2001年発売
追われる身でありながら、赤ちゃんを拾ってしまったパシフィカたち三姉兄妹。子育て”ごっこ”を通して、真の家族のあり方を描き出す「すてプリ」版、家族ゲームが文庫で登場! 書き下ろし分は三姉兄妹の過去話♪
対面する世界・セレスティアからやってきたメルディが告げた言葉は「エターニアを崩壊させようとしている者がいる」との衝撃的な内容であった。それを阻止すべく初めてセレスティアに渡った主人公リッド、ファラ、キールの三人が目にしたのは、故郷インフェリアより遙かに進歩した科学の存在だった。だが、本当に崩壊を防ぐ鍵は、科学の力ではなく、リッドたち自身が握っていたーメインシナリオ編、ここに完結。
ぼくの背中にあるふたつの瘤、それは出来そこないの翼のようだった-異形の遊女たちが、春をひさぐ“歓楽の街”メルルキサス。身ごもることが出来ないはずの“メルサスの女”から産まれた少年イェノムは、ただひとりの“街の子供”として育てられていた。彼の不満は十五になった今でも子供扱いされること…。ある日イェノムは、世界支配をもくろむトリネキシア商会の魔手からのがれて、この“螺旋の街”にやってきた少女、未来視をもつカレンシアと出会った-。夢幻と冒険に満ちた異世界ファンタジー。
“世界の敵”とはなんだろうか? ヤバいことばかり考えている奴がそうだというのなら、この世は既に敵だらけだろう。 このオレ、霧間凪には難しいことはわからない。だがその善悪の境界線みたいな所をブギーポップの奴は歩いている気がするし……そしてオレが中学生の頃に出会ったあの変わり者の女、九連内朱巳もまた、両方にまたがる場所に立っていた気がする。悪を恐れず、善に怯まずーーあの「傷物の赤」はそういう少女だったーー生命を停められた被害者たち。どこから襲ってくるか予測不能の敵。無為なる危機に対し霧間凪は如何に戦うのか。そして背後には迫りくる黙示録の予兆が……切ない恋心が“心のない赤”に変わるとき、少女は何を決断するのか。
大気制御プラントの暴走と戦争により、人類は滅亡の危機に瀕していた。 存在の『情報』を書き換えることで、物理法則すら操る《魔法士》の少年、天樹錬は、世界にただ七つ残された閉鎖型都市《シティ》のひとつ、神戸シティに輸送される実験サンプルの奪取の依頼を受けるが、同じく魔法士の《騎士》黒沢祐一に阻まれ、フィアという少女だけを連れ帰る。 それぞれに守りたい人々のため、ぶつかり合う錬と祐一。しかしフィアには、《シティ》に関する、重大な秘密が隠されていた……。
阿智太郎&矢上裕のゴールデンコンビが放つ『住めば都のコスモス荘』お祭り企画本がついに登場!電撃hpコミックスペシャルに掲載され、大好評を博したコミック47ページをドドーンと巻頭に。また阿智太郎が書き下ろした笑いと涙(?)の小説を2本収録。コミック&小説で贈る、コスモス荘キャラクター総出演の夏休みドッコイ珍騒動は、抱腹絶倒間違いなし!さらに阿智太郎&矢上裕の秘密がテンコモリの爆笑スペシャル対談、ここでしか見られないキャラマル秘ファイルなどなど、読まなきゃ損な企画が目白押しだ。
英国軍による独逸本土への大規模空爆の日が迫っていた。それに対し、独逸G機関は西の守りを固めるため、言詞砲塔を搭載したガルド級航空戦艦“葬送曲”をついに実戦配備する。 一方、反独隊に入隊したヘイゼルは、ベルガーと共に独逸に潜入。反独隊の長ペイルの救出と、独逸空爆の支援のため行動を開始した。 国家の存亡を賭け“機甲都市化計画”を進めるG機関と、それを阻止すべく独逸国内に侵攻する連合軍。 両軍の戦いは熾烈を極め、そして、“大障壁”と呼ばれた時代の後に全ての歴史が再構築された「都市シリーズ」の世界で、再び独逸は崩壊の危機を迎えようとしていた……。
