2007年10月18日発売
「だーれが、幽霊女ですって?」 右手でモノを握ると跡形もなく消えるーーだから、空っぽの手品師。そんなふうにクラスでは三文手品師のフリをする、それが僕の平凡な日常。の、はずだった……アリッサと出会うまでは。「あんたに選択の余地はないのよ。あたしに従いなさい!」屋上から降ってきた半透明の少女にいきなり命令され、強引に肉体を依代にされてしまった僕……足元がふらふらする。全身がだるくて重い……待て。なぜ僕がこんな目に? 幾何学模様の法衣を纏い金髪碧眼の瞳を持つ彼女の名前はアリッサ=クラノ=ストーリング=ライト。大魔術師ヒース=ストーリングの孫娘で、天空に浮かぶ≪方舟≫から自分の肉体を奪った犯人を追って、精神体として彷徨い、この地上へと辿り着いたというのだが……。 秘密の右手を持つ少年と、世間知らずでわがままな魔法少女が繰り広げる学園マジカルストーリー! 第1回小学館ライトノベル大賞期待賞受賞作家のツカサ先生による独特なストーリーテリングと、「撃墜魔女ヒミカ」(電撃文庫)や「ゴッデス!」(HJ文庫)などで知られる近衛乙嗣先生の流麗なペンタッチが見事にコラボレーション! 好評大人気シリーズ第1弾!
大ヒットアニメを小説化、待望の第2部! その男は、欲望に忠実に奔放に生き、仲間を愛して自由を目指し、そして唐突に散ったーーー 「だめだよ……。俺は、アニキにはなれない」リーダーであるカミナを失い、迷走を続けるグレン団のなかで、シモンは自暴自棄になっていた。執拗なまでに獣人たちを憎む彼の心が、螺旋力のバランスを崩す。シモンを乗せたラガンは暴走の果てに谷底へと落ちてゆく。その谷底で、シモンは透き通るような白い肌をした謎の少女・ニアと出会う。「ごきげんよう。あなたはだあれ?」なんと彼女は、人間たちを地下へと追放した螺旋王ロージェノムの娘だった……。 「新世紀エヴァンゲリオン」で知られるGAINAXが総力を結集し制作、テレビ東京系列で放映され大好評を博した話題の合体ロボットアニメ「天元突破グレンラガン」小説版シリーズ、待望の第二巻! 少年からひとりの男へと成長してゆくシモン! アニメでは語られなかった「螺旋王四天王の知られざる心情」もたっぷりと描いた第2部。 劇団☆新幹線の座付き作家としても知られる中島かずき監修のもと、「とある科学の超電磁砲」「BLOOD+」の脚本家としても知られる砂山蔵澄が執筆!