2000年発売
枕元に鏡を置いて眠ると、夢の中に未来の旦那様が映る-そんなおまじないを試したミイの夢に現れたのは、なんと異世界の王子様!まねかれるまま異世界ガーシュウィンへ足を踏みいれたミイは、災いをもたらすというガウリの石の行方を求め遙かな旅をすることに。しかし、ミイの傍らにはいつも、ミイを愛する二人の王子の姿があった。金の王子、シャナン。銀の王子、ライル。ミイは、どちらの王子の手を取るの。
スカイウォーカーであると言うだけで宣教部隊に殺される時代。三十六番目のスカイウォーカー朧が残したロボットと彼の人生のすべてが詰まったビンを拾ったのは、朧の予言通り、三十七番目のスカイウォーカー幽でその幽は一匹のちっぽけな黒猫だったー。史上最強の斑は過去四年に渡りスパイラルダイバーの頂点に君臨し続け、斑に挑戦することはすなわち、死であると言われたその斑に勝利したのは二千五百三十三番のスパイラルダイバー焔でその焔は一匹の痩せた白猫だったー。そんな幽と焔が出会ったとき、物語は始まる…。SFファンタジー。
時空の連環により仏蘭西は同じ1年間を繰り返してきたが、ベレッタの介入で、その歴史は徐々に狂い始めていた。独逸軍が予言にはない行動をとり、最強の騎体を作り上げるアティゾール計画の重要な手掛かりを入手。レジスタンスの蜂起に備え、巴里を完全に封鎖してしまったのだ。言詞爆弾が投下され、仏蘭西の時空が閉ざされる運命の日が近付く中、ベレッタとレジスタンスの勝利に向けての闘いが激化していく…。果たして、巴里の封鎖は解かれ、仏蘭西は永遠の時の連環から真に解放されるのか?独逸軍とベレッタが探し求めていた最強の騎体を作るアティゾール計画とは一体何だったのか?都市シリーズ第5弾、待望の下巻。第3回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞。
銀河連邦軍の最新鋭艦ナツミは、慣熟航行の途中、見習いを含めた乗員2500人を乗せたまま、数千光年離れた銀河の果てまで飛ばされた。そこは連邦と対立するクォート帝国のド真ん中。さらに人格付与艦であるナツミは、あろうことか自身を普通の人間と認識ミスしてしまい、偶然船に乗り合わせた高校生・祐太郎に恋してしまう。祐太郎の言うことしか聞かないナツミに困り果てた乗員たちは、緊急措置として祐太郎を臨時艦長に任命するが…。迫り来るクォート軍に祐太郎の下した最後の決断とは!?第4回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞者、橋本紡が贈るSFラブ・コメディ。
積層都市「ケイオス・ヘキサ」の北東に「百手巨人」が出現。帰依に失敗した機甲折伏隊は壊滅。事態を重く見た市政当局は「アザナエル」の投入及び、『プロジェクト・トリニティ』の始動を決定した。その要となる最凶最悪の悪霊スレイマンは現在、幾重もの精神拘束を掛けられ、黒革のコート、黒いブーツ、黒い制帽の正面に、目をかたどった徽章、右前腕部に細身の黒い呪力増幅杖を固定され、あの積層都市の守護者ー“ブラックロッド”として稼働していた…。『ブラックロッド』シリーズ三部作、堂々完結。
北方フェネグリーク帝国を公式訪問中に、謎の攻撃を受けたアルストロメリア女王メリーアン。救援に向かった龍狩り師バーンの一行は、喪われた技術で造られた旧世界の兵器と遭遇する。そのころフロスティは、教団最強の“聖堂騎士”トワイライトに連れ去られていた。彼女を救い出すため、教団の大聖堂へと乗り込んだバーンと切音。彼らが出会った、思いがけない人物の依頼とは?龍の棲む砂漠の惑星ゲヘナで、鋼鉄の巨人デッドリードライブが激突するスーパーロボットアクション怒濤の第3弾。全ての謎が今明らかに。第5回電撃ゲーム小説大賞銀賞受賞作。
