2009年7月10日発売
インデックスが所属する『イギリス清教』の総本山・ロンドン。その魔術の都が、騎士団長を頭首とする『騎士派』のクーデターにより堕ちた。その影響はイギリス国内全土に及び、市街では一般市民が軍に拘束されるという異常事態に陥る。『騎士派』の“変革”が進行する渦中、魔術師擁する『清教派』は各所で抵抗戦をつづけるのだった。インデックスを救うためフォークストーンに向かった上条当麻は、ついにクーデターの主謀者の元にたどり着く。そこにいたのは、『神の右席』後方のアックアだった。そして、彼が刃を向けている先には、英国王室第二王女・キャーリサの姿が…!科学と魔術が交差するとき、物語は始まる…。
二学期。ついにタロットの美少女たちが待ちに待った文化祭が始まった。『占い喫茶』という怪しげな催し物で最優秀賞を狙う秋人のクラスは、マスコットキャラのアヒル三崎や辣腕委員長・結夏の采配、籐子様の財力、そして禁断の魔女っ子コスプレで勝負に出る!!…のだが、「あれ?お、俺の出番は?占い喫茶なのに占い禁止!?」一人アイデンティティの危機を覚える秋人をよそに、優勝候補のはずの占い喫茶に大波乱の展開が!?喫茶の運命やいかに!八久住さんとの『約束』はどうなるー。
フィアが子犬を拾ってきちゃったり、黒絵がなぜか制服姿で高校に潜入してきたり、サヴェレンティと春亮が“白穂公認・お買い物デート(ハレンチ防止隊付き)”をすることになったり!?もちろんそれらすべてが大騒動に発展するわけで、今日も夜知家は厄介事の連続!「電撃文庫MAGAZINE」に掲載された作品のほか、ネコミミ錐霞の大捕物や、初めて語られる『このはと黒絵の昔の話』など、書きおろしを含めた全6編でにぎやかにお届けする『C3』初の短編集。
夜:夜音。高貴で気高い17歳の吸血鬼の少女。年若いながら絶大な力を持つ。血:陶原健悟。平凡だが極度に健康で極上に美味な血を持つ。「復讐」のために夜音をこき使っている…?カンケイ:吸血鬼にとって人間とは、ただの餌でしかないもの。しかしそんな絶対の真理に反して、陶原は「復讐」と称して、“血を飲ませて欲しければ言う事をきけ”と命令を下す。超不本意なこの状況に懊悩しつつ屈する夜音…しかしもちろんタダで言う事をきくはずもなく!!?おかしな主従関係が事件を呼ぶラブコメ。
英国へと到着した航空都市艦・武蔵。そして、来るべきアルマダ海戦の歴史再現に先駆け行動を開始した三征西班牙〈トレス・エスパニア〉。 三カ国の駆け引きと思惑が蠢くなか、いよいよ英国と武蔵による合同学園祭が始まった……。 はたして、武蔵・教導院のメンバーの前に現れた英国“女王の盾符”〈トランプ〉たちとの戦いの行方は? “重双血塗れ”〈ダブルブラッディ〉メアリの処刑は? 世界征服のためにホライゾンとデートするトーリの決断と正気は? ……あとまあ、点蔵の地味な運命は!? それぞれの想いが交錯するなか、ついにアルマダ海戦の歴史再現が始まる!
