない。モヤモヤした気持ちのまま、出かけた弓道部の合宿で待ちうけていたのは、妖魔の伝説が残る谷。ちょっとした心の隙をつかれて連れこまれた異空間であたし達が出会ったのは。流花&ルカシリーズ第3弾。
従姉妹の琴恵は病弱だけど、美人でスタイルも抜群だから男の子がほっとかない。でもみんな知らないのよね、ほんとはすごいワガママで気が強い奴だっていうことを。「晶は名前の通り男らしくてたくましいよね」なんて、平気な顔してよく言ってくれるよ、もう。そんな私だって、ときには恋することもある。おめあてはスイミングスクールの竹下コーチ。琴恵、これだけはじゃましないでよねっ。
理事長の娘を相手に暴れまくった星子、久しぶりに停学一週間。マサルとの思い出の横浜にきた星子は、彼そっくりのタケルと知り合った。だが、春之介と星子はタケルにさんざんからかわれてしまった。気分一転、ふたりはマサルを忘れるために北海道へ向かった。最初の殺人現場に出合ったのは函館の教会、次は札幌近くの石見沢、いずれもタケルの姿を見かけたが、いったいどんな関係が…。
圭は瀕死の佳奈子を前に自暴自棄となり、実の兄妹と自覚しないまま、由実と結ばれてしまった。そして赤ん坊が…。そのことを知った浜田は、由実に結婚を決意させた。待子にも変化が起きた。徹子おばさんが死んだのだ。そして堀米とかいう音楽好きと同棲を始めた。そんな時、圭が内藤家へ帰ってきた。由実は、身重なからだのまま、新しい映画の撮影に入った。事故はその現場で起こった。
高校三年になった花音。報われない愛と知りつつも凪子を好きな慎之介を見て思う。「私だったら、好きな人には、好きを返してほしい…。三年前、一泉くんより淳くんを選んだのは、だからだ。あのとき、本当に好きだったのは誰…?」淳くんの目が弥生を映すことを許せない花音。一泉くんを胸の中から捨てきれない花音。自分の恋のゆくえに十八歳の心は乱れる…。
「あっ、当たった!」あたし(チヒロ)とアユミは抽選に当たって、『全日本そっくりさん大賞』の公開録画に行くことになったの。TV局には加勢大周、吉田栄作、大沢さん、SMAP,etc.のスターたちと、そっくりさんがいっぱい。ちょっと楽屋に忍びこんでスターに会おうとしたあたしたちだけど、とんでもない事件に巻きこまれた。なんと、かあ君のそっくりさんが、殺されていたの。
ローマの国民的英雄であるカエサルが暗殺された。彼の遺言によって後継者はオクタヴィウスと決まったが、ローマは依然として不穏な空気が漂い、二派に分かれて争いが続けられていた。この機に乗じて、マルディン軍団は囚われているアルシノエを救いだした。一方、クレオパトラは反カエサル派から命を狙われたが、危ういところをアシラスに助けられ、すぐにエジプトへ帰国することにした。
瑞穂は高校二年生。仕事嫌いの気ままなパパに、アマチュアカメラマンのママは文句がいっぱい。でもうちに泊まりに来たおじいちゃんに、二人の若いときの話を聞いて、ちょっぴり見直しちゃったりして。そんなとき、瑞穂が一方的に憧れてるだけだと思ってた藤岡さんが、ママの写真をキッカケに急接近。ママのおかげか神様のおかげか、夏休みを目前に、瑞穂の恋模様は快晴に向かいそう?
大好きなロックバンドのショーンが大統領を暗殺未遂!しかも世界のビッグスター達が同じような事件をおこしているの。凶器には中世の剣、体からはエキゾチックな甘い香りを漂わせた、暗殺者はみんな美少年。美形の貧乏学者、圭三叔父さんは暗殺教団が関係してるっていうけど…。花の高校二年生、あたし高原浅紀と愛しの野ノ宮くんを巻きこんで悪霊狩りのデーモン・バスターズ出動。
山浦先生・服部先生の息の合ったコンビが贈る、星子シリーズの第2弾。前巻には載らなかった作品の名場面がカラー・イラストで次々と繰りひろげられます。おなじみの魅力あふれるキャストが、星子をめぐってお互いに火花を散らしたりして、画面せましとあばれまわります。書き下ろし小説では、なんと星子の子供(いったい、だれの子だ!)が登場し、ホロリとしたりドキッとしたり…。
知里への長年の恋心をやっと告白した一臣。そのままハッピーな気分が続くかと思ったのに…。ホモの先輩・梨田は相変わらず一臣を狙っているし、弟の早雲は知里に憧れていて、ふたりの仲を裂こうとする。そんなとき一臣はテストでカンニングの疑いをかけられた。誰かが一臣をおとしいれようとしている。このところ倫の様子もおかしいし、一臣と知里の恋のドラマは、まだまだ前途多難。
「君に、どこかで、会ったような気がする」幻想水族館で会ったちょっとワルっぽい男の子はそう言った。あたし(美潮)と親友の絵麻はこの水族館によく来る。水槽には不思議な生き物ばかり。暗幕におおわれた中にいる金色の毛が生えた魚を見たとき、あたしはデジャ・ビュ(既視感)-説明のつかない不思議な感覚に襲われた。あたしは前世がどんなだったか、眠り瞽女(ごぜ)にみてもらうことにした。
描きかけの画用紙を風がさらっていく。夏休み最後の水曜日、夕暮れの公園。わたしは夢中でその絵を追って、走る。ぴた、と風がやんだ瞬間、わたしの目の前に自動車が迫っていた。でも、わたしは男の子に強引に引きよせられて、助けられていた。男の子の髪は、太陽に乾かしたタオルのような匂いがした。心臓の鼓動がおさまらない。彼の名前は、貴生。わたしの初恋のはじまりだった。
玉美は横浜の私立中学の3年生。おばあちゃんからもらった数珠を首にかけると、猫に変身する。玉身がひと目ぼれしたのは探偵稼業の一乗寺秀人、スケバンと喧嘩していた玉美を助けてくれた貴公子だ。玉美はお礼を兼ねて秀人を訪ねたところ、そこに秀人を狙う男達がいた。猫に変身した玉美は、必死で秀人を守った。ところが秀人に憧れる玉美の前に現れたのが忠介という高校生。一体、何者?