2013年発売
「……金が欲しいっ!」もうすぐ迫る冬に馬小屋暮らしは辛すぎる。生活拠点の確保が急務だ。そんなカズマに「屋敷に住み込みで悪霊退治をして欲しい」と願ってもないチャンスが訪れるが……!?
夢幻都市イデアの迷宮化を食い止めた遙斗たちの前に、特務機関ムラサメに所属する創成士・真冬が現れる。真冬はすべての迷宮を司る“始まりの迷宮”を攻略するため、協力を求めてきたのだ。彼女の導きのもと、ついに“始まりの迷宮”に侵入した遥斗たちは、ムラサメの総攻撃に合わせて進撃を開始する。だが同じ頃、迷宮内では“七人の革新者”による恐るべき計画が始まろうとしていたー激化する人類VS電脳迷宮の闘いの行方は!?
十七歳のある日、風早晴空の前に生き別れの妹が現れた。桜花と名乗るその美少女は機械でも技術でもなく『かわいさ』をエネルギーにして『変身』し、世界を一度滅ぼした異界人と戦う、『機巧士官』だという。「世界一かわいい私の戦う姿をみてください」とお台場駐屯基地に連行された晴空は、そこで五人の少女と一緒に暮らし、“機巧制服”で戦う彼女たちを応援することになるがー!?「風早桜花、出撃します」少女たちの飛行戦記。
英雄戦争から二年。パーンとディードリットは魔女カーラの行方を追って旅を続けていた。強力な魔法を操る者がいると噂を聞き、砂漠の国フレイムを訪れたふたりに、砂漠の蛮族と炎の魔神の脅威が襲いかかる!
戦乱おさまらぬロードス島。ベルド亡きあと、弱体化したマーモの騎士アシュラムは、太古の秘宝「支配の王錫」を求める旅に出たという。アシュラムの野望を阻止するためパーンの新たな冒険が始まる。
「ようこそ、進化の塔の最深部へ」莫大な犠牲を払い辿り着いた先にいたのは、「東の門番」を名乗る東雲十狼佐だった。彼女に導かれ帝国暦1年の京都へ向かった一斗と恋歌は、世界を取り戻すための試練に挑む。しかし最後の門で2人を待ち構えていたのは、一斗を名乗る人物で!?本編はシリアスモードだけど、短編は今回もゆるゆる!雑誌「ザ・スニーカー」掲載時に話題沸騰となった、東雲のあの短編がついに文庫版に収録。
「黒森に近づく人間は姿を消す」その噂に『穴蔵の悪魔』の気配を感じたエリーゼとグランは、黒森の中にあるという廃村を目指していた。そこで出会ったのは明るく居丈高な少女・アリシア。エリーゼの忠告で逃げだそうとしたアリアアを、突如として現れた巨大な鎧が連れ去った。鎧を追い『領地』へ侵入した二人が見たのは、傷は治され、死も終りも訪れない、永遠に続く『戦争』を行う人間達だったー。儚く哀しい化け物たちのダーク・ファンタジー第二幕!
蘭陵王との闘いを終えた景虎は、景勝への反抗軍に加わった晴家を説得するべく、夜叉衆とともに新発田城へ向かう。景勝方の間諜と誤解され、捕らえられた景虎だが、新たな宿体が子どもであることを利用し、晴家との接触にまんまと成功する。しかし、再会した晴家はまるで別人のように変わってしまっていて!?景虎と直江ー運命のふたりの出会いから始まる物語を描く邂逅編、ついに完結!!
三月ー。卒業式が近づいているというのに、今ひとつ校内の雰囲気が盛り上がりに欠けることに、祐麒は物足りなさを感じていた。姉の祐巳が通うリリアン女学園では生徒会役員だけで催す送別会があるらしい。だが、花寺の生徒会には、寄せ書き一枚贈る雰囲気もないのだ。そんな中、祐麒は卒業式の送辞を仰せつかる。同時に、源氏と平氏が内密になにやら話し合いをしていることに気づいて…?
稜王夫妻が誘拐された。関係者が一様に「めんどくさ…」と思っているところへ、稜王を解放する条件を記した文が届く。要求は金ではなく、意味不明な珍品。花蓮は、きっと犯人はただの河賊ではないと興味津々。そんな時、天綸に懐いている羽竜という美少年と出会う。初めは女の子だと思った。以前は、天綸と美少女が並べば、楽しく妄想していたのに、それが出来なくなっていることに気づいて…!?
ジェレミーへの気持ちを自覚して以来、クレアは脅えていた。「当主の愛した人は死んでしまう」という伯爵家の呪いは解けていない。もし今、爵位がクレアに移れば、彼を殺してしまうかもしれないのだ。そんなある日、クレアはブラウン姉妹と一緒に出席したお茶会で、“エデン・ブルー”らしきアンティーク・ジュエリーが売りに出されるという噂を聞いて…!?英国ラブストーリー、涙の完結巻!