2011年6月17日発売
級友たちを襲う死者の群れ……ほくそ笑む僕 「最悪の学校、どうしようもない社会。ゾンビが現れてぶっ壊してくれればいいのに」 現実を呪い、ゾンビ映画を観ることだけが生き甲斐のネクラ高校生・丈二。 しかし、臨海学校で訪れたとある島で、丈二たちは本物のゾンビパニックに遭遇することになる。 ゾンビ映画マニアの知識とハッタリで、クラスメイトを救い皆から頼りにされることになった丈二はヒーロー気分に酔いしれるが、逃げ込んだショッピングモールで、とんでもない光景に出くわす。 それは、ゾンビパニックに乗じて生徒たちを奴隷化し君臨した「女王」が支配する、とんでもないコミュニティだったーー。 『ほうかごのロケッティア School escape velocity』でロケットと青春を描いた大樹連司が、今作ではゾンビとルサンチマン・ヒーローの組み合わせで青春の暗部を抉り出す。 イラストは本作でライトノベル初挑戦となるsaitom。
二年目は、夏イベント満喫☆四コマ小説。 「あの、僕……。正部員だったんですか?」(by京夜) 「そだな」(by真央) カンカンな太陽と、清涼なこかげ。いつの間にか正部員になっていたらしい僕、四ノ宮京夜(しのみや・きょうや)が過ごすのは、個性的な五人の彼女たちとの、ゆるふわな時間。二年目の梅雨、そして夏は、すこし部室を離れて……。 「ケーキの日」以外も、ちょこちょこ部室にやってきて、ゴロゴロしていくように なったタマ。一年生で見習い部員の彼女と同格と思われていた二年生の京夜は、どうやら正部員になっていたようで一安心。しかし、人と人と関係性は、身分で決まるわけではないのであった……。 京夜の妹・霞(かすみ)、天使三姉妹の末の妹・聖羅(せいら)、綺羅々(きらら)の妹・ジェラルディンたち「シスターズ」も、夏休みにあわせて出番、増えてます。 第二期も絶好調! ゆるふわ☆四コマ小説。 ショートストーリー36話収録&イラスト盛りだくさん!
待望、完全新作描き下ろし長編の続編! 最強最悪の快楽殺人者たちがエリダナに集う。 そこで現在繰り広げられているのは、一切の「人間的感情」とは無縁の純粋な殺人ゲーム。誰が誰を殺すのか、誰が誰に殺されるのか、誰が誰と組んで殺すのか!? 大事なことは「どれだけ殺せるか」だけなのだ。その数が多いほど「勝利」に近づける。しかし、その殺戮と破壊の後には一体何が? 目的の見えない大混乱の嵐の中、ガユスは激しく動揺する。さらに、最強の使徒・アンヘリオはパンハイマの娘・ペトレリカを誘拐、暴虐の限りをつくし、圧倒的な戦力で「祝祭」の中心へと踊り出る。かつてないほどの恐ろしく、凶悪な咒式の前にガユスとギギナ、そしてパンハイマも、攻撃のすべを失ってゆく。一方、使徒補足のため、エリダナに滞在する特別捜査官たちにも、謎めいた秘密があり…!?