2013年2月発売
「日本を司る神姫」。それは、泣けば雨、怒れば雷、お気に入りは大流行ーと、まさに日本そのものと言っても過言ではない存在。ある日「新しい日本の神姫になりに来た」と現れたのは「フランスを司る神姫」のフランス子(残念なことにオタクの中のオタク)。その宣戦布告を受けて立つ気満々の日本子(現・日本を司る神姫)。しかしフランス子は、茶道・華道・香道・日舞・盆栽・流鏑馬その他諸々、ものすごくいろいろな意味で日本に精通していた。お約束のように絶対的危機を迎える日本子。そんな奴が奇跡の勝利を獲得するべく、唯一の手段として手にしたのはー!?世界を巻き込む笑顔満開系チャチャチャ遊戯、れっつごー。
死闘の末、父・王蜜の君に勝利したラス。世界の「破滅の鍵」を携え、五闇を従えることとなったラスには、第六の妖主である「雛の君」と等しく、新たな世界の「女皇」となる資格があると、父は認めたのだが。一方、ラスの母・チェリクが見上げる空には、巨大な亀裂が不気味に入って…!?魔性による殺戮が、世界を赤黒く染め上げ始めているー。ラスよ、愛しき世界の破滅を食い止めよ…。
裕福な地主の娘でありながら職業婦人に憧れ、看護婦になったアデライド。有能だが不器用な性格で友達がいないため、イギリス滞在中のエスニア公国の公子・クリスティアンが極秘入院する特別室の担当をまかされる。安静にしていなければいけないのに、夜会へ出席したがるクリスティアンにアデライドは反発を覚える。しかし、彼が夜会にこだわる本当の理由を知り…。
かつて魔族をひきいて戦いを挑んだ魔王がいた。争いの果て魔王は敗北、力を奪われ封印される。だが、魔王は千年後の復活を予言した。時が流れ、魔王復活の噂が大陸に流れる。新たな魔王と呼ばれるのは、小国リブファールの王子アレク。呑気な虜囚生活を送る彼を、ある日、幼なじみの帝国の姫ティアナが迎えに来る。それは大陸に渦巻く陰謀劇の始まりだったー。大ヒット本格ファンタジーRPG『魔王と踊れ!CODE:ARCANA』のヒロインたちとの絆が生み出したアナザーストーリーがノベルズとなって登場。
明智遼は警視庁キャリアの美青年。科学では解決できない心霊事件を担当する窓際部署、逢魔刻対策特別課(通称・ゼロ課)の一員だ。ようやく結ばれた恋人の美貌の私立探偵、仰木雪鷹と都内のマンションで甘い「新婚生活」を送っている。そんな遼に突然、海外異動の内示が下る。時期はクリスマス直前。なんと、それは遼の父で警視総監の御杖礼文が雪鷹と別れさせるため、人事にねじこんだ話だった…。
公式戦に向け慧心女子バスケ部の練習メンバーも十人になったのだが、チームワークはいまだガタガタのまま全く進展を見せず。おまけに昴に対する五年生の信頼度も万全とは言えない状況で…。そんな折、紗季の商店街主催のお祭りで屋台勝負が始まった。この六年生と五年に分かれての屋台勝負が、吉と出るか凶と出るのかー。そして、いよいよ公式戦が開幕する。
生まれつきの恐い顔のせいで、学校で浮きまくっている坂本秋月。彼はある夜、一人の少女の事故現場に遭遇し、謎の人物から究極の選択を迫られる…。『お前の寿命の半分で、彼女を救うか?』秋月は寿命と引き換えに少女“夢前光”を救った、はずだったのだが…なぜか秋月の体は1日おきに光の人格に乗っ取られるというおかしな展開にー!始まってしまった二心同体の交換日記ライフ。イタズラ好きな光の人格は、トンデモな出来事や仲間を次々に引き寄せ、秋月の低空飛行人生を一変させていく!交換日記の中でしか出会うことのない「ぼっちな俺」と「残念な彼女」による、人格乗っ取られ型青春ストーリー。第19回電撃小説大賞金賞受賞作。
