2008年8月発売
遙奈原初雪様。校内一と誉れ高き麗しのお嬢様。完璧な容姿と物腰でクラスでも信頼が厚い…のですが、そんな彼女にも悩みがありました。それは“自分の思考が他人に流れ漏れてしまう”こと。思春期ど真ん中な彼女は、ついついえっちなーもとい、扇情的な妄想をしてしまい、それが他人へと伝わってしまう危機的状況に…。そんな初雪様を守るため、織人様が孤軍奮闘(七転八倒)するのでございます。ええと、「陰陽道」はどこにいったのでしょう…?「電撃大王」連載『森口織人の帝王学』と一緒に読めば全てお分かりになるでしょう。おかゆまさきの新作登場、でございます。
クリスマス・イブに事故った不幸な高校生・東司。退院した彼の部屋に、ある夜忍んで来た美少女は言った。「あなたを轢いたのは、わたしです。-トナカイの引く“ソリ”で」不法侵入者で轢き逃げ犯(!?)で自称サンタクロースな美少女は、東司を轢いてしまったお詫びに、なんでも一つ欲しい物をプレゼントしてくれるという。寝ぼけた東司は、うっかり「君が欲しい」と言ってしまいー!?第7回電撃hp短編小説賞「大賞」受賞・佐野しなのが贈る、天然サンタ少女が巻き起こすちょっと不思議な物語、開幕です。
はじめてのライブを終え少し距離が縮まったナオと真冬は、息つく暇もなく二学期のイベントシーズンを迎える。合唱コンクールに体育祭、そしてフェケテリコ初の単独ステージとなる文化祭。神楽坂率いる民俗音楽部の面々は、ときに敵としてときに仲間としてしのぎを削る。そんな折、真冬の前にひとりのヴァイオリニストが現れる。ジュリアン・フロベール。通称ユーリ。いたいけな女の子みたいな見た目で、真冬に気安く接する彼は、かつて共に演奏旅行をした仲だという。さらに彼の出現を境に真冬の指が動くようになり、ナオの動揺を誘うがー。おかしくて少しせつない、恋と革命と音楽が織りなす物語、第3弾。
「宗太さんのこと、好きになっちゃったみたいです!」1巻のラストで立花ひなたに告白されてしまった真田宗太。ひなたとは一緒に住んでいるわけで、1つ屋根の下にそんな相手が居ると思うとどうも平静でいられなく…。一方、ひなたは京先輩から妙な入れ知恵をされて宗太に猛烈アタックを計画中。京先輩がいうところの“ポイント”はアップするのか!?盲目の美少女と「他人に自分の見ているものを見せる力」をもつ少年のラブ日和は今日も絶好調です。
人間ではない『一族』がいた。ある山の奥深く、人の手の届かない場所で里を作り、ひっそりと暮らすー女しか生まれず、それ故に滅びかけていた『あやかし』。今までも、これからも、彼女たちは人の世から隠れ、人の世の狭間に生きていく、そのはずだった。しかし、その日。『一族』が起こしたある諍いは、小さな波紋となって町へと広がっていく。その結果として霧沢景介と灰原吉乃の前に現れたのは、枯葉と名乗る少女だった。彼女がふたりにもたらしたのは、運命か、或いはー。藤原祐×椋本夏夜のコンビが送る現代伝奇ファンタジー、ここに開幕。
「私が后に望むのは、ディアナ、君だけだ!」ドレスより実験!の公爵家の変わり姫ディアナが受けた突然のプロポーズ!!舞踏会で即位したての幼馴染み・ヘルムート王の手を取る、はずが…妖艶な魔女ミカエラが現れ、ハーレムに加えようとヘルムートをライオンにする魔法をかけ連れ去ってしまった!愛する彼を助けるため、そして自らもかかってしまった魔法を解くため、ディアナと仲間たちの旅が始まるー!人気コンビで贈る“恋&魔法&冒険and more!”のエンタメファンタジー、開幕。
「勇敢なる海の男たちよ!この航海は死出の旅だと覚悟せよ!」戦乙女の装束に身を包んだオランの聖剣捜索隊隊長シヴィルの檄に、船乗りたちはそれぞれの武器を振り上げ、大歓声で応えた。魔法王の鍛冶師ヴァンの鍛えた聖剣を求め、リウイが訪れたのは海の民の王国バイカル。かつて海の大国と呼ばれたその国もロドーリルとの戦で疲弊し、財政は破綻寸前であった。唯一の希望は、伝説の海賊王バラックがどこかに隠したという財宝。それを求め小さな王子リッケを中心とした冒険隊は、リウイ一行とオランの聖剣捜索隊を伴い大海原に出る。待ち受けるのは、けっして止まない嵐が吹き荒れる魔の海域だった!?リウイ・サーガ最終章、聖剣戦争シリーズ第6弾。
さえない妄想狂・七瀬と超絶美青年・鉄二の大好評ラブコメディ完結。うっかり鉄二の部屋にお泊まりしてしまった七瀬に、両親たちは「おめでとう」コールを大合唱。鉄二までもが結婚届に名前を書かせようとするけれど…。これって妄想それとも現実!?不可解な鉄二に振り回されて、七瀬の妄想はさらにエスカレート。
16歳になった三田村由麻は将来を嘱望されるプロピアニストとして帰国した。だが、成田に迎えにきた林の姿を見たとたん、うれしさのあまり道路に飛び出し、事故に遭って意識不明に陥る。やがて由麻は幽体離脱を起こした中で神崎亜衣子の霊体に出会う。亜衣子は由麻に早く肉体に戻れと言うが、由麻はどうしても戻れない。精神的に阻害する何かがあるらしいのだが…!?大人気書き下ろしシリーズ第6弾。
「書かなくてもいい。ずっと側にいる」-そう告げるななせに救われた心葉。だが、そんな彼を流人の言葉が脅かす。「琴吹さんのこと、壊しちゃうかもしれませんよ」…そんな時、突然、遠子が姿を消した。空っぽの家に残るのは切り裂かれた制服だけ。心葉は遠子を追えるのか?露わになってゆく真実に、彼が出す答えとは?遠子の祈り、叶子の憎しみ、流人の絶望ーその果てに秘められた物語が今、明らかになる…!“文学少女”の物語、堂々終幕。