2011年12月17日発売
愛され四コマ小説で、ほっとひと息。 「それで誰とです? 誰と誰が決闘するんですか?」(by京夜) 「わたくし森とーーあと四ノ宮様ですが」(by森さん) 陽が落ちる前のひととき、紅茶でほっとひと息。最強の挑戦者と言われても、いまいちピンとこない僕、四ノ宮京夜(しのみや・きょうや)が過ごすのは、個性的な五人の彼女たちとの、ゆるふわな時間。部室にコタツ様登場で、会話が弾めば心もほっこり。 「ああ……。本当にあたたかいねえ……」 "しおんさん"と"まーちゃん"に続き、新キャラ大発生なGJ部。わりと大丈夫になったのが逆にコワイ京夜だけれど、タマからすれば「まだまだですよ。ダメダメですよ」 そうかなぁ? ひとりで部室の大掃除もできますよ? めずらしいお客さんも……たまには大丈夫。 「ところでセンパイ。ポテチないですよ」 あー。うん。待ってて。 今年の年末は、みんなで巫女さんになって、タマの神社のお手伝い。新しい年に、みんなが願うのは……。 年越しと、卒業までのカウントダウンに☆四コマ小説。 ショートストーリー36話収録&イラスト盛りだくさん! 【編集担当からのおすすめ情報】 ぞくぞくと重版中! 日常系四コマ小説。 「ガガガ放送局」では、1話まるまるを再現したプロモーション映像も公開中です!! http://ch.nicovideo.jp/channel/gagaga 【ロングバージョン】http://www.nicovideo.jp/watch/1308104651 【ショートバージョン】http://www.nicovideo.jp/watch/1308104592
こんなにも、懐かしいのは……。 もしその人の世界をかたちづくるのが記憶なら、それを失くした彼女は世界の果てに放り出されたようなものだーー。 「ねえ、『ここが世界の果てなら』って。そう考えたらいいと思う」 夜の公園で、君の奇抜の提案に、俺はつい言葉に詰まる。 世界の果て、世界の終わりーー果てと終わりの向こうには未知が広がる。それはそこにたどり着いた誰かの可能性そのもの。 「ねえ、そしたらその先は、誰もが初めて見る景色だから。 誰も見たこと無いならさ、それは自分だけのものじゃない? だから、不安なんてただの古い世界の言い伝えって思えば……」 そんなふうに思えたら、俺はなにも考えずにいま君を抱きしめることも出来るんだろうか。 「……ねえ、わたしのこと好き?」 双子の姉妹、まひると真夜。幼なじみの少年、慎司。それぞれに恋心を抱きながら育ち、やがて高校生となったある日、真夜は事故により記憶を失い、日常がゆるやかに崩壊をはじめる。