2014年11月18日発売
繰り返される惨劇を生み出していた首謀者は、摩響たち『神悠言』が神と崇める存在だった。奴らが世界滅亡を前に娯楽として始めた余興だったのだ。戦うべき敵を定めた斗和たちは神悠言の本部を訪れる。そこで知る見えない壁を作り出していた人物の正体。その元凶となる1人を巡り、滅びの未来を救うためそれぞれの想いが交差する。ついには惨劇が現実世界すべてを巻き込み、果てしない絶望を生む。そして明らかになる、斗和の“生きる意味”とはー。絶望が絶望を呼ぶパニックホラーの最終巻!衝撃必至の結末を見よ!!
トライデントとの衝突がきっかけで、仲違いをしてしまったニコラスとザジ。鎧を脱ぎすて街に飛び出したザジは、銀色の髪の少女・エリーと出会う。気さくな性格のエリーとすぐに打ち解けるが、聞けば彼女もトライデントと何らかの確執をもっているようで…?一方ニコラスは、犬猿の仲であるウンディーネと要人警護にあたっていた。ザジは不在、サラマンダーは謹慎中で、シルフは雲隠れ。お互いささくれだった気持ちで仕事にあたるが、そのとき怪人集団による銀行襲撃事件が起こりー!?蒸気の街でおこる狂騒劇第2幕!
多分、俺の席には未来人が座っていた。数年前、不可解な現象に巻き込まれた果瀬春太郎は、少し先の未来を見る力を得た。その原因を知るために、いわゆる都市伝説的な現象を調べる日々。そんなある日、春太郎の目の前に、昨日まで存在していなかった少女が現れた。春太郎は自分の力の原因を知るため、冬海は自分の置かれた現状を把握するため、互いに協力することに。-だが、特異点でしかない冬海の存在は、望まぬうちにハプニングを巻き起こし…。春太郎は究極の二択を迫られる。少し不思議な未来異能エンタメ!
新しい年、新しい関係、新たなる想い。 冬休み。のんびりとした年の瀬、そして年明け。 合格祈願の初詣や買い物など、予定外の外出が重なる八幡が新年の街で出会ったのは、雪ノ下陽乃と葉山隼人、そして……。 教室で、部室で過ごしてきた時間で、お互いのことを少しは知ったように思えた。でも知らないことの方がたくさんあるのだろう。今も、そしてこれからも。 冬休みが終われば、2年生とという学年ももうあとわずか。新学期にざわめく教室にはある人物の「噂」が流れていた。 望むと望まざるとに拘わらず、同じ場所で過ごす時間は刻一刻と減っていく。 そんな雰囲気だからなのか、奉仕部に持ち込まれた、ある依頼……その依頼は今までに知ることのなかった彼ら、彼女らの別の一面を映し出すことに。 自分のしたいことが、相手の望むことは限らない。本当の気持ちが伝えたい気持ちとも限らない。誰かが知っているその人が、その人の本当の姿とは限らない。 今を大切にしたいと思えば思うほど臆病になって、考えているのに答えは見つからないし、走っているのにゴールが見えない。 彼ら彼女らの、新たなる季節、新たなる関係。