白州高校の理事である分家“ひじり”の当主、砂姫が国外より帰還した。それにより入手したのは秋津依紗子に関する新たな情報。今まで座して待つしかなかった戦いを攻勢に転じさせることができるかもしれないーそんな希望の中、景介たちは学校の書類に記載されていた依紗子の住まいへと調査に赴く。しかし一方で、繁栄派の面々も各々の思惑の中、静かに動きを見せ始めていた。枯葉の記憶に掛かる靄。枯葉に対する景介の思い。型羽の過去。棗の迷いーそれぞれの抱えていた問題が戦いの中で露になっていく中、依紗子の狂気は景介たちに何をもたらすのか?シリーズ佳境、第四幕。
吸血鬼たちの村に住んでいます。僕が人間だとバレないように、5人の可愛い女の子に守られながら。もちろん彼女たちも吸血鬼で、僕の味方をしてくれるのは、ほんとは僕の血を狙ってるから…。僕に自分から「血を吸ってください!」って、血を吸わせる相手を選ばせるっていうゲームを、彼女たちは絶賛開催中なんです。僕は絶対そんなこと頼まないけどね。そんな嬉しくない状況だけど、やっぱり彼女たちは魅力的で、健全な高校生男子にとっては、ドキドキすることがあるわけで…。
自分以外の人間が“ロボット”に見えるという紫色の瞳を持った中学生・毬井ゆかり。クラスでは天然系(?)少女としてマスコット的扱いを受けるゆかりだが、しかし彼女の周囲では、確かに奇妙な出来事が起こっている…ような?イラストは『JINKI』シリーズの綱島志朗が担当。「電撃文庫MAGAZINE増刊」で好評を博したコラボレーション小説が、書き下ろしを加え待望の文庫化!巻末には描き下ろし四コマのほか、設定資料も収録。
魔族の手からエルフール王国を解放したセロ達。人々が復興に向け活気を取り戻す一方で、セロは“身に覚えのない悪夢”にうなされる日々が続いていた。そんな中、王都に滞在する一行のもとに、六賢人の一人、“楽人”シェリルからの手紙が届く。しかし、その内容は意外にもー!?伝説の魔導具“還流の輪環”を巡って魔族と六賢人が動き出す中、その魔道具を身に宿す少年・セロと、彼を導く黒猫魔導師・アルカインの選ぶ運命は?人気シリーズ第6弾。
タッケイ、ユルム族連合三万!侘瑠徒の街はシムールの大軍に完全に包囲される。なぜか余裕まんまんのミーネを抜かし、みんな生きた心地がしない。戦いは意外にも穏やかに始まった。互いに一番の遣い手が腕を競い合う弓勝負。タッケイ族の若き天才少女シャールに、晴凛は圧倒的な腕の冴えで勝つ。シャールに見染められた晴凛は求婚され、ミーネがプンスカ怒るという一幕があるものの、戦いの流れは総攻撃へと移っていく。総攻撃が始まれば、数に劣る自分たちは助からない…。正攻法では勝てないと踏んだ伏龍が馬鹿馬鹿しい奇策を編み出すのだが!?待望の第2弾が登場。
生徒会一行と合宿場の下見で海を訪れたイザヤは、かつて九瀬諫也やカルロとともに聖戦を戦った壬生蒼馬の襲撃にあう。断罪衣を起動して攻撃してくる蒼馬は、しかし“獣”に取り込まれ、殉教したとされているはずだった。底の知れない玻璃のもうひとつの人格、異端審問官・ラーフラの監視など気を許せない状況の中、本当の『九瀬諫也』の記憶を留めている蒼馬にイザヤは苦戦を強いられる。はたして蒼馬の正体と目的とは、そしてイザヤがホンモノとニセモノの狭間に見出すものとは!?罪と罰が織りなすアイロニック・アクション、第3弾。
あの男が戻ってきたー四代目率いる不良少年チーム・平坂組の、もう一人の創設者、平坂。折しも四代目は音楽イベントの運営に乗り出し、夏休み中の僕もその手伝いに駆り出される。しかし平坂の指示で動く不良たちが次々に妨害工作をしかけ、やがて平坂組との全面対決に突入する。四代目は平坂との間になにがあったのかも語らず、僕らの協力を突っぱね、かつての友とひとりで戦おうとする。「四代目は間違っている。ぼくは今、探偵の禁を犯す」-ニート探偵アリスがえぐり出す、五年前の悲劇の真実とは?白熱のニートティーン・ストーリー、第4弾。
ミステリアスなクラスメイトの白山さんと、彼女の鞄から現れた傍若無人な美少女・九衛。2人に協力し、外の世界で暴れる『鞄の住人』を捕まえた衡は、白山さんとともに穏やかな学園生活を満喫していた。そんなある日、突然現れた図書館部部長の青嵐が、衡たちにある相談を持ちかける。曰く、自分の“偽物”を見つけて欲しいというのだが…?偽物騒動の影に見え隠れする『鞄の住人』。そして現れた2人の衡を前に、白山さんは本物を選ぶことができるのかー。