1994年8月31日発売
荒ぶる神の眠る地荒ぶる神の眠る地
小国ガルダにてこずるアレクサンダーに、内なる敵が発生した。反ロクサネ派の謀反、軍に蔓延する厭戦気分、本国や占領地に飛び交う大王死亡のうわさ-。いずれも、長い遠征がもたらすひずみだった。類まれなカリスマ性で兵士の士気を鼓舞しながらも、アレクサンダーは一時的な撤退を決意したが、後を託せる人物として彼の脳裏に浮かぶのは、敵であるはずのシヴァであった。
ブル-・ム-ンブル-・ム-ン
宇宙では、誰も皆、無口な兵士-おれの名はマキシン・グレンディー。孤独なハードボイルド世界に生きる、一匹狼の宇宙船乗りだ。そう、いくらカイリとキムが居座り続けようと、おれの魂は常に孤高を保っているのだ。そんなおれの今回の仕事は、セザールの母親と妹を惑星アッシュから救出すること…。しかし、おれはまだ知らなかった。その惑星が魔女によって支配されていることを。
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