2011年6月18日発売
これはゾンビですか?(8)これはゾンビですか?(8)
俺、相川歩は『愛』ってのがわからない。周りの奴らはすぐに「付き合おっか?」なんて言葉にしやがるが、そんな言葉に何の意味があるのだろうか。言い寄ってくるサラス、誤解に誤解を重ねる友紀。俺は今の関係が最良だと思っているのに、周りの気持ちは動いていく。「ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい」クリスマスも楽しく終わって大晦日。俺自身が関わった、ネネさんの同人誌を買うためにコミケへやってきたのだが、そこで何かと謝る妙な少女に出会った。彼女、リリア・リリスの出現で、色んな『愛』が変化していく。第20回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞。
氷結鏡界のエデン(7)氷結鏡界のエデン(7)
「世界を構成する鍵。空白のこと、あなたの魔笛のこと、第七真音律のこと。全てを教えてあげる。望む事実も、望まない事実も」満面の笑みを浮かべ、空白は歌うようにシェルティスに告げた。「あなたには全てを知ってー絶望して欲しいですからね」第三機関・異篇郷の拠点に潜入したシェルティスの前に、異篇卿・イグニドが現れる。空白の存在にふしぎな郷愁に襲われ、シェルティスは戸惑いを隠せないでいた。そして同じ頃。千年師・レオンの前には、“理想の敵”が立ちふさがるー。穢歌の庭に堕ちたシェルティスの“真実”が明かされ、“みえざるもの”の実在証明が求められる、重層世界ファンタジー。
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