2008年9月発売
ついにリスタル王国とシュータン帝国の間で戦端が開かれた!王立騎士団の一員として戦いに参加したライルは、国王に間近で接し、国を思う彼の真摯な気持ちに触れ、王家に抱く考えが変わりつつある。アランダムの地で戦いの準備にいそしむシェナンは少しずつ人心を集めつつあった。そしてアリアは、遠い異国でクルサードに再会したのだが、その真意が掴めず迷っていた。戦乱の中で、彼らが想うのは誰ー。
土地を巡って北と南が対立する町ケルーベに、伝説の海獣イッカクが陸揚げされる。町の力関係をひっくり返しかねない価値を持ったイッカクの登場で、ケルーベは俄かに騒がしくなる。『狼の骨』の情報を集めるロレンスたちも、不穏な空気を感じていた。そんな中、イッカクの横取りを狙う女商人エーブは、ローエン商業組合を抜けて自分のところへ来るようロレンスを誘う。狼狽するロレンスのもとには、さらにローエン商業組合からも協力要請の手紙が送られてきて…!?ロレンスの出した答えとは?その時ホロは?『対立の町』編いよいよ完結。
これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語…のはずが、あのモモがちょっぴり過激な天然美少女に!?『新トウキョウ王子花園学園』にやって来た季節はずれ(入学式から一週間後!)の転校生・咲ヶ本モモは、ラヴリーにして凶暴。そして苺大福大好き。黒猫ダニエルを従えた彼女の目的は、人間の脅威になる“幻魔”を集めること。そんなワケで、モモとダニエルが学園都市を舞台に、“幻魔”によって心を触まれた人々を愛の鉄拳で救ったりなんかしちゃいます!?ハセガワケイスケが贈る、モモとダニエルの新しい物語、見参っ。
梅雨の季節。狂気蔓延る屋敷からどうにか抜けだし、無事まーちゃんとらぶりーな関係に戻った今日この頃をいかがお過ごしになれそうか考えていた昨今。体育の授業をサボり中、人間をお辞めになったらしき侵入者が学校に来訪した。殺傷能力を有した、長黒いモノを携えて。そしてそいつは、無言でいきなり自我を暴発させた。つまり、長黒いモノをぶっ放した(エロい意味じゃなく)。気づけば、体育館の床一面には阿鼻叫喚の赤い花が狂い咲き始め…。
「さあ、召し上がってくださいな、秋人様」タロット初の短編集は、いきなりここから読めないこともない、ご試食可能な番外編!麗しの籐子様にコスプレナースで介護されたり、癒し系少女・八久住さんの意外な一面が垣間見えたり、眼鏡チビっ娘・三崎のワンピパジャマが真夜中にめくれ上がったり、天然メイド・志津乃さんが繰り出した“秘技”でみんなの服が大変なことになったり、ヅカ系美少女・真冬が相変わらず男に間違われてキレまくりだったり…。本編よりもラブコメ成分大増量、肌色満載の全五話でお届け。
わたしがお仕えするサタン様は類い希な美貌の持ち主だ。でも『魔王』としての本来の力を失った今の外見は十歳くらいにしか見えない。サタン様が一人での着替えが覚束ないのも、転んでパンツ丸見えで涙目になってしまうのも、お風呂で前側を洗わせてくれないのも、全て世界を統べる力を失っているからなのだ。そして、わたしとサタン様が通う晴嵐高校の『ぶんかさい』でメイド喫茶を催すことが決まった。クラスの雰囲気も浮かれ気味で、たくさんの悪意を集めるチャンスである。サタン様も復活の興奮を隠しきれず、ハシャいでいらっしゃるご様子だ。そんな時、わたしがオトすべき愛沢悟の身にとんでもないことがー。ちょっとHなうっかりラブコメ第二弾。
深夜の白麗陵。宮殿風の上育科寮で、ゆらゆらと蝋燭の灯りに浮かび上がるふたつの影。その影たちは、現在絶賛婚約保留中の標的…日野秋晴を、今度こそ真の「旦那様」とするべく、いま、再びの密謀に身を投じるのでありました…と、いうわけで。さらに熱く激しく狙われてしまっている獲物な秋晴の運命や如何にッ!?さらにはちっちゃな銀髪王女さまが、これまたちっちゃな先輩を巻き込んで大暴れしたり、あの朋美がよもやの大ピンチに陥ったり!?こりゃもう大変なイベント続きの第7巻ですっ。
6月18日午後9時、南洋を航行中の豪華客船・MW号を異変が襲った。静寂を劈いてけたたましく鳴り響く悲常ベル。それは事件が事件を呼ぶ、波乱の幕開けに過ぎなかったー。さまざまな思惑と陰謀が渦巻き絡まり合う、MW号の運命は…!?「電撃hp」で好評を博した「電撃コラボレーション」、幻の通販本「電撃h」「電撃p」に掲載の短編も大量収録してお贈りする、電撃コラボレーション文庫化第二弾。
各国により分割統治された中世の神州・日本。その上空を8隻からなる都市艦“武蔵”が航行していくー。遥か遠い未来。“重奏統合争乱”を経て、人類の命運を懸けた“聖譜”をもとに歴史の再現を行う国々。そして、さまざまな思惑と決意を胸に、未来を切り拓こうとする人々。重なり合う中世の世界を舞台に、学生達による学園国家間の抗争が始まろうとしていた!AHEADシリーズ『終わりのクロニクル』と都市シリーズの間の時代を描く、壮大な物語“GENESIS”シリーズ、遂にスタート。