新アビリティ≪光学誘導≫を獲得したシルバー・クロウことハルユキ。ようやく≪メタトロン≫との決戦の準備が整ったにみえたが、戦いの舞台は梅郷中学の文化祭へとうつる。 ≪スカーレット・レイン≫ことニコと、≪アッシュ・ローラー≫こと日下部綸に文化祭の招待状を渡してしまったハルユキは、黒雪姫の氷属性なオーラに脅えながらも、クラス展示班の仕事を他のメンバーと協力してやりとげ、ハルユキは文化祭本番への期待に胸をふくらませる。── しかし、加速世界に混沌を広めんとする≪マゼンタ・シザー≫の魔手が、思わぬ方向から迫りつつあった。
「あたしが巡り逢ったのは…最高の銃だったわ」そう言ってアリスは逝った。わたしの名前はミスター・マグナム。偉大なる魔女によって生み出された魔法の銃だ。災厄により相棒を失ったわたしは、不思議な運命により過去の世界で意識を取り戻す。そこで出逢ったのは、少女時代のかつての相棒。だがこのアリスは、とんでもないおてんばアホ娘だったのだ…。やれやれ。とはいえわたしは立ち上がる。かつての悲劇を起こさぬよう、新たな未来を切り開くためにー。第19回電撃小説大賞“大賞”受賞作の、未来を切り開くマジック・ガンアクション登場。
わたしの名前は「エーコ」です。友達はいません。でも化学部の部室に居る、お節介な“喋る人体模型”の「トオル」君が、しつこく『自分は友達だ』と主張してきます…。半年前に起こした事件のせいでクラスから孤立した「エーコ」は、ある日入部した化学部の部室で喋る人体模型の「トオル」君と知り合う。まるでボイスチェンジャーを通したかのような声で喋る人体模型に「エーコ」はその正体をいぶかしみ「トオル」君がそれをやんわりと躱すというヘンテコな部活動が始まるのだが、そんな中、校内で女生徒が自然発火するという事件が起こり…。ひねくれ少女のシニカルな学園ミステリー。第19回電撃小説大賞“金賞”受賞作。
学校統一に燃える転校生ヤンキー。壮大なる勘違いから、月島四天王をぶっ倒して天下を取ると息巻くのだった。なぜか四天王の一人であることに気付かれず、ヤンキーの舎弟とされてしまった宮本。宮本の案内の下、ヤンキー君の四天王へのどうしようもない挑戦が始まるのだが。黒木のプレッシャーに負け、合コンをセッティングすることになった宮本。そのメンバーに月島を加えたことが仇となり、長瀬の逆鱗に触れてしまう。相手をすり替えられ、しまいには乱入した長瀬により、楽しい合コンがサバトと化しー。
初オペラの公演失敗で落ち込んでいたルゥのもとに届いたのは、プロイセン王国での再演依頼だった。喜び勇んで楽譜の書き直しを進める彼女の身に、やがておそるべき異変が襲いかかる。…耳が聞こえなくなり始めたのだ。原因を探るうちに僕が見つけたのは、ベートーヴェンの隠された過去と、さらなる謎。不安を抱えたまま僕らはプロイセンに向かうことになるが、折しもナポレオンもまたプロイセンに進軍を開始。歴史に翻弄される僕らの運命は、再び戦場で激しく交錯するー絢爛ゴシック・ファンタジー、第3弾。
西暦2140年ー。そこは、史上最悪の敵「天使」の容赦ない猛威によって、人類が絶滅寸前になっている世界だった。2015年からタイムスリップした少年・名薙綾月は、過去へ戻るための方法を探りながらも、しばらくは過酷な世界で暮らしていくことを決意する。そして騎士候補生となった彼がまず命じられたのが、調査活動。目的地は「黒の森」と呼ばれる、謎の多い怪しげなエリア。アニカや真無とともに現地へと向かう名薙だったが、目の前に意外な人物が現れ、壮大な事件に巻き込まれることになる…。
