1994年9月6日発売
邪神は嗤う邪神は嗤う
かつて、千年もの昔。“雷電”と称した弓生が、師とも神とも崇めた安倍清明を殺した蘆屋道満。九天地会の知徳こそ、道満が甦った姿だった。-人も世も、もう二度と呪ってはならぬ。怨鬼にはなるな-と弓生に誓わせた清明。知徳の正体に気づいた弓生だが、道満への怨みと、清明との約束の板挟みで悩み続ける。それを見た聖は、ひそかに道満を自分の手で殺すことを決意する。しかし“本家・神島”から届いた指命は、道満を生け捕りにすることだった。妖気満ちる東京を舞台に、ドラマはますます白熱。大人気シリーズの第5巻登場。
疾風(後編)疾風(後編)
平凡な庶民の出自でありながら、貴族しかなれない風水師に、孤独なイシャウッドはなることができた。それは、“風王”と呼ばれる、この国の王の好意によるものであった。だが、風王は、貴族の陰謀によって夫婦とも殺されてしまう。風王は、イシャウッドに、娘のフィアナを頼む。イシャウッドは、フィアナを助けたものの、超科学を持つ者の手で、背中に翼をつけられてしまう。フィアナを愛するイシャウッドは、すべてのことに耐え、フィアナを救おうとするのだが…。愛と陰謀が渦を巻き、闇の戦いが繰り広げられる好評シリーズ第2巻登場。
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