夜に紛れ、彼らは静かに扉を叩く。耳を傾けてはいけない。その声は、心を惑わせるから。決して、開けてはいけない。その手が差し出すのは、悲劇だけだから。彼らの名は『グリムザール』-異界の深淵を覗く者。今夜もまた誰かが扉を開き、悲劇が一つ落とされた。とあるオフィス街で起こったエレベーター乗客失踪事件。そして、その裏側で次々と殺害される“異界使い”たち…。二つの事件が交錯し、異界の深淵へと至る通過儀式が始まる時、“反翼の魔女”が再び降臨する!第14回電撃小説大賞“銀賞”受賞作、第2弾。
王領アクィタニアに逃れた傭兵レオンと聖王女アリアン。この地で、レオンは養父ハイレディンに関する驚愕のうわさを耳にし、アリアンは同盟を盾に、大国の老皇帝との結婚をせまられる。一方、皇子ユーサーは邪な皇姫エンジェリナと結託し、ダルディス皇国掌握に乗り出す。レオンたちを迎える男装の女侯爵と、謎めいた軍将。暗躍する邪教の信者たち。次第に明かされていく、神話に隠された恐るべき秘密…。分かたれし大陸ガトランの国々がアリアンを求めて動きだす中、レオンはアリアンを守ることができるのか。神々の真実とはー何か。神々と英雄、剣と神秘のファンタジー叙事詩、第二弾。
福原駿介が囚人ゲームサイドから渡されたのは一台の携帯ゲーム機。その携帯ゲーム機を起動させてみたところ、中に囚われていたのは、あの“オリビア”だった。彼女を助けるために、福原はゲームに参加することを決めた。ゲームの目的は“魔王を倒し姫を救出すること”で、しかも現実とゲーム機の中の世界がリンクしているらしい。魔王とは何者なのか。そして姫とは果たして…?ゲーム機を片手に東京の街を歩き回る“冒険”が始まる…!ノンストップゲームストーリー第3弾。
『薔薇色』の仕立人クリスは、青年貴族シャーロックとの恋をゆっくりと育てていた。だがある日『薔薇色』に謎の男ギルレイが現れ、シリルという女性のドレスを注文する。クリスは採寸のためひとりでロンドンを訪れるが、指定されたのはかつての『薔薇色』があった場所のすぐ近くだった。女優だというシリルに振り回されるうち、闇のドレスに近づいていくクリス。シャーロックも闇のドレスの真相を追って…。
京処でようやく再会した花菜と匡一郎。だが、つかの間の甘いひと時を過ごす2人に迫るのは、張り巡らされた猿鬼の謀略と神々が背負った宿命の糸ー。徐々に明らかになる女神・千生音の思惑は、花菜がこの世に生まれ、進む行方を運命づけようとしている。それは龍王・潤一郎と共にあることを誓った花菜の意思を否むもので…。そして京処人らが押し寄せる邸で、神々やその末裔の前についに現れたのはー!?匡一郎が花菜への想いを語る短編も収録。大人気和風ロマネスク、シリーズ第4弾。
神鳥とは、地界の魔族に脅かされる人間たちを救うため、神が創り給うた新たな種族。天界でのんびりと暮らしていた神鳥の娘・カナイは、ある朝、西の大国セレシェイアに「神降ろし」され、悪しき魔物たちと命がけで戦うことを強いられる。幼いカナイは自らの使命を激しく拒むが、美しき先代の男性神鳥・イナミに「戦えない神鳥など必要ない」と罵倒されー!?第10回えんため大賞ガールズ部門佳作受賞作、魅惑のキャラクターに彩られた幻想浪慢譚がいま開幕!弱虫の新米神鳥は世界を救えるのか。
スティルード国の王子・セレムは、親友のリーナス・ダリュス兄弟と旅の途にある。目的は、祖国を魔物の手から護る術を探すこと。しかし古代魔法の盛んなイズート国に入ってすぐ、ダリュスが怪物の猛毒に冒されてしまった!秘薬「パラス・アテナ」を求めて王城の傭兵に志願したセレムたちは、この国の姫が魔竜との望まぬ婚礼を控えていることを知りー?封印の竜珠を巡って渦巻く人間と竜の抱腹絶倒、のちに感動のマジカルファンタジー。第10回えんため大賞ガールズ部門佳作受賞作が登場。
攻性咒式士のガユスとギギナが住むエリダナの街は、憎悪と殺意で沸騰していた。労働者たちが破壊活動を行い、投資家を狙うという不穏な雰囲気。ジヴーニャに託された謎の指輪を求めて、北方の勇者にして虐殺者ウォルロットが現わる。さらには強大な“古き巨人”たちがエリダナに降臨し、小国からの民族独立と戦争の危機にモルディーンが暗躍する。ウォルロットと古き巨人たちの死闘に、ガユスとギギナ、エリダナと大陸国家の全てが巻きこまれ、語られなかった物語が開幕する!!待ちに待った完全書き下ろし新作長編、ここに登場。
最近、友月の様子がどこかおかしい。「ちょっと、ね。でも“家”のことだから、啓介くんは気にしなくていいよ」-大財閥・友月家では次期当主後継者をめぐって親戚同士の醜い争いが過熱化していた。なんと、直系にあたる友月未由は、その命までも狙われていた!?「ねえケースケ、一つだけ聞いていい?あたしと未由、どっちが特別?」…なにやら必死に恋愛勉強中のアリッサを連れ、友月の屋敷に探索へと向かう。そこでぼくたちは、友月家の因習、“群れ”との不可解な繋がりを知ることになる。闇のなかで謎の魔術師が嗤う…「間もなく、我が千年の悲願が成就するー!」。