2014年11月8日発売
“ゼロの書”がもたらす魔法の恐怖は、まだ終わっていなかった…。人々が“魔法”の存在を知らない時代。世界を滅ぼしかねない魔法の指南書“ゼロの書”を生み出してしまった魔女ゼロ。その危険な魔法書に、複写本が存在する可能性を知った彼女は、獣の傭兵とともに魔法拡散を防ぐ旅へと出発する。大陸の噂と富が集まる海路の重要拠点・クレイオン共和国を訪れたゼロと傭兵。彼らは“神の奇跡”で民を病から救うという、美しき聖女の噂を耳にするのだった。きな臭い“神の奇跡”にゼロの魔法が関