1993年11月発売
「ここに写っているのは…!」突然、私たちの前に現れたカイ。記憶喪失になっていて、まるで別人のよう。それだけでも驚いたのに、彼が持っていた写真を見て、私、ミキはまたびっくり。だってそこには、幼いころのゆーさんと女の人の姿が。もしかしてこの女の人、ゆーさんのお母さんかもしれない。でも、肝心のゆーさんは、あまりうれしくないみたい。どうしてなの-。
あなたの恋、かなえます-。わたし、羽生小鳥は、ある日、ふしぎな広告を見つけちゃったの。恋の相談にいってみると、現れたのは、なんと修業中の見習い天使のキューピッド。片想いしてる、フェンシング部キャプテンの氷室センパイに、恋の矢をうってくれるって。ところが、このキューピッドくん、意外とドジなコで、恋は大混線状態に。わたしの運命の矢は、だれに当たるの。
「N・Yペアでご招待」の1等賞を福引きで当てちゃった千晶とホシオ。で、でもエイリアンのホシオって、どうやってパスポート取るの。だけど、ホシオはニューヨークの叔父の子ってことになってるんだから、行くっきゃないのよネ。こんな時にジョナサンがいてくれたら…。あれ、あの人どうやって日本に入国できるの?ってわけで、ドジで元気な千晶たちご一行の、奇妙な一団は世界の摩天楼ニューヨークへ乱入だい。
大好きな彼が、わたしじゃない誰かと一緒にいるなんて。それも、ホテルから…。わたしのこと「大事にするよ」って言ってくれたセンパイが、どうしてなの。心でどんなに“好き”と思っても、それだけでは足りないのですか?男の人の“好き”と、女の子の“好き”は、どこかが違っているの?つき合い始めて3か月。わたし、どういうレンアイをしたらいいのか、わからない…。
あたし、横森衣織。高校1年生。あたしの中に眠っているはずの超能力を目覚めさせるため、あたしはクラスメイトの周防くんから、秘密の特訓を受けていたの。ところが、その決定的瞬間を、誰かに盗み撮りされてしまったんだ。やがて脅迫状が手元に舞い込み、時を経ずして、思いもよらなかったような事実が、ゆっくりとその姿を現しはじめる。制服のエスパー少女・イオの戦い。第3弾。
あたしのママの妹は、独身の34歳で、スタイリストなんてゆー商売してる。おかげで、オシャレ大好き高2の柴田夏実としては、服とかアクセとかクツとか、安く(ときにタダで)手に入るんだ。それに、まだなんとなくだけど、いつかはファッション関係の仕事してみたい気もするし。圭子おばちゃんとのつきあいって、あたしにとっちゃ、けっこー大事ってコト。そしたら、やっぱり、さすがギョーカイってチャンスが巡ってきて…。
横須賀のクラブでエイジと出会った瞬間、わたし、運命を感じたの。同じ瞳の、この世で、たったひとりの男のコ。そんなデジャ・ビュ。傷だらけになって、やっとつかんだ恋なのに、エイジは、突然、姿を消してしまった。まさか、あんな秘密があるなんて、こんな運命が待っているなんて、わたしひとり、何も知らなくて…。再会はステージの上。エイジはブラックのアイドルになって踊っていた…。お願い、エイジをわたしに返して-。
『ダイヤモンド』-、一番強くて、綺麗な宝石。誇り高く、志高く。そんな名前にいつかふさわしくなりたいと、みんなで決めた。女の子ばかり、五人のバンド。あたし、真崎琴子。ボーカル担当。キーボード担当のかおるとは中学の時からの親友同士。だけど、かおるがずっと好きだったという従兄にはじめて会った時、なぜか胸がいたくなるような、せつないなつかしさを感じた。
あたし、岸野絵梨亜。十七歳。やっと、柾樹とのコロニー生活にも慣れてきた。ファースト・キス、そして、誓い…。ずっとこんな生活が続けばいいけど、そうも言っていられない。特務機関の動向を探りに、ユーロ都市核のデータバンクに潜入した、あたしと柾樹。でも、案の定、セレンの襲撃が。ねぇ、柾樹、あたしを置いていかないでね。見えない絆で固く結ばれた、絵梨亜と柾樹のSFファンタジー第二幕。
六百年の時がめぐる-。それは運命の時、輪廻の輪がまわる時-。神々に愛された刀根の国の前国主、“砦様”と呼ばれる異装の麗人。彼は、黄金一色の目、剛毅の気性をもち、“刀根の黄金龍”と呼ばれていた-。そして彼を“盟主”と呼ぶ七つの石の神獣たち。謎にみちた物語が、あでやかに今はじまる。
カイムジェサ帝国との決戦に向けて戦備を整える神皇帝アシュラウル。その足元をすくうかのようにニーヴァン王エルダーンが叛旗を翻した。人間の野心とはかくも激しく、愚かしいものなのか。苦い想いを胸に、アシュラウルは単身陰謀渦巻く王都へ飛ぶ。だがそれは、さらなる騒乱の序章にすぎなかった。
ファラ王国の第一王女マイ・マリアズナ・ファラが夜空を駆ける火龍の姿を見たのは、水の星のシヴァ暦469年の深夜のことだった。マイの運命に、これが深く関わっていたと彼女が知るのは、さらに数年後のことになる-。マイ、13歳の誕生日の直後から、この不可思議な物語は始まる。水の星の秘密とは?マイの行く手に待つものは?海と風、夢と冒険の新シリーズ、第1弾。
竜を殪す。その大いなる野望を胸に摩羯羅の船で南海に乗り出した辰治のもとに、梁山泊の英傑の子孫たちが次々と結集した。快く屠竜の剣を辰治に託した李海や花雄をはじめ、妖術師・公孫謙や女郎蜘蛛芙蓉など、その顔触れはきわめて多彩である。その中には新たに仲間に加わった白麗という謎の美少女の姿もあった。周囲の期待を一身に受けて、辰治は東海竜王の棲む蓬莱島に突き進む。