真の黒の望みである“無尽の悪意”復活を阻止するため、由真はシロネクロたちと協力して真の黒へ総攻撃を仕掛けることに。だが、真の黒の猛攻や謎の強敵・名無しを前に由真たちは劣勢に。さらに火竜の力におぼれた由真は反動で記憶を失い、雪路たちがさらわれてしまう。全てを失いシロネクロのビルに幽閉されてしまった由真だったが、そこへ助けに現れたのはクロネクロの万里王とプラトーンだった!?敵であるはずの由真を救う彼らの目的とは!?そして、雪路・ソファイアの運命はどうなるのかー!?泣いても笑ってもエッチできずに死んじゃってもこれで最後!?死ぬほど笑えるネクロマンティック・ラブコメ。
記念すべき第一回穂尾付学園祭。生徒会長の琴宮遥は、学園祭を盛り上げるために企画の人気投票を行う事を提案。上位に選ばれた優秀な企画には大量の生徒ポイントが与えられる事となった。対する相上櫻は『クラス企画』として『全ての参加者を笑顔にする詐欺』を考案、一般客をも巻き込んだ壮大なトリックを仕掛ける。そして、学園祭もう一つの目玉『個別企画』でも優勝を狙う櫻。勝利の鍵は、大人しいクラスメイト・早乙女月緒が握っており…!?トリックとロジックが交錯する学園騙し合いラブストーリー。
『訪問販売』-漆原が悪徳訪問販売業者に騙された!代金を取り戻すため事務所に乗り込んだ魔王の運命は!?『捨て猫』-帰宅した魔王が懐に抱えていたのは、銀色の捨て猫だった。飼い主を捜す魔王たちだったが…?『お布団』-アラス・ラムスの布団を買いに行くことになった魔王と恵美。仲良し家族といった雰囲気に、恵美は頭を抱えることに。『はたらく女子高生』-千穂がマグロナルドでバイトを始めたきっかけとは?まだ普通の女子高生だった千穂と、新人時代の魔王のお話。「電撃文庫MAGAZINE」掲載の短編3本に、書き下ろし中編1本をプラス。
中等部の修学旅行で本土に行くことになった雪菜たち。その間、彼女の監視から解放されると知って喜ぶ古城と複雑な雪菜。そんな古城たちの前に現れたのは、天塚汞と名乗る錬金術師だった。封印された錬金術の至宝ー液体金属生命体“賢者の霊血”を復活させるため、“魔族特区”各地で襲撃を繰り返す天塚。そして“賢者の霊血”の暴走に巻きこまれた浅葱を待ち受ける悲劇とは…!?世界最強の吸血鬼が、常夏の人工島で繰り広げる学園アクションファンタジー、待望の第六弾。
皿次と陽月は“独自解釈”の致命的な弱点を発見され、苦戦を強いられるようになっていた。そこへ現れたのはダブルス・マネーの運営を手掛ける“秋の家”の使い、秋保光流と天空高等民街最強のペアである二人の少女。陽月の天空高等民街行きと引き換えに彼らが提示した条件は、皿次とのペアを解消することだった。明らかになる皿次と陽月の過去、そして美紀と胡蝶の不可解な行動の理由。果たして理不尽な世界で足掻く少年少女たちの迎える結末はー。
「俺、何かに対して本気になれるのかな?」何事にも本気になりきれない高校生の高村・昴。そんな彼は一人のゲーマーに出会い、“己の本質”と真剣に向き合うことになる。将来の進路を考え決めていく友人や幼馴染み。変わっていく周囲との人間関係の中で、彼の答えはどこにあるのかー。「-敢えて問いますが、君は、ゲームが好きですか」。異色の青春“ゲーマー”小説。