ラノベむすび | 2010年8月18日発売

2010年8月18日発売

とある飛空士への恋歌(4)とある飛空士への恋歌(4)

出版社

小学館

発売日

2010年8月18日 発売

ジャンル

はじめて愛した人は、最愛の母の仇だった。 幾百の空砲がイスラの青空に虚しく響いた。本来、死者を納めるべき木棺は、主なきまま聖泉へと落とされていく。 「--わたしは卑怯だ」 仮面の裏に感情を押し込めることには慣れていたはずの、クレアのこころが揺さぶられる。若き飛空科生徒たちの死は、ひとり避難し、生きながらえたクレアの身を苛んでいた。 「--辛いよ。カルエルくん」 目の前で仲間を失い、一回り成長したかにみえたカルエルはしかし、皆の信頼を受ける一方で激しく焦燥していた。その晩、感情のままに叫び、走り、思いがけず辿り着いたシルクラール湖でクレアと再会したカルエルは、その心情を吐露し、自分の正体を明かしてしまう。しかしクレアは、カルエルの期待と裏腹に、彼に別れを告げた。 「好きだから……さよなら」 追いすがるカルエルがクレアを抱き留めようとしたそのとき、夜空から伝う爆音ーー。空の一族! 空爆と対空砲火により、紅い炎に包まれるセンテジュアル。その炎を背に影絵のように映し出されたクレア。その白い顔からは、感情が失われていた。 「……きみ……は……」 ついにクレアの正体を知ってしまったカルエルはーー。 王道スカイ・オペラ「飛空士」シリーズ、衝撃と絶望の最新刊!! 【編集担当からのおすすめ情報】 発売直後から口コミで話題となり、2008年ライトノベル業界の話題を独占! 『新世紀エンタメ白書2009』ブックランキング1位、2008年 Amazonエディターランキング1位、2008年Amazon売り上げランキング6位、2009大学読書人大賞2位など、すばらしい評価を受け続け、ついにアニメ映画化が決定した『とある飛空士への追憶』。その「追憶」と世界観を同一にする「飛空士」シリーズ、ついにクライマックスに突入です!!

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