シルヴァをエルズミーアの王位継承者として認知させたアランは、ミクロン、ラインを加えて、これで三国を支配下に置くことになった。だが、肝心のお膝元のミクロン情勢が危うくなった。反アラン派のグリング・モーアらは、恋人だけでなく妹キャロラインまでを殺した奴隷上がりの男とアランを憎むジョアン皇女をたきつけて、一気にアラン抹殺の戦いを起こしたのだ。