1990年12月1日発売
あたし、天使のルカ。天野洋子って子の魂を天国に運ぶため、地上に降りたら、洋子の体から魂が出てこない!片想いしてる先輩に恋をうちあけてから天国へ行きたいっていうの。あたし、ルカは、洋子の体に入って洋子を生きかえらせ、ハンサムな和也先輩とのデートに成功。でもそのとき、天使のあたし、はっきりと和也さんが好きになってしまった。天使は人間に恋できないの。どうしよう?あたしの恋物語。読んでください。
それは、午前3時に、明王寺くんにかかってきた電話から始まったんだ…。あたしとナツコと明王寺くんが、高屋敷くんの家で、実力考査のための勉強会をしているときに、かかってきた電話から…。あたし、榊原晶。桜山学院高等部の1年生。あたしたちがシーンとして見守るなかで、明王寺くんは意外なくらい簡単に話を終えた。でも、横顔が普通じゃなかったの。明王寺くん、いったい、何が起こったの。
水晶のパワーが、あたしと啓太の恋をかなえてくれた。でも、彼は高校野球で人気No.1選手。クリスマスというのに、猛練習でデートもできない。そこへ届いた彼からの手紙には、「ふたりだけのイブを」のメッセージと、ホテルの宿泊券が。わぁお、大胆!揺れる心のまま出かけたあたしに迫ってきたのは、啓太じゃなくて、ダイヤの魔力を操る美青年。邪悪なダイヤの力が、クリスタル戦士の天敵だったなんて。負けないで、あたしのパワー。
ホントに、こんなにしあわせでいいのかしら。だって原宿で一人暮らしするだけで夢みたいなのに、圭介っていうステキなカレまでいるんだもの。それに男まさりのまつり、レレレのおじさん、グリーンイグアナのグリ、楽しい仲間もできちゃって。いま、あたし、圭介に内緒でセーター編んでるの。もちろんクリスマスプレゼント。ずっと恋人でいたいものね。でも、セーターは間に合わなかったの。だってあたし、誘拐されちゃったの。
男の子とつきあっちゃいけません-こんな校則ゆるせな〜い。今回アリスを誘拐したのは、なんと学校関係者。アリス関係の本は受験に有害なので、アリスを死刑にするというのです。地獄の校則島へと救出に向かうのは、おなじみ、ひろみとタカシ、ゆかりとトシオの胸キュン・ペアー。でも、その4人にも恐怖の体罰教師の魔の手が伸びてくる。このままじゃ、アリスを助けるどころか、別れ別れにされちゃう。早く来て、MI。
それは、10月最初の土曜日。秋になってシュンとしてたお日さまが、運動会のシーズンにガゼンやる気をだしたみたいに、きらきら輝く午後2時半。場所は表参道の並木に面した喫茶店のテラス。なんて、おしゃべりしてる人は、サキちゃん、そう、あの有名な藍沢左記子で〜す。今回は、あたしが主人公なんだ。グフフッ。これ、一度やってみたかったの。じゃ、いくね。
あたし、瀬戸内あかり。高校2年生。幼稚園からずっとお嬢様学校で、自慢じゃないけど、男の子には免疫ゼロ!理想の男性はパパ!っていいきってたんだけど…。親友の憧れの人、高柳くんに、「一目ボレだ」なんていわれちゃって、最初はなんとも思ってなかったのに、気になりだしちゃったの。これって恋なの?ひょっとして、恋と友情の板ばさみ。あたし、どうしたらいいんだろう…。
「来年のクリスマスは、絶対彼氏と過ごす!」あたし、沢村のえ。高校2年。去年の12月24日、仲よしの律子とふたり、お互いに宣言しあったんだけど-。律子には、しっかりカズくんっていう彼氏ができちゃって、でも、あたしには、彼氏どころか、まだ、好きな人さえいないの…。今年も、ひとりで過ごすクリスマスなの?このまま、恋のできない女の子のままなの?そんなの、ヤダよーっ。
