1994年9月発売
友だちと遊びにいった帰り、あたしは、死にかけた男の人に、小さな包みを預けられてしまった。思わず受けとっちゃったけど、じつはたいへんな品物だったみたい。そして、それを狙う悪人に連れさられて…。
ハーイわたし、、高原苺。イチゴって呼んでね。青葉学園高等部1年、16歳。で、放送部で“ストロベリー”って名前でDJしているの。番組名は「恋の悩みに答えます」。み〜んな、恋に悩みはつきもの。わたし自身、目下片想い中で、とてもじゃないけど、余裕のお答えなんてできないのよ。憧れの彼と、わたしの恋の行方は。巻末には、イチゴとえりちんが、読者さまの恋の悩みにお答えする「恋愛相談室」つき。
お待たせしました。小林深雪が描く大人気キャラクター、ビーグルちゃんが大活躍する『ビーグル絵本』が、ついに登場です。ビーグルちゃんが主人公の三つのお話。そして、みんなが応募してくれた可愛い犬写真を集めた『犬写真館』。さらに、『ビーグルちゃんシール』や『ビーグルちゃんポストカード』など、豪華付録も付いて大充実。「犬大好き」の小林深雪が贈る、世界でいちばん可愛い犬の絵本をどうぞ。
あたし、工藤由香。高3。受験生にとっては、1分1秒が大切だというこんな時期に、またまた事件が持ちこまれてしまったの…。うちの高校の文化祭に出る幽霊を退治してほしいっていう、冗談みたいな依頼なんだ。
殺人犯は、ピザがお好き。人気エッセイストの殺人現場には、宅配ピザの空き箱がひとつ…。聖ルピナス学院に通う3少女プラス美少年が巻きこまれた、珍妙にして、謎だらけの事件とは。ユーモアとミステリアスな、“やすみワールド”の開幕。
告白なんか、しなければよかった。ふられても忘れられないひと。大好きな先輩。どうしたら、あなたを忘れられますか。こんなに気まずくなるなら、辛い想いをするのなら、片想いのままでいたほうが…。あたし、もう傷つきたくない。だから、こんど誰かを好きになっても、自分の気持ちは秘密にしておくの。恋さえしなければ、傷つくこともないのだから…。こんな、恋に臆病なあたしだったけれど。
「必ず、迎えにいくからね」。約束の言葉を残して、遠くへ行ってしまった和彦くん。10年ぶりに再会できたのに、あたしに、わざとそっけなくふるまうの。でも、あなたのやさしさを、あの約束を、信じてる-。
大好きな親友がいて。5年間思い続けた彼がいて…。幸せすぎたあの夏の日、私たちは無邪気に笑っていたよね。やがて訪れる悲しい運命に、自分たちが引き裂かれていくことも知らずに…。恋愛、友情、そして生命を見つめ続けた感動作。涙なしには読めません。
景王ー陽子は、官吏の圧政で多くの民が重税や苦役に喘いでいることを漸く知り、己の不甲斐なさに苦悶していた。祥瓊は、父峯王が、簒奪者に弑逆されなければならないほど、国が荒んでいることに気づかなかった自分を恥じていた。鈴は、華軒に轢き殺された友・清秀の命を守れなかった自分に憤り、仇討ちを誓った。-それぞれの苦難を抱えた三人の少女たちの邂逅は、はたして希望の出発となるのか。
かつて、千年もの昔。“雷電”と称した弓生が、師とも神とも崇めた安倍清明を殺した蘆屋道満。九天地会の知徳こそ、道満が甦った姿だった。-人も世も、もう二度と呪ってはならぬ。怨鬼にはなるな-と弓生に誓わせた清明。知徳の正体に気づいた弓生だが、道満への怨みと、清明との約束の板挟みで悩み続ける。それを見た聖は、ひそかに道満を自分の手で殺すことを決意する。しかし“本家・神島”から届いた指命は、道満を生け捕りにすることだった。妖気満ちる東京を舞台に、ドラマはますます白熱。大人気シリーズの第5巻登場。
平凡な庶民の出自でありながら、貴族しかなれない風水師に、孤独なイシャウッドはなることができた。それは、“風王”と呼ばれる、この国の王の好意によるものであった。だが、風王は、貴族の陰謀によって夫婦とも殺されてしまう。風王は、イシャウッドに、娘のフィアナを頼む。イシャウッドは、フィアナを助けたものの、超科学を持つ者の手で、背中に翼をつけられてしまう。フィアナを愛するイシャウッドは、すべてのことに耐え、フィアナを救おうとするのだが…。愛と陰謀が渦を巻き、闇の戦いが繰り広げられる好評シリーズ第2巻登場。
尾張東条家の姫・沙霧は、病床の父・信秀に代わって政務を執っていた。そんな折、美濃の不破道元の手の者に国境の砦が陥とされたという報せが入った。沙霧は自ら調査すべく、護衛役の忍びたちとともに城を発つ。その沙霧たちを襲う、西洋魔術師や妖しげな術を操る忍者たち。さらに恐るべき敵の正体とは-。異世界戦国にうごめく暗黒の陰謀を美少女剣姫が斬る。
惑星クリークに発生する巨大なガスの渦巻きを周回するレース《ジュピター・グランプリ》の開催まで、後二ヵ月。前年度チャンピオンのダコタに、ピンチが訪れた。カイン結社に傷を負わされたため、相手会社の正体を確かめないまま契約していた仕事に大幅な遅れが出たのである。ダコタはレース出場を禁じられ、マリンを人質に取られて仕事の続行を強要される最悪の事態となった。
西海竜王敖閏が持つ珠には、どんな生き物でも人間にする力があるという。その珠で白麗を人間にしようと辰治たちは、西海竜王の竜宮目指して旅をしていた。そんな彼らがシルクロードの途中で立ち寄ったのは、何者かによって全滅させられていた泉の村。残された足跡と、唯一の生き残りであるギエンヌ公国の公子ジョルジュの話から分かったのは、襲撃者が怪物ということだけだった。