1995年発売
やっほー、16歳の冒険者パステルです。みなさん、お待たせしました。わたしたちのパーティの仲間、博学のキットンから助けがほしいっていう手紙が来て、「いったいキットンに何が起きたの」とみなさんも心配してくれていたことと思います。で、さっそくわたしたちー戦士のクレイと盗賊のトラップ、エルフのルーミィ、巨人族のノル、そしてホワイトドラゴンのシロちゃんとわたしは、キットンが待つエベリンへ駆けつけたんだけど。ああ、やっぱり、キットンがとんでもないことになっていて…。
英語のスラングで愉悦の声を上げ、エクスタシーに達すると乳房に黒子が浮かびあがる女を探せ。-それが、鹿成建設・戦略情報室の日高竜介に下された特命だ。その女こそ「スイス・メトロ・プラン」におけるアルプストンネル工事受注の機密書類を強奪した犯人なのだ。総務部の美人OL、キャンペーンガール、スチュワーデス…日高は“女”を突き止めるために、次々と美しき獲物をベッドへ誘い、秘技の限りを尽くす。そして、ついに真相が。興奮指数100の書下ろし官能サスペンス。
ゲドー社の吸収合併に乗り出したゲルニカは、三男坊トムを地球に派遣した。戦艦オルクスに乗り込み、かつての婚約者シモーヌや恋敵ハウザーと素知らぬ顔で再会を果たしたトムは、地球支社をでっち上げ、精力的な情報収集に乗り出した。当然、ハウザーは心中穏やかではない。なんとかゲルニクス社の支配を逃れようと、唯一の心当たりの人物に救いを求めようとしたのだが-。
「教官、どうしてあたしたちだけ、特別なんですか」ふとしたことから念願かなって、静岡は浜松基地で天才パイロット=森高美月の三カ月特訓コースに明け暮れる水無月忍と睦月里緒奈の二人だったが、どう考えても様子がおかしい。同期生はいないし基地の食堂でも特別扱いで、まるで隔離されてるみたい。忍は離着陸を覚えたばかりだっていうのに、今度はいきなり空戦機動。どーなってるんだろう。「教官、教えてください」ほんとはロシアで大変なことが起こりつつあるんだけど、思わずそう言ってしまった忍-いよいよ迎えるシリーズひとつのクライマックス、二人の特訓はまだまだ続きます。
人類の存続を賭けた戦いが目前に迫っていた。“地球の神々”はトゥーレ軍を尖兵に仕立てて、ドルーガ帝国と教皇庁が築いた防衛網を次々と打ち破る。その間、ソルジャー・クイーンらは“神々”との戦いに必要な三つのもの-“地球への経路”を記した航宙図と“神殺し”と呼ばれる二振りの剣、そしてバルトロマイの反乱を生き延びた超能力者たちを必死で捜し求めていた。
「初めまして」-。そう言って、青年が手をさし出して、物語は始まった-。場所はちょっと未来のロサンゼルス。青年の名前はタクヤ・コウガミ。そして相棒になった刑事の名前はエドワード。とびきりいかした、二人組の活躍をどうぞ。
昭和19年6月、14隻もの空母に新鋭機を満載し近接信管とレーダー管制による鉄壁の防御を誇る米艦隊がマリアナに迫っていた。日本海軍も残された国力を振り絞って準備した最後の決戦兵力で迎え撃つ。史上最大の機動部隊対決の火蓋は切られた。力押しで攻める米攻撃隊は大量の新鋭戦闘機紫電改に邀撃され被害が続出。一方の小沢艦隊は一向に攻撃隊を出さず、奇妙な行動を繰り返す。これが樋端中佐の遺した詭計なのか。決定打を欠く両軍を呑み込むように南洋の暴風雨が迫っていた。
外惑星連合との戦いで、その功績が認められ、カイはめでたくトーキョー大学に入った。入学式当日、カイを見つめる妖艶な美女。付き添いのアンジェラは、その眼差しに嫉妬と、それとは別の不安を覚えた。やがて情報部よりその人間の正体を知るが、時すでに遅く、若きカイは敵の手中に引きずり込まれていた。人格を変えたアンジェラは、いつにもまして困難な任務につく。