1996年12月発売
あたし、栗倉眸。十五歳。彼はいないけど、素敵な電話友だちがいる。“人見さん”という二十五歳の青年。だけどまだ、彼の姿を知らないの。「あたし、人見さんに会いたい!」懇願のかいあって、ついにデートが実現。約束の場所には、とびきりの美少年が。でも、親友の妙子はこういった。「わたしにはだれの姿も見えなかったよ」人見さん、あなたっていったい…。
卓也の父・野武彦の手によって捕らえられ、香港から日本へと戻った薫を待っていたのは、七曜会施設での監禁だった。また、姫羅盤である薫の妹・透子も、人里離れた神社の中に封印されることになる。そんなおり、七曜会内部での分裂が起こり、同時に鬼道界からの陰の気が強まりはじめた。最大の危機を目前に、卓也と薫は…!?霊能力コンビが繰り広げる、妖しの世界のオカルト・ファンタジー第七幕。
“天使になりたい”。謎の言葉を残して、一人の少女が転落死した。警察は自殺と断定したが、少女の兄で文化人類学者の保科芳邦はどうしても納得できず、独自に調査を始める。少女・麻衣子の鞄から出てきた一枚の診察券。芳香治療室『セラフィム』。そこには“香り”で人間の精神と肉体を操る美しい少年、千堂美秋がいた。保科は次第に美秋に惹かれてゆく。その頃、都内で少女たちの謎の転落死があいつぐ。少女たちの死には何が隠されているのか?保科と美秋の恋の行方は?東京を舞台にエロスの香りいっぱいのラブ・サスペンス。
「銀」の救出に向かった先代国主と樹斎たちに、宿敵ウースー・ファンが襲いかかる!!かつてない危機に、先代国主は召喚する。自らの半身たる黄金の龍、金の守護神獣を…。シリーズ第三弾、いよいよ登場。
ブラック・セラフィムとの戦闘は惑星連合軍の勝利に終わり、銀河に再び平和が訪れた。だが、勝利と引き替えにカツヤは最愛の人を失い、心に大きな痛手を負ってしまった。一方エドは無事マチコと暮らしはじめる。事故の後遺症で眠り続けるマチコと…。そんな最中ブラック・セラフィムの残党が宇宙船ジャックを仕掛け、700人の人質をとる事件を起こした。そこに復活したカツヤ登場!なんと宿敵キム・タークを説得役に連れて事件現場へと駆けつけたのだ。カツヤの奇想天外な活躍が始まった!人気シリーズ第五弾!完結編。
鹿島翔香。高校2年生の平凡な少女。ある日、彼女は昨日の記憶を喪失している事に気づく。そして、彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えの無い文章があった。“あなたは今、混乱している。若松くんに相談なさい…”若松和彦。校内でもトップクラスの秀才。半信半疑ながらも、彼は翔香の記憶を分析する。そして、彼が導き出したのは、謎めいた時間移動現象であった。“タイム・リープー今の君は、意識と体が一致した時間の流れの中にいない…”第1回電撃ゲーム小説大賞で「金賞」を受賞した高畑京一郎が組み上げる時間パズル。