いつものように盗賊に囲まれたシャノン達三姉兄妹。仕方なく盗賊退治でもしようかと思ったその時、高らかに声が響いた。「婦女子を脅すなど言語道断!この僕が天に代わって成敗します!!」声の主は、白馬に跨った正義バカ・レオ。はっきり言って何の役にも立たなかったが、パシフィカに一目惚れした彼は三姉兄妹のボディガードを買って出た。果たして、正義感の固まりのようなレオがパシフィカのことを知ったらどうなるのか。彼女が世界を滅ぼす猛毒と言われる“廃棄王女”だと分かったらー。波乱の予感を含みつつ、新たな旅が始まるー。月刊ドラゴンマガジンで人気のハートフルファンタジー第4弾。
好きな時代に自由に行けるとしたら-。秋里ちひろが、担任の中田イチロー先生の“謎”を知ったのは、放課後の学校の駐車場。なんと先生は未来人!そしてオンボロ車は、23世紀製のタイムマシンだったのです。困惑する先生に、クボピン、トマジューを引き連れ、ちひろは、幕末の京都に降り立つ。そこへいきなり、血まみれの坂本龍馬が-!?中原涼の時を駆ける新シリーズ。ナビゲーターはクロモのパンダこうもり。楽しんでね!4次元ミラクルワンダーランド「タイムトリッパー」ちひろ、最初の冒険は。
やあ、こんちは。桜咲鈴雄です。保父を目指して専門学校に通いながら、いまだに世間から笑われつつも、ドッコイダーっていう正義の変身ヒーローもやってます。ともあれ今回は、本当の妹じゃないけど妹ってことになってる子鈴が、学芸会でシンデレラの役をやることになったんだ。ということで兄としてひと肌脱ぎ、コスモス荘のみんなにも手伝ってもらって子鈴の稽古に付き合ってきたのだけど、何とその当日に王子役の竜哉が急性盲腸炎に…。ちょっと無理矢理だけど、このピンチを救えるのはやっぱりあいつしかいない!!いくぞ、変身ドッコイダー!だけど今回は子供サイズ。
夏の甲子園を沸かせた10年にひとりといわれる怪物球児西宮光児。彼が名門帝都高校を辞めて転校したのは、なんと全野球部員9人のうち4人が女の子という、公式戦にも出られない若草高校だった。その弱小野球部は、学校のリストラ計画により、1か月後の神戸学園との練習試合に勝たなければ廃部が決定。神戸学園といえば、光児が夏の甲子園決勝で敗れた相手校。俄然やる気になった光児は、へなちょこボールしか投げられない真由美をエースに起用し、宿敵、西の怪物バッター松原率いる神戸学園に挑む!!第6回電撃ゲーム小説大賞「銀賞」受賞。電撃文庫初の本格派(?)スポコン・ラブコメ小説ここに登場。
世界って奴ァ悪意に満ちていると思わんかい?普通に生きているつもりでも、どこで足下掬われるかわかったもんじゃねえよなーオレはエンブリオ。人の心の中の殻をぶち破らせる存在。望むと望まざるとに関わらず、オレに触れたものは過剰な可能性を引きずり出され、災厄に巻き込まれることになる…そしてその厄災が今、最強と稲妻の再対決を呼ぶ。この命運を賭けた決闘が決着の時を迎えるとき、街は震撼し、高らかな炎が上がり、そしてブギーポップの奴は悪意(ウィキッド)たっぷりに運命に介入してきやがるのだ…不思議なエンブリオを巡る死闘の果てに待つのは地獄か未来か、それともー。
