1998年12月5日発売
ピュアピュア
真琴は、奥田先生のこと気になっていた。音楽室の廊下で声をかけてもらった時から、先生の携帯電話を拾った時から。ううん。それよりも、もっと前、入学式の時から。真琴と先生は、小説家になりたい同じ夢を見ていたことで強く引かれあう。だけど、先生は結婚している。この気持ち認めるわけにはいかない、真琴は、そう言い聞かせてきた。あの日までは-。
君がくれた海君がくれた海
夕暮れの交差点に独りたたずむ彼の姿を見たときから、すべては始まっていた-。真樹は14歳。生まれつきの心臓病にも負けず、新しい中三生活を明るく送っていた。ところが、イジメられていた親友をかばったせいで、今度は真樹がイジメのターゲットになってしまう。歯をくいしばって耐える真樹。そこへ、交差点で見かけたときから気になっていた彼・海の言葉が追い打ちをかける。「その胸の傷、気持ち悪いな-」。
PREV1NEXT