幽霊探偵奈々と情報屋ミコの2人は、高校の合格祝いにスキーをしにきた。ところが、そのスキー場には若い男性を誘惑して凍死させるという伝説があって、実際に犠牲者が出ているのだが、表向きは遭難として処理されていた。イモコンパワーの持ち主勇一も、姿を消して奈々を陰で見守っている。そんな勇一をおびえさせたものがあった。幽霊かそのたぐい-森の中からぞっとする冷気が……
あたし、風美。〈女子サッカー隊〉を率いて活動してる。でも、サッカー隊の風当たりは強い。もともと体罰学園って呼ばれるほどの校風に加えて、暴力教師・毛ガニにニラまれてる。抵抗(ツッパ)るのもラクじゃない。あたしの心の支えは、カレの哲也。彼と2人でいる時、心が安らぐ。特に、長いキスのあとなんか、もうどうなってもいいなんて思うこともあるんだ。でも、そんなあたしに、哲也は……
「あなたに茂人のBFになる資格がある?」茂人からライブ・コンサートに誘われて有頂天になっているみのりは、いとこの千恵にいやみをいわれた。二人とも同じ高校。性格は似ているが仲はよくない。お互いにずけずけものをいうからだ。みのりは千恵の家にイソーローしているだけでなく、兄がヤクザになっているので、肩身のせまい思いをしている。そんな兄から弟分の龍太を紹介された
「眠りのときは過ぎました。目ざめなさい」夢の中に現れた老人が、野原に告げた。力を眠らせたままの天使・野原が目をさます時が近づいている。それは闇の力も甦る時…。「星一くん、きみは闇からの使者だ。きみを野原と同じ孤児院に送り込んだのは、野原と戦わせるためだ」闇からの声が、星一を苦しめていた。自分の運命を知り、星一を救おうとする野原だが、突然目まいに襲われ…。
「昔、つるんでた仲間-のひとりさ」杏奈を紹介されたとき、神崎は麻里香にそう説明した。久し振りに会った神崎から仲間という言葉を聞いて、麻里香は嫉妬した。羨望と憧れの裏返しの感情なのだろうか。林間学校で神崎が学校にいないときも、麻里香は中等部から高等部の校舎に行ってうろついたりしてしまった。しばらく会わないでいた反動からか、ふたりの距離は急速に縮まっていった。
夏鈴は、親友の美奈子に誘われて、横浜の中華街にある雑貨屋『斑猫』へ行った。そこには占いをするおばあさんがいた。夏鈴の亡くなったおばあちゃんに、ちょっと似てる。お店には不思議なものがいっぱい。蛇皮のタンバリン、銀細工のクジャクの置物、その中には冬虫夏草、魚石、朱猫の毛で織ったお守り袋、美少年の肖像画。そして夏鈴の耳に、どこからかきれいな歌声が聞こえてきた…。
あたしは流花。ちょっぴり不思議な力を持った女の子。ある日、うちのクラスに美形の転校生が現れた。火村紫乃というその少年にあたしはなぜか不吉な予感を感じる。一方、家でも大問題が発生。ふたいとこで幼なじみの慎吾くんと、なんと婚約させられちゃったのよ!トラブル続出にあたしはパニック寸前。こんな時、分身のルカがいてくれたら…。好評『1/2(ハーフ)・フシギの七日間』の続編。
犯罪都市トライアル。惑星ビアにある悪名高いこの都市に、グリーン・ナイツと呼ばれる新鋭刑事集団があった。賞金獲得率ナンバーワンのコンビ、ショウとクラウドは、ある日突然命を狙われはじめ、暗黒街の顔役トモ・キヨタが、二人の首に多額の賞金をかけたことを知る。二人の命がけの巻き返しが始まるが、ショウはついに敵の手におちてしまう…。過去の悪夢に傷つきながら、流血の街をさまよう二人の優しい男たちを描く、ショウ&クラウドシリーズ、第1弾。