出版社 : KADOKAWA
女には絶対に媚びないゆえに彼女ができず、『クズ』と噂される大学生・九頭竜。ある日、彼は文学部の姫と言われる同級生・三姫とデートすることに。彼女は才色兼備なお嬢様ゆえ、周囲から嫉妬と嫌がらせを受け、性格が歪んでいた。マウントを取るしか興味がない三姫は…彼氏がいなかった。当初は九頭竜を見下す三姫に、彼の『才能』を知る友人が諭したのだ。「彼を超えるレベルの人なんて、この先出会えないよ。絶対に」破天荒に自分を貫く九頭竜に、三姫は全く勝てずにドキドキさせられ…お泊りまで!?九頭竜が『天才』だと気付いた三姫は心を開き、惹かれていく。相性最悪から始まる爽快ラブコメ!選考委員に愛されたキャラたちの物語!第36回ファンタジア大賞銀賞。
「百合に挟まる男は○ね!というか俺が排除する!!」それが俺の信条だ。日課はクラスの美少女、早乙女恋花、星宮栞、宇佐美兎亜の三角関係を眺めること。そして、彼女たちの間に挟まる男どもを隠れて排除することーのはずだった。「ソーマ君メッチャ優しくない?」「分かる!キュンとするよね〜、栞ちゃん?」「…彼女いるのかな」「「恋してる!!」」あれ?俺の方を見てる?というか近づいてきてない??まさか、三角関係は俺の勘違い…いや、そんなはずはない!百合でないなら百合に帰す、それが俺の使命だ。そう固く決意したはずなのに、今日も彼女たちは俺も挟もうとしてくる。
本当に多様なVTuberが所属する大手運営会社ライブオン。切り忘れから大人気となった三期生・心音淡雪は、五期生とのコラボを無事終え、彼女達も馴染んできたと思っていたのだが、アンチライブオンな匡がとある理由から病んでしまって!?匡の同期であるチュリリは、そんな匡を心配して淡雪を始めとしたライブオンの先輩達に相談しに行くことに。だが相談を受けた淡雪は、チュリリにとって予想外のアドバイスをし…「驚いたわ、淡雪さんって本当に先輩なのね」「喧嘩売ってます?」匡とチュリリ、事件の果てに2人が気付いた己の本心とはー衝撃のVTuberコメディ、ライバー達の成長が見える第9弾!!
髪結いを生業とする華弥は、亡き母による婚前契約から、梅景斎に嫁いだ。梅之宮家は人の身に異能を宿す現人神が住まう家。華弥は神様の専属髪結い師として、腕を振るうことになったのだった。初夏の帝都。華弥の主人の美幸が通う女学校で、色恋を占う『狐狗狸さん』が流行する。だがなぜか『狐狗狸さん』は怪異となって、令嬢たちに悪影響を及ぼしていた。華弥も巻き込まれ、怪異の力で斎の過去を垣間見てしまう。そこで華弥は、契約された夫婦でしかない斎を、大切な人として想い始めている自分に気がついて…?
見知らぬ場所で目覚めたルチェラ。 そこは美しくも尊大、暴風公爵と悪名高いカイの屋敷だった。 カイは現在皇帝殺しを疑われている。 潔白を示すには現場に倒れていたルチェラだけが頼りらしいがーールチェラは記憶を失っていた。 記憶を取り戻すため、ルチェラは事件に関わる場所を連れ回されることに。 解放されたい一心で従うが修道院で虐げられた辛い記憶まで蘇る。 だがカイは過去も肯定し、ルチェラを必要としてくれた。 噂とは裏腹に真に国を思うカイを助けようと真相に迫るが、思いがけずルチェラの秘密も暴かれーー。 ==登場人物== ルチェラ 皇帝が死亡した現場近くに、修道服を着て倒れていた。 感情が高ぶると金色に光る特別な瞳には、皇国の根幹に関わる秘密が隠されていてーー? カイ マルジョッタ皇国の皇帝を支える八公爵の一人。美青年だが傲岸不遜。 領民の生活向上のために改革を進めているが、その強引さゆえになかなか理解されない。 目次 序章 目覚め 一章 一日目 二章 二日目 三章 三日目 四章 四日目 五章 五日目 六章 六日目 七章 当日 終章
彼女が関わるお産は安産になる…「産神の祝福を授ける助産師」と評判の少女・蓮花は、体の内外に蠢く微細な「鬼」が視える特異体質の持ち主だった。その評判から異例の抜擢を受け、蓮花は帝の子を取り上げるため、気性が激しいと噂の女御に侍ることに。鬼は視えるが祓う力は無い彼女は、とあるお産で鬼を退けてくれた安倍晴明と名乗る陰陽師の青年を思い出す。意を決して陰陽寮を訪ねるも、彼は蓮花にある条件を出してきて…。鬼を視る助産師の少女が、命と歴史を紡ぐ平安医療ファンタジー!第6回富士見ノベル大賞入選作品!