川崎涼介は、ビルの屋上から転落し意識を失った。見知らぬ家で目覚め自宅へと向うが、そこで目にしたものは、自分の葬式だった。浦和涼介は、帰宅途中に見知らぬ若者の転落事故に遭遇する。惨事に直面し気を失う涼介。不可解な記憶喪失の、それが始まりであった。川崎亜季は、まるで亡き兄のように振る舞う見知らぬ少年に困惑していた。だが彼女は知ることになる。自分に迫る危機と、自分を守ろうとする心を…。『タイム・リープ』に次ぐ高畑京一郎の名作、ここに文庫化。
浦和涼介は、革のジャケットに身を包み、携帯電話のボタンを押す。確信はない。だが、ただ一度しかないチャンスを無にせぬために。川崎亜季は、手の甲で目のあたりを拭ってから顔を上げた。涙に濡れたその顔で、だが確かに亜季は微笑んだ。川崎涼介は、目の前で繰り広げられる乱闘に、戸惑い、そして歓喜する。涼介は口元に笑みを浮かべ歩き出す。一度は諦めたことを果たすために。第1回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作家高畑京一郎が贈る、スーパーSF推理小説。物語が終わるとき、すべての謎は感動にかわる。
特異遺伝因子保持生物ー通称“怪”の血を受け継ぐ少女、片倉優樹はその力と銀髪から「白髪頭」と呼ばれ怖れられていた。ある日、特殊部隊『EAT』へ協力中、優樹は1人の人間の青年と出会う。青年の名は山崎太一朗。『EAT』の一員である太一朗の直情的な言動に最初は不安感を覚える優樹であったが、徐々に彼の飾らない性格に好意を抱くようになる。一方、片倉優樹を付け狙う甲種“怪”が1人。その人物、3年前殺人鬼として日本を騒がせた高橋幸児と優樹とは浅からぬ因縁があった…。第六回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞のホラーファンタジー、登場。
魔道師達が幻影を描き、怪異と呼ばれるひとつ目の獣が跋扈する国“九都市”。おてんばだががんばり屋の魔道師見習いマーニに、ある日突然幸運が舞い込む。なんと“九都市”最高の魔道師フィンダルが、マーニを弟子にしたいと言うのだ。時あたかも“九都市”の命運を賭した戦のさなか。マーニはフィンダルと共にいさんで王の軍に加わる。だが戦況は苦しく、“九都市”の王はついに伝説の騎士“勝ち戦の君”の召喚を決意する。王と共に赴いた隠された都で、マーニが目にしたものは…!?第6回電撃ゲーム小説大賞「大賞」受賞作。圧倒的なスケールで贈る、正統派ファンタジー巨編、堂々の登場。
デュアンたちは今、オルランド国に来ている。実はこの国、国王と重臣の仲たがいから政情不安な状況にあった。そこで、友人でもある王子チャールズの身を案じたアニエスに頼まれ、いっしょに様子を見に来たのだが…なんと、デュアンとオルバが王直属の家臣・黒騎士団に逮捕されてしまった。どうやら権力闘争に巻き込まれたらしい。一方アニエスは王子から相談を持ちかけられる。城の中庭に封印されていた魔王が解き放たれたというのだ。ほぼ時を同じくして、重臣が謎の赤騎士たちを率いて城に攻め込んで来た。魔王と関係があるのか?陰謀渦巻く宮廷物語はクライマックスへ。
これまでおおむね、オルクス一艦が居座るだけだった地球周辺空域が、にわかに騒がしくなった。天才少年ニコラスが率いるフログレンスの遊撃艦隊とハウザー司令の指揮下にある銀河帝国第三艦隊が、火星近傍で激突したのである。広大な銀河帝国の版図からすれば、利の薄い最果ての辺境星域で、なぜこんな事態が!?大いなる疑問を抱き、膠着状態の打開のためにパワー全開で動き出した意外な人物がいた。その名は-。宇宙人同士の内紛は大迷惑!恐るべし女子高生、艦隊戦を制圧。