2003年発売
14歳の少女キーリと“不死人”ハーヴェイ、そしてラジオの憑依霊・兵長は、“砂の海を渡る船”に乗ることに…。乗船前、町の海岸で、キーリは動いている3体の小さな人形達を見かけ、追いかけていく。繁華街を抜けて、その人形達が行き着いた先は、寂れた鍛冶屋だった。キーリが中を覗くと、店の主は一心不乱に作業をしており、その傍でロボットが器用に立ち働いていた。キーリは、そのロボットに招き入れられて店の中へ。しばらくして、その店の様子が変なことに気づき帰ろうとするキーリ。しかし…!?第9回電撃ゲーム小説大賞大賞受賞作の続編、登場。
犬神使いの高校生・川平啓太のもとに、新しい犬神がやってきた。名前はなでしこ。おしとやかで、啓太の言うことを何でも聞いてくれるかわいい女の子。当然、ようこは面白い訳がない。デレデレする啓太に腹をたて、早速なでしこを追放するために行動を開始するが…。その他、ちっちゃな犬神・ともはねが、超弩級のお土産を持って啓太の家を訪ねる話など、書き下ろし2編を含め全3話収録。大好評「いぬかみっ!」待望の第2巻の登場です!今回も啓太はかわいそうかも…。
はじめまして。草影忍者の涼葉と申すでござる。なぜだか分かりませぬが、五百年の時を超えて、この時代にやってきてしまったでござる。そして出会ったのが、我が主、誠之進様にそっくりの春日マコト様。この時代でどうしていいか分からぬ拙者を、お屋敷に住まわせて、いろいろ面倒をみてくれる優しい方でござる。そう、誠之進様と同じように、心の温かい方でござる。いや、拙者はなにもマコト様に恋心など抱いていないでござる。決してそんなことは…。阿智太郎&宮須弥の名コンビで贈る、新おバカ小説シリーズ第2巻。このモテモテぶりは『僕血』『僕月』を超えるのか。
ルナ、カーマイン、ネロ、セレスは、王立魔法学院に入学した魔法使いの卵。4人は魔法の勉強をしながら楽しい毎日を過ごしている。そんな折、治癒魔法を使える美人のお医者さんミューズから、ルナたちは白い箱を預かってほしいと頼まれる。事情もわからないまま預かる約束をした4人だったが、箱から出てきたあるモノによってとんでもない騒動に巻き込まれていきー。『マジキュー・プレミアム』で好評連載中の『ワールズ・エンド』待望の小説版登場。
卓球の神様の巫女・華代ちゃんと共に、数々の冒険を経験した私、朝香と仲間たちも大学四年生になり、今後の進路に悩む毎日。そんなある日「葛城先生が謎の美人とデート!」という噂に私たちは早速調査を開始。迷い込んだ「神宮の森」で出会った謎の金髪セクシー美人から、華代ちゃんと過ごした四年間の記憶を消される運命だと知らされる!みんなとの想い出が、友情が消えてしまうの!?ハートウォーミング・ノベル『卓球場』四部作、感動の完結編。
試験航海でのテロリスト襲撃を退け、一人前のCAとして一歩をふみだしたコンラッド。あこがれのイゾルデとの仲が進展しないのが悩みだが、初の休暇を終え「カソリック号」に戻った彼を待ち受けていたのは、超大物俳優同士の結婚式だった。その上、結婚式の司会がコンラッドに激似のアナウンサー、ジョーシアとなれば、トラブルが起きない方がおかしい?新米CAコンラッド&お姉様たちの運命やいかに!?スペース・ヒューマン・コメディ第二弾。
半年前ー。愛する男をその手で打ち殺し、それでもなお、始末として戦い続けることしかできない雅。何故戦うのか?何故生きているのか?本来なら敵である愚連・九郎との馴れ合いにも似た日々と、繰り返される出口のない自問の果てに、雅は一つの答えを導き出す。女として、人として、そして始末として、不器用であるが故に背負う哀しい戦いの運命とは?退廃の街・刀京で繰り広げられる、愛と狂気のアクション・ストーリー第2弾。
リオン・マグナス…別名:ジューダス。カイルたちの危機を何度も救う仮面の男。そんな謎の多い彼の姿を、関わりのある人たちの物語を通じて描く『テイルズオブデスティニー2』の外伝第2巻。今回は、カイルの良き兄貴分“ロニ”、リオンの父親“ヒューゴ”、ヒューゴの屋敷のメイド頭“マリアン”、そしてカイルの父親“スタン”の物語を収録。
封神暦128年、オールド大陸。敵軍ゼノンとの戦争の最中、ラディアの軍神・レアは6代目国王に密から命じられ、伝説の封印の謎を解くべく、エルフの森へ旅立った。長老から授かった炎をたよりに封印の地へ赴くがー。それから2年後、軍に戻ったレアは“戦場を駆ける一陣の風”と噂されるツワモノに成長したウェレスと7代目国王アルフィルドに再会。ラディアの血筋は封印の力を解き明かす能力があると洩らすのだが…。幻想世界ネバーランドを舞台にした「ジェネレーションオブカオス」シリーズ最新作ノベライズ。
島守沙織は「生け贄体質」だ。いつか現れる“邪神”に食べられるために生きている。彼女はその体質ゆえに誰からも愛され、お手本として常に皆の中心にいた。いっぽう木村真琴は、身体の中の「びりびり様」と共に生きていた。それゆえに彼女はドジを連発し、皆から不審がられ、嫌われていた。ふたりの“末裔”が出会ったとき、帝都に“邪神”が現れるー。大正の時代を舞台に繰り広げられる、乙女たちの熱き闘い。