用心棒のウィードはいわくつきの宝・紅吉祥【くれないきっしょう】のハントに同行する。 それは数百年に一度、指輪や盃等を依代に顕現する、国をも揺るがす力を秘めた代物らしい。 だが顕現のとき「器」に選ばれたのは人間ーー舞姫ラウラだった。 元奴隷の彼女は権力者に利用されかねないその力を拒絶。 力を捨てるため聖地への旅を決意し、報酬につられたウィードは護衛を引き受ける。 奔放なラウラに手を焼くウィード。 一方ラウラは人生に投げやりな彼が歯がゆい。 即席の主従関係でしかなかった二人が変わっていく中、紅吉祥を狙う者が現れーー。 ==登場人物== ウィード 腕利きの用心棒。面倒を嫌い、高額の報酬が出る依頼しか引き受けない。 女の悲鳴が苦手。 過去は別の仕事をしていたようだが……? ラウラ 旅芸人の一座の舞姫。 卓越した舞の技量と容姿の美しさから、「傾国の舞姫」と呼ばれる。 奔放な性格だが、他人を細やかに気遣う一面も。 目次 1、吉祥と舞姫 2、厄介な依頼主 3、宵の襲撃者 4、忍び寄る不穏 5、ウワバミ 6、獅子 7、吉祥の行く末
悪女として名高い賢妃・琳麗。美貌と強さをもつ彼女、実は化粧を愛する、地味顔な少女だった。皇太后の暗殺事件も琳麗の活躍で事なきを得、日常を取り戻した後宮に「皇帝の懐刀」とも呼ばれる人物たちが現れる。それは皇帝の従兄弟・麟遊と妹・歌梨だった。花嫁候補を探しに来たという麟遊は、琳麗に急接近してくるが、その様子に皇帝・邵武からは「素顔は地味だ」等と馬鹿にされ、琳麗は落胆するばかり。しかし麟遊が後宮を訪れたのは他にも狙いが有るようで…?痛快後宮恋愛ファンタジー、激動の最終巻!
とある事情を持つ大国の公主・桃英は、『普通』の幸せを求めて小国翠山に降嫁したーはずが、王太子・星狼はなかったはずの後宮を復活。契約違反を問い詰めると「あなたを唯一の妻とし、生涯愛し守り抜きます」と溺愛宣言!!他に妃がいるのに心にもないことを…ならば寵愛など不要、と開き直る桃英だが、この後宮、想像していたのと何か違うようで!?
シライヤの悪役令息(ヤンデレ)化を回避し、婚約した私達は婚前旅行にやってきた。 だけどそこに現れたのは何者かによって猫耳姿にさせられた王子殿下!? 曰く、この姿を見られると王太子の座を失うらしい。 そこで殿下を匿うことにしたのだけど、殿下の政敵(第二王子)が現れたから益々大ピンチに! 一方、二人の時間を邪魔されたシライヤの様子がおかしく?
楽しい新婚旅行から帰ってきた王太子ウィリアムと私、リリアーナ。 とうとう譲位の準備が始まるため、ウィリアムは騎士団を引退することに。 カッコいい姿をもう見られなくなるのは寂しいけれど、私も次期王妃として体制を整えます! ところが新しい団長、副団長を決めるトーナメント戦で、私付きの騎士ケヴィンが大怪我を負う事件が起こり……!?
