2006年10月発売
行商人のロレンスと狼神ホロが、冬の大市と祭りで賑わう町クメルスンへと着くと、若い魚商人・アマーティがホロに急接近してきた! ロレンスとホロの間に微妙な気持ちのすれ違いが生じ、あらぬ誤解が……。 ロレンスとアマーティそれぞれの商売をも巻き込んだ大騒動が始まる!
仕立屋『薔薇色』は恋をかなえるドレスをつくると大評判。仕立て人のクリスと売り子のパメラは、とある公爵のカントリー・ハウスに住み込みでドレスを仕立てることに。公爵の愛娘アップルは気球で飛ぶことを夢見る少女。着飾ることを嫌い、採寸を拒むが、その理由は亡くなった彼女の母親と関係があるらしい。悩むクリスの前に、クリスが密かに思いを寄せる青年貴族・シャーロックが現れて…。
ー「いい歌だった。歌もいいけど、歌手の声と歌い方がとても素敵だった。気に入った」「おや、キノがそこまで満足げに言うとは珍しい」歌が終わった直後から、まるでそれがスイッチだったかのように、広場には人の動きが生まれていた。歩いて城壁へ向かう人や、店のシャッターを開く人、馬車を用意する人、または自動車のエンジンをかける人。そんな中の一人、エプロン姿の中年の女性が、キノを目に止めて話しかけてきた。「旅人さん。さっき入国したのよね?今の歌聴いたかしら?いい歌だったでしょう?素敵な歌声だったでしょう?」(『歌姫のいる国』)-他全11話収録。
「えー、“来場者数ナンバーズ”の結果、あなたの指定数字は一等賞、見事ドンピシャです!商品は『北イタリア五泊七日のペア旅行』、おめでとうございます!!」大覇星祭最終日。“不幸”であることしか自慢できない男・上条当麻が、なんと海外旅行のペアチケットを引き当てた。思いがけずやってきた幸運に、上条とインデックスのテンションは最高潮。そして舞台はアドリア海に浮かぶ『水の都』、ヴェネツィア本島へ!憧れのイタリアンバカンスには、ドキドキ★ラブイベントもあったりして!?上条当麻と幸運の女神が交差するとき、物語は始まるー。
こんにちは。白鳥愛です。私は…今でも、信じられません。-光君が、悪魔の一番偉い人…ルシファーだなんて。悪魔っ娘たちが、“七つの大罪”を犯させて、光君を“堕落”させただなんて…。彼を救えるのは、世界でただ一人、私だけ。彼を“堕落”から救う唯一の手段。それは、わたしと、ち、ち、ちちちちっ、“契る”ことなんですっ!きゃー、言った!はずかしいっ!!い、いくら好きな人が相手だからって、物事には順序ってものがっ!ま、まずはお互いのことを知り合ってから、それから、それから…って、もうそんな時間も、ないんです。早く光君を助けないと…!七人の悪魔っ娘たちの甘美系誘惑ラブコメディですっ。
“困っているものを助ければ幸運の鍵になる”という幼馴染みの占いを信じて、いじめられていた仔猫、募金のお姉さん、汚れた桜を助けた水上弘司。その夜、いきなり彼の家に訪ねてきたネコマタ美少女&鶴女の美女&神様美幼女から、それぞれのはにかみ求愛を受けた弘司は、一生付き添われることになったのです。一つ屋根の下を飛び出して、修学旅行で北海道にやってきた弘司たち。初日の夜から女の子が男子部屋に集まりえっちなゲームで大盛り上がりです。この旅行中に距離を縮めたい奈々だけでなく、常に弘司と一緒なので日を追うごとに美亜たち三人の気持ちも昂ぶっていきー。見知らぬ光景、初めてのお泊まり、改めて知る赤面ラブコメ第四弾。
まだまだ南の島から吉村護です。生徒会親睦旅行で訪れたパラオで、ドキドキのマリンスポーツや満天の星空デートを楽しんでいたのですが、いきなり大事件発生です。島で仲良くなったアメリカから遊びに来ているマリィちゃんと由良理ちゃんが誘拐されてしまいましてー。は、早く助けなくちゃ。でもその前に絢子さんにも知らせて…。と、その時、「大丈夫だ。俺たちは奇跡を起こす方法を知っているんだからな。違うか?」えっ、ええっ!?この人はまさかー!?幼い頃にビアトリスの奇跡を教えてくれた…え、絢子さんの叔父さん?ということは…どういうことですかぁ!?いえ、それより早く助けに行かなくちゃ。急展開の激ピュア・ラブコメ第9弾。
若手幹部は『ミストウォール爆破事件』の参考人である恋人をかばって刑務所に。殺人鬼はヒューイという『不死者』を殺す快感を求めて刑務所に。泥棒は普通に逮捕され刑務所に。名前を譲った殺し屋はネブラの部長に依頼され刑務所に。錬金術師は最初から刑務所に。サンフランシスコ湾の沖合いに浮かぶアルカトラズ刑務所に、一筋縄ではいかない男達がそれぞれの目的を抱えて集う。一方、NYに残された者やFBIも何かを求めて動きだす。まるで全ての事象が一つに繋がっているかのように…。そして、最悪の事件の幕が開けるー。