“世界の敵”とはなんだろうか?ヤバいことばかり考えている奴がそうだというのなら、この世は既に敵だらけだろう。このオレ、霧間凪には難しいことはわからない。だがその善悪の境界線みたいな所をブギーポップの奴は歩いている気がするし…そしてオレが中学生の頃に出会ったあの変わり者の女、九連内朱巳もまた、両方にまたがる場所に立っていた気がする。悪を恐れず、善に怯まずーあの「傷物の赤」はそういう少女だったー生命を停められた被害者たち。どこから襲ってくるか予測不能の敵。無為なる危機に対し霧間凪は如何に戦うのか。そして背後には迫りくる黙示録の予兆がー切ない恋心が“心のない赤”に変わるとき、少女は何を決断するのか。
霊視能力を使い、占い師のバイトをしていた主人公の賀茂是雄。偶然クラスメイトの律子に現場を目撃され、学校で噂の「呪いの教室」の除霊を引き受けるハメになる。しかし、自分だけでは太刀打ちできないと悟った賀茂は、守護霊を召喚することに。現われたのは、自身をアブデルと名乗るロリコンの熾天使だった。呪いの教室は悪魔が原因だと見当をつけた二人は早速悪魔探しを開始。薄幸の美少女たまに目をつける。実は彼女、全くの無自覚のうちに強烈な妖気を垂れ流していたらしい。同情した賀茂は、たまを救おうと立ち上がるが…。第7回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作。笑いと涙のシニカル学園コメディ。
その愛と憎悪が人を狂わせるーー山崎太一朗の出向期間が終わり、再び捜査第六課で一人きりになった片倉優樹のもとに一報が入る。アヤカシが京都で殺されたというのである。調査のため、かつての同僚帆村夏純と京都に向かった優樹が見たものは……!
黒山の人々と共に生きていく決心を固めたマーニ。だが、厳しい冬の訪れとともに、事態は不穏な方向に動き始める。盗賊達の一の頭「凶運のチャズ」が、盗賊王ゴヴァナンと決裂。公然と叛旗を翻したのだ!一方「谷間の都市」オク=トゥムでは、ホリンが父殺しの罪に怯え、徐々に心の平衡を失いつつあった。そして、未来の歌に歌われる「スールの日」。魔道王スウァルタは遂に、黒山攻撃の命を下すが…。第6回電撃ゲーム小説大賞「大賞」受賞作第4弾。「凶運のチャズ」編、いよいよ感動の完結。
時は平安。陰陽道の名門に生まれたにも関わらず、家業である陰陽道を捨て、文章道を選んだ一人の青年がいた。青年の名は慶滋保胤。保胤は大陰陽師・安倍晴明の依頼に応じて近頃都に現れた外法師の素性を調べ始める。だが、それはとてつもない怨念と呪いが渦巻く事件へ保胤を導くきっかけに過ぎなかった…!魑魅魍魎がうごめく平安時代の闇ー。いま、闇から滴る魔が世界を狂わせ始める…。第七回電撃ゲーム小説大賞「金賞」受賞作、登場。
大気制御プラントの暴走と戦争により、人類は滅亡の危機に瀕していた。 存在の『情報』を書き換えることで、物理法則すら操る《魔法士》の少年、天樹錬は、世界にただ七つ残された閉鎖型都市《シティ》のひとつ、神戸シティに輸送される実験サンプルの奪取の依頼を受けるが、同じく魔法士の《騎士》黒沢祐一に阻まれ、フィアという少女だけを連れ帰る。 それぞれに守りたい人々のため、ぶつかり合う錬と祐一。しかしフィアには、《シティ》に関する、重大な秘密が隠されていた……。
