2007年発売
“大喰い”との激戦により、自らの虫を暴走させてしまった“かっこう”こと薬屋大助は隔離施設を破壊、負傷しながらも脱出する。二人の少女が営む“便利屋きらり”に保護された大助だが、街は未知の“同化型の虫憑き”誕生を察知した特環・殲滅班の監視下にあった。さらにその街からは奇妙なおまじない“コアトルヘッド”のブームが全国に広がりつつありーそれは、さまよう獣たちが取り戻す、最高で最悪のロスト・メモリーズ。
庶民的パン屋の看板娘ミレーユ。おムコをもらって店を国一番にするはずが、なぜか駆け落ちした兄の身代わりに王宮に出仕することに──!? ビーンズ文庫が贈る超王道、奇人変人美形だらけの王宮ファンタジー!!
ルークはキムラスカ王国の公爵子息として育つ。しかしティアと出会い、世界を旅することで、自らの未熟と自分が六神将のひとり、アッシュのレプリカだという事実を知る。苦悩しながらもヴァンの人類滅亡計画を阻止すべく奔走するルークに提示された、世界を救う解決策。だがそれはルークかアッシュ、どちらかの犠牲を必要とするものだった!託された世界の運命は…!?感動の完結巻。
地味地味メガネ高校生とは仮の姿。陰守マモルの真の姿は、掟に従いお隣さんの少女・紺若ゆうなを陰から守っているスゴ腕の忍者だ!ぽけぽけゆうなを守るのに毎日がいっぱいいっぱい…なのにまた来た、嵐が来た。伊賀時代の山芽の親友・佃根イナゴと塩谷木鮎花。二人が来た目的とは、山芽の旦那さんを見ること!!それってマモルのこと!?(『伊賀娘たちが来た!』)山芽のライバル・雲隠ホタルに一泡吹かせるために、何やらたくらんでいるイナゴと鮎花。それがまた大変なことに…?(『山芽あれるぎーを治せ!』)ほかの計3本でお贈りする、やっぱり今回もマモルくんは大変な目に遭っちゃうのかな?な第9弾です。
リリアは春休みに母親のアリソンと列車の旅をすることに。 でも、休み明けに学院で開催されるダンスパーティの相手がまだ決まっていないという問題が……。 一方、トレイズは二十歳までに自分で結婚相手を決めなければ、ある国へ “婿入り” させられることになっていてーー。 春休みに起こるドキドキの大騒動!
行ってくるね。真っ白な少女は、精一杯に笑った。仕え魔のダニエルは哀しそうに、行ってらっしゃい。と応えた。白い少女の向かう先は、光が塗り替えた世界。そこは、何も無い世界。少女は、透明な空に、透けるように少しずつ消えていく。そうして、ここから、離れていった。 --少女を待っていたのは、赫い血の色の空。鈍色に光るのは、その空に浮かぶ存在が手にした巨大な鎌。その少女は、死神だった。真っ黒の。そして、はじまる。はじまりの終わり。終わりのはじまり。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。
ある朝、桜くんが目覚めると、目の前に端正な顔立ちでスマートな少年の姿が……。 彼の名は草壁桜…… つまり、もうひとりの自分? 紳士で聡明で秀才の 「光の桜くん」(南さん命名) の魅力に、クラスのみんなはうっとり状態。 本物の桜くんの立場はどうなるの?
いよいよエメレンツィアが東ビ大附属を去る七月を迎え、ちょっぴり寂しい吉村護です。生徒会のみんなで楽しく送別会を開き、せめて最後は笑顔でお別れをと思っていたのですが……。どうもドイツのヨハンと連絡が取れなくなったようで、エメレンツィアもどうしていいのか解らずだったり、嫌な予感が過ぎったりと、気もそぞろなご様子です。そんな矢先、いきなり現れた銀のマリアに絢子さんのビアトリス感応能力が消されてしまい、ふ、普通の女の子に──!? ドイツと連絡取れないのも関係しているらしく、一体何が起きてるのでしょうか? いよいよ最終エピソードに突入した激ピュア・ラブコメ第11弾!
神狩屋の婚約者の七回忌前夜、人魚姫の物語をなぞる惨劇は、蒼衣たちが訪れた海辺の町全体に広がっていく。そして、死の連鎖を誘う人魚姫の真相が明かされる時──。鬼才が贈る悪夢の幻想新奇譚、第四幕!
クランテリオンの拠点『城』への手がかりを探す拓也達の前に、グロスマンによる精神支配を受けた礼菜が帰ってきた。記憶を封印され、テリオンの刺客として荒れ狂う礼菜、そしてその手には“金色の戦器”ミセリア・フォルテスが…。礼菜とは戦えない拓也に打つ手はない。礼菜の矛先が自分にのみ向けられている事に気が付ついた日向子は、拓也を守るため、一人で礼菜を誘い出す作戦に出る。礼菜の追撃をかわしながら、日向子が向かったのは…。いよいよクライマックス直前!!
委員長の井上さんからバレンタインデーに渡されたチョコの意味に悩む普通の少年・道弘は、学校からの帰り道、スーツ姿の美女と和服の少女という奇妙な二人組に出会う。スーツの女は祓い師・門倉淑乃、少女は使い魔の小夜と名乗るが、あまりに日常から逸脱した自己紹介に、道弘はとまどいを隠せない。淑乃が言うには、道弘は幽霊や残留思念など、普通の人には見えない存在が見える『同調者』らしい。淑乃は怨霊退治の手伝いを、道弘に強要するが…。第6回電撃hp短編小説賞銀賞受賞作を始め、同調能力者・道弘くんの活躍(?)を描く短編全5編を収録。
あの内戦から一年ーー。 リューカ姫を日本に連れて行くという約束を守るため、再びセリカスタンの地を踏んだ龍也。 出迎えてくれたリューカ姫の笑顔とは裏腹に、国内情勢は政府と有力部族であるナガス族の間に生まれた不和によって一触即発の状態だった!
城島晶の父親、城島樹。 虚軸発生の原因となったその男は 【無限回廊】 の画策によりこの世界へと戻ってきた。連れ去られた芹菜の行方は? 樹の目的とは? 樹を虚軸へと送った本人である 【無限回廊】 はなぜ樹と行動を共にしているのか……。晶たちはすべてを知るため、樹の元へと赴くがーー。 衝撃の真実が綴られる第6弾。
晴明不在の京に現れた、夜盗の影ーそこには天狗の業と思しき痕跡が混ざっていた。調べにあたる陰陽寮の暦生、賀茂光榮に協力し、慶滋保胤は愛宕の天狗、小五郎の元へと出かける。一方の晴明邸ではその頃、帰りを待つ時継や貴年達の元に、不穏な気配がー。優れた道士の体を求める妖、鶴楽斎。その鶴楽斎に操られる天狗の猛丸。彼らの暗躍によって、保胤達の平穏な日々は一転、緊迫の事態を迎える!第七回電撃小説大賞“金賞”受賞シリーズ第五巻。四年に及ぶ沈黙を破り、今、ここに復活。