教会都市リュビンハイゲンを出立した行商人ロレンスと狼神ホロ。行商がてらホロの故郷ヨイツの情報を集めるため、冬の大市と祭りで賑わう町クメルスンにやってきた。そこで二人は、若い魚商人アマーティと出会う。どうやらアマーティはホロに一目惚れをしてしまったらしい。急速に彼女に近づき始めた。一方ロレンスとホロの間には微妙な気持ちのすれ違いが生じ、誤解が誤解を呼んでしまう。そしてそれがロレンスとアマーティそれぞれの商売をも巻き込んだ大騒動へと発展していくー。第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞作第3弾。
ラトロアの議員達との会談に臨んだフェリオとウルク。元首・ジェラルドとの論戦は、他の議員達を巻き込んで白熱し、やがてラトロアの暗部を暴き出すに至る。しかし紛糾する議論の裏側では、その時、メビウス達の手によって、一つの異変が起こされつつあった。突如、首都ラボラトリに現れた漆黒の空間ー死の神霊(アービタ・スピリット)を奉る六番目の神殿、“終末の黒い神殿”。古の書に記されたその忌まわしき存在は、この星の命運をかけた最後の戦いへと、フェリオ達をいざなうー!シリーズ最大のボリュームで贈る最終巻。
誘拐事件から二週間、退院した望を待っていたのは、絹が出て行ってしまった芹沢家だった。絹は自分を狙った事件で望がケガを負ったことに恐怖と責任を感じ、トリオンの宇宙船団へ帰る決意をしてしまったのだ。必死に絹の行方を捜す望だったが、一介の高校生に国家レベルの機密を突き止められるわけもない。一方、絹の警護を担当していた情報局の内部でも、草葉局次長の強引な手法を巡って火種がくすぶっていた。絹の担当を外され、軟禁状態に置かれた星子の許に現れたのは…。青春SFシリーズ、いよいよフィナーレへ。
無数の階層が連なる“塔”のかたちをした世界。各階層は神の代行機械であるアントロポシュカによって管理されていた。しかし管理する階層に住む人間が“幸せ”に暮らせる世界を作る、という命題を与えられ階層世界を運営してきたアントロポシュカたちは、永い時間を経て、その多くに狂いを生じていて…。“幸せ”に狂った世界の中を、少年・サドリは相棒のカエルとともに海を目指して塔を降りてゆく。かつて交わした「彼女」とのただひとつの約束を果たすために。優しくて残酷な、神様と世界のお話。
“ウチダ・マコトは悪魔である”という情報が伝わってきた。いそうでいない悪魔が身近に現れたとなれば、いろいろと聞いたり試したりしてみたいのがオカルト研究会。そんなわけでオカルト研究会の精鋭(当然、女の子です)たちはマコトが悪魔である証拠=マコトの尻尾の有無を確認するべく、あの手この手(まぁ、色仕掛けです)でマコトのズボンを脱がそうとして…。一方、正義の味方の天使も、お泊まりセット片手にマコト宅に乱入し…!マコトの貞操、大ピーンチ!?脅迫から始まるラブコメディ第2弾。
二人は出会った。それはあらかじめ決められていたことかのようにー。「ヴォルフシュテイン、この程度か?」少年は囁くように言う。「サリンバン教導傭兵団…」剄の力を加速的に飛躍させる違法酒密輸事件を捜査していたツェルニ都市警察とレイフォンは、偽造学生証を保持した集団に遭遇する。その中に、少年ーハイアがいた。グレンダンが誇る最強傭兵集団の三代目団長であるという彼がなぜここに?さらに違反酒捜査の手はツェルニの生徒にまで及び、それがいくつもの運命のいたずらを引き起こすことになる…。最強学園ファンタジー、第四弾。
王城の屋上からローランドの城下街を見下ろしてライナは思った。英雄王シオン・アスタールの統治より数年。この国は、確実に変わった。街は活気に満ち、人々は笑顔で、誰もが幸せそうにしている。もう、以前の狂ったローランド帝国ではないと。だが、一見平穏に見える世界は、崩壊への道をたどりはじめていた。他ならぬ英雄王自身の手によって…。理想の国家を目指していたはずなのに、誰もが笑って暮らせる国にしたかったはずなのに。どこで道を外れてしまったのか?何がシオンを変えてしまったのか?そんな親友を救うため、ライナは決意を込めて新たな道へと歩みだすー。序章は終わり、壮大な物語が真の姿を明らかにする。
入団するや否や白兎騎士団内に渦巻く陰謀に巻き込まれたガブリエラと仲間たち。首謀者が団長のマリエミュールであると導き出したガブリエラだったが、そのあまりにも無情な事実にレフレンシアは苦悩する。シギルノジチ経国の暗躍は窺い知れるも敵の全容は杳として知れない。果たして誰が味方で、誰が敵なのか?そして圧倒的不利な状況の中、騎士団の危機を救うべくガブリエラが放つ起死回生の妙案とは!?美麗絢爛最強乙女戦記、待望の第3巻。