無数の彗星が太陽系を通過するという、危機的状況にある近未来。地球に迫る隕石を破壊する「天体危機管理機構」のパイロット訓練生本庄美風は、「宇宙へ行く」という目標を持って、訓練に励む。ある日、各基地の代表者が技を競い合う大会が開かれることになり、下地島基地からは美風、香鈴、翼、空の4人が選抜されるが…。4人の美少女の活躍を描く人気テレビアニメーションを、監督もりたけし自らがサイドストーリーでノベル化。
「わたしはおまえの嫁になりにきたのだよ。しっかり子供も産んでやるぞ」。人族の国、ランバルトと戦争真っ最中の魔王領。その総帥、ちんちくりん高校生の小野寺剛士に突然の大胆プロポーズ!コレバーン連合王国第三王女、フィラ・マレル殿下は本気だった。その背後には、膠着状態に陥りつつある魔王領・ランバルトを巡る、周辺各国の錯綜する思惑が…物語は大陸全土にスケールアップ、一高校生の(いろんな意味での)限界に挑戦するドタバタ大戦略大河ロマン第五弾。
「…あんなぁ…おまえ、無理って言葉の意味、知ってるか?」「ん。それは無理矢理女を襲うライナ・リュートとかの無理か?」などと、いつもの不毛な会話をしているのは万年無気力男のライナと絶世の美女にしてだんご至上主義の女剣士フェリス。「勇者の遺物」探索の任務を負った彼らは、ネルファ皇国の兵士によって厳重に警備された砦に突入しようとしていた。そこには伝説の勇者が残した剣があるという情報だったのだが…。しかし、ライナたちはまだ知らなかった。彼らを「忌破り」-魔法を無断で国外に持ち出した者ーとして追う者たちの存在を。倦怠感あふれるアンチ・ヒロイック・サーガ、それなりに第三弾。
魔族と敵対する人間たちの国シマロンで、四年に一度の天下一武闘会(仮)が開かれることになった。おれ・渋谷ユーリ(職業:魔王)とヴォルフラム(婚約者・82歳♂)はタッグを組んでそれに出場することに!?
北極冠の地下の空洞や、セーガン生物群の標本中にナノマシンを発見して、大胆な仮説を組み立てたサヤだが、調査活動は禁止されたまま。その間、各国の主要なコロニーは、周囲に発生したクリスタルフラワーによって赤い光のドームで覆われ、外部と遮断されてしまう。サヤのいるコロニーも重力の檻に閉じこめられ、しかも新種の感染症が発生して死者が出始めた。サヤを危機から救おうと、ホロニックエージェントのKTが活動を開始する。
ーーーモトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを指す)の反対側で、運転手が草の上に座っていた。両足を前に出して、後ろに手をついて、そして空を見上げていた。春の暖かい太陽に、蒼い空を背景にいくつかの雲が流れていく。運転手は十代中頃で、短い黒髪に精悍な顔を持つ。黒いジャケットを着て、腰を太いベルトで締めていた。---人間キノとモトラドのエルメスは“動いている国”に出会い入国する。その“動いている国”が進む先には“道をふさいでいる国”があった。(「迷惑な国」)他全8話収録。 短編連作の形で綴られる、新感覚ノベル第7弾。
西暦二三〇〇年、地球をはるか一五〇〇光年離れた宙域にあるヘンリエッタ星団は、惑星国家間で戦闘状態にあった。強大な軍事国家“王国”を打倒するために、惑星国家キビの防衛大学士官候補生たちは、降服した政府に代わって就航直前の宇宙戦闘艦を購入し、宇宙の大海原へと乗り出してゆく。テロリストと王国に糾弾されつつも、銀河ネットによる番組放送で自由護衛艦“アマテラス”の人気は高まる一方。しかし、彼らを受け入れた惑星国家シュウは王国の侵略を受けて降服し、アマテラスは高機動突撃艦“リサ”の猛攻にさらされる。絶対絶命の危機をまえに、アマテラスがとった最後の手段とは…。
超能力者ばかりが押し込まれた山奥の学校ーー第三EMP学園。僕は超能力を持っているわけでもないのに、なぜかここにいる。もう六年も。 理由は明確。僕のすぐ後ろで今もひらひら回っている女の子の幽霊のせいである。彼女の名は春奈。僕の妹で、六年前に事故で死に、死んだ翌日には幽霊になって僕に付きまとうようになった。幽霊の癖に外見はちゃんと成長していまも歳相応の姿をしているのだが、問題はその中身で……! 兄想いというか、兄離れができないというか、ブラザーコンプレックスというか……。さらに第三EMP学園の面々ときたらまったく、超能力者とはどうして揃いも揃って妙な奴ばかりなんだろう? ……こんな学校、早く出て行きたい!!
ーモトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを指す)の反対側で、運転手が草の上に座っていた。両足を前に出して、後ろに手をついて、そして空を見上げていた。春の暖かい太陽に、蒼い空を背景にいくつかの雲が流れていく。運転手は十代中頃で、短い黒髪に精悍な顔を持つ。黒いジャケットを着て、腰を太いベルトで締めていた。-人間キノとモトラドのエルメスは“動いている国”に出会い入国する。その“動いている国”が進む先には“道をふさいでいる国”があった(「迷惑な国」)。他全8話収録。短編連作の形で綴られる、新感覚ノベル第7弾。