魔力が少ないせいで、家族に竜の世話係という過酷な仕事を押し付けられた伯爵令嬢のアルジェリータ。 さらに老公爵へと嫁がされることになるが、その孫マーガスから訃報を知らされ、無職の危機! すると「俺と結婚すればよい」彼の妻となることに!? 愛竜の世話係を任されあくまで契約結婚だと思っていたのに、彼は本物の妻として扱ってきて……。
晴れて恋人同士となった二人。 そして選ばれなかったわたし。 頭をからっぽにしなきゃ耐えられなくて、走っていれば気が紛れると思った。でも何をやっても駄目だ。 わたしはただ、振られただけーーううん、夢から覚めただけ。いつまでもぎくしゃくとしたままではいかない。泣いてばかりで、立ち直るにはもうちょっと時間がかかりそうだけど。 ああっもうっ、二人とも、本当にムカつくっ! バカっ! ……それでも、やっぱり大切な幼馴染なんだもん。 そんな自分たちの関係に戸惑いつつ、最低最悪だった夏が終わって、文化祭の準備に追われる秋が訪れた。
ーー我々は、「神々」である。 ある日、世界は神々に支配された。彼らは人問に加護を与える代わりに、神々の力を宿した鎧『神鎧』を纏い、邪神と戦うことを求める。 神々の僕として選ばれた青年・新島荒士は、邪神と戦うために神鎧の使い方を学ぶべく富士アカデミーヘ入学する。 この富士アカデミーで学ぶ候補生は彼以外女性ばかりで、荒士は肩身が狭い生活を強いられることに不安な気持ちを抱く。 だが、そんな些細な不安を抱く日常は、邪神側の戦士である背神兵の襲撃によって突如として打ち砕かれーー。 これは、神々と共存を強いられた青年たちの戦と進化の物語である。
ーーでも勝利が常に、幸せな結果になるとは限らない。 神々の加護を受けた世界を守る者、新島荒士。邪神の力を借りて神々の支配に抗う者、古都鷲丞。 神々と邪神、そして荒士と鷲丞ーー双方の対立は解けることなく、戦いは激化していく。戦いの因縁は周囲をも巻き込み、彼らの大切な人へ魔の手が伸びる。 心を力とする鎧を身に纏い、心を刃とする武器を手にし、己の全てを賭け次元狭界ーー最終決戦の地へと向かうふたり。 その戦いの先に待つのは、人類の救済なのか。それともただの虚空なのか。 これは、神々と共存を強いられた青年たちの命と正義の物語である。
「ナオが決めて、いいんだよ。ナオとして生きていくか。それとも…私の中に戻ってくるか」素直に与えられた猶予は、一か月とすこし。オリジナルのために働く“レプリカ”である私の心は、もう決まっていて。そして、やって来たクリスマスの日。観覧車の中で、私はアキくんにお別れを告げた。なんにも後悔はない、そのはずだったんだけどー。冬はいつの間にか終わり、春がもういちど、私のもとに訪れる。レプリカと、オリジナル。二人がひとつの答えに辿り着く、第4巻。
馬車が銀河を駆けている。馬車を模した宇宙船に乗っているのは、科学者のリドリーと、相棒の内気な用心棒、ワタリ。 環境汚染で住めなくなった地球に代わる安住の星を目指して馬車を走らせるも、二人が訪れるのはいつも風変わりな星ばかり。可愛いうさぎや、ねこや、あざらしのあかちゃんと戯れられる星、自分の望む見た目になれる星に、ほっかほかの温泉が湧く星……あれ、なんだか快適そう? でもそう上手くはいかないのが銀河の厳しいところ。 「次こそ住める星だといいな」二人は今日も、広い宇宙を旅している。 明の星 星の星 子の星 獣の星 脂の星 誘の星 罪の星 奴の星 誤の星 湯の星 待の星 白の星 勲の星 無の星 懐の星 書の星
Q:スライムやエルフに襲われて死亡しても保険金が下りるんですか?A:弊社の異世界生命保険はあらゆる魔族の襲撃に対応しております。勢いで電車に飛び込み自殺した元保険営業マンの日笠月。死後、神の命令で「天寿を全うし魂の減価償却」をするようにと異世界へ転移させられた彼は、同じく日本からやってきたアクション好きJKの霜月冬那とともに、保険会社の設立を決める。それは、魔族に殺されても遺族になんの保障も残せない、この世界の悲しい現実を知ったからだ。「保険はオワコンなんて、強者の論理だよ。悲しさも貧しさも、保険がぶっ飛ばすんだ」急な転生や転移のご予定がありそうな皆様に贈りたい、「異世界生命保険相互会社」の創業秘話はじまりはじまり〜!
芸能・芸術の道を志す学生が集う朱門塚女学院。一年を締めくくる学園祭『初花祭』に向けて作品制作を進めようとする夜風たちだったが、棗のもとにアイデアが降りてこず、難航していた。そこには夜風との出会いから生じた、とある変化があってー。一方、夜風の双子の姉・花菱風音から不穏なアプローチが。棗がその先に行きついた「感情」とは…?ふつうを覚えた女装男子と、ふつうを知った天才女子の青春グラフィティ第2弾。
実は俺らの世界は、密かに滅んでる真っ最中らしい。上野の不忍池に潜む異形、エッフェル塔に張りつく巨大カタツムリ、どう見ても美少女な魔王…。正体も数すら不明のナニカー“終末”によって。けど世界の裏では、それに中指立てて闘ってる少年少女がいたんだ。「あはっ☆最強美少女ひかり様の前で神様ごときが頭が高いのだわ!」「加減してください隊長、パリ市街が吹っ飛びます!運が良ければ!」終末を停止ではなく、ただ停滞させるだけ。それでも彼らは銃を取る。なぜかって?彼らにとってはこれが日常茶飯事で、毎日がお祭りで、アオハルそのものだから!元マフィアの下働きで『普通』に憧れてた俺だけど。ここなら楽しい学園生活ってのが始まりそうじゃないか?