2006年7月10日発売
市立第一高校の一年生で時槻雪乃のクラスメイトの媛沢遥火は、停まっている自動車が怖かった。いつもと同じように急いで通学路途中の駐車場を通り過ぎようとすると、背後で小さな重い音が聞こえる。そして、振り返った遥火の眼に映ったのは、べったりと車の窓に浮かぶ、二つの赤ん坊の白い手形で──。
ラトロア国内で、反ジェラルド勢力による議会占拠事件が発生! “神霊” の奪還を目指し、ラトロアへ侵入したリセリナたちを待ち受けるものは!? そして、ハーミットとシルヴァーナが知った意外な事実とはーー? クライマックスへ向け、物語は大きく動き出す!
最後の《方舟の闘士》として覚醒した拓也の前に、《金色の戦器》奪還の命を受けた双子の《獣》火凛と水漣が現れた。いまだ《金色の戦器》の真の力を引き出せない拓也は、熟と冷気を操る火凛と水漣に苦戦し、拓也をかばい無理を重ねた日向子は倒れてしまう。 そんな二人の許に、人類に残された最後の切り札である拓也をサポートするため《方舟》から派遣されたという少年・亨司が現れる。 一方《最も凶暴なテリオン》ルスランに連れ去られた礼菜が、テリオンの拠点の一つ《城》で出会ったのは……。
人類を護ってきた座敷童たちの長であり、“時を超越せし者(エターナル・ワンズ)”でもある伊邪那岐(いざなぎ)が、ついに『神話矯正の儀式』を開始した。 それは、『世界をもう一度やりなおす』ための儀式……つまり、「人類の滅亡」を意味していた。 真相を知った守屋克喜(もりやかつき)と座敷童・未麟(みりん)は、最強と謳われる座敷童“剣宮(けんぐう)”鞘月(さやつき)と共にその暴挙を止めようとする。 しかし、伊邪那岐の力は圧倒的で、未麟の仲間達が次々と倒れていき……! 豊葦学園を舞台に、座敷童とワラシモドキ、そして人間の運命が交錯する! イマドキの座敷童シリーズ、激動の最終巻!