独自の正義感に溢れる熱血高校生、九鬼鋼十六歳。突如、彼の前に絶世の美少女、麻耶の幻影が現われた。彼女は「自分たちの世界が四人の魔王に狙われている。彼らと闘う勇者として鋼に来てほしい」という。儚げな彼女に一目惚れした鋼は「君を守ってみせる」と叫び、異世界に旅立つのだが、そこで待ち構えていたのは、虎の頭を持つ仙人に養われた幼女だった…。お待たせしました!大人気シリーズ『放課後宇宙戦争』コンビが、新世紀に向けて放つドタバタ格闘ファンタジー第一弾。
第二次世界大戦に勝利した第三帝国は、欧州を制圧した強大な軍事力をもって新たな戦争を始めようとしていた。本土を奪われた英国と同盟関係にある日本は、その脅威に備えるべく密やかに行動を開始。強力な兵器を装備した歴戦の強者達がひきいる第三帝国を相手に、戦歴のない若者達を多く含む日本が、総力をあげて立ち向かう。1948年5月、ついに第三次世界大戦が勃発!合衆国侵攻作戦「ゴールド」が始動する。合衆国と日英同盟を相手にした、第三帝国の全世界規模の戦略が始まったのだ。書き下ろし短編を収録したレッドサンブラッククロス通巻第一巻。
『君のことが忘れられない』-花束、コンサートチケット、無言電話、そして爆弾!25歳のOL平居静香に、ストーカー行為が執拗に繰り返されている。探偵への依頼は、決して姿を見せないストーカーの正体を突き止めることだ。その探偵の名は御倉学。子供を事故で失い、妻と別れた男。筋力トレーニングと酒の力で精神の均衡を保っている男。探偵の流儀に人一倍こだわる男…。御倉が辿り着いた犯人は、一年前に死亡していた!一体、ストーカーは誰?御倉は静香を救えるのか?新星が放つ傑作書き下ろしサスペンス。
日露開戦前夜の満州は、まさに内憂外患であった。ロシア側はコサック騎兵隊を率いるマドリドフ大佐が、日本側は「満州義軍」を名乗る花田中佐が、それぞれ満州の馬賊を味方に引き入れようと工作していた。また、満州の中心地・奉天は藍天蔚という馬賊頭目に占拠され、さらには、この藍天蔚、清朝皇帝の光緒帝を拉致しているのだ。満州の、いや、清国の危機である。藍天蔚を倒し皇帝を救出するため、拳法の達人で広東の英雄・黄飛鴻が立ち上がった。銃弾飛び交い、日露の思惑が交錯する過酷な戦いの渦中に飛び込む黄飛鴻。謀略馬賊を相手に、果たして勝算はあるのか?大活劇巨篇第二弾。
掌には、小さく冷たい手の感触が、まだ消えずに残っていた…七歳のときに、航空機墜落事故で両親と弟を失った川田康生も、いまや高校生。しかし、弟を助けられなかった悔恨は、彼の心から消えさってはいなかった。高三直前の春休み、友人の萩原千尋とふたり、学生寮に居残っていた康生のまえに、ひとりの新入生があらわれた。そして、それと時を同じくして始まった異変。学園の森に刻まれた“封印”が、解かれようとしていたのだ-。翻訳や書評の分野で活躍する柿沼瑛子の初の長篇小説。
「え…えええええええええっ!」「ば、馬鹿なー」弥生三日の雛祭りー男所帯ながら、ちらし寿司などを愉しく食していた天本と敏生は、その夜、テレビのニュースに目をむいた。京都で、平安装束の謎の男が、刀で通行人を傷つけ、行方を晦ましたというのである。が、その男の顔はまぎれもなく、「たっ、龍村さん…!」-それが思いがけぬ事件の発端であった。
“七つのオーブを集めよ。さすれば虹の門が開かれん。”この謎めいた言葉と、1枚の地図。それが、わたしたちに与えられたすべてだった。-なーんて。でもでも、すごいでしょ。まるでほんとのクエストみたい!何せレベル18の冒険者だって解けなかったといわれる、いわくつきのクエストなんだよ。もうやるっきゃないって感じで、わたしたちー6人と1匹のパーティは、地図にある“最初の場所”を目指したわけ。ところが、とんでもないことが…!?パステルたちの新しい冒険、エピソード2もますます目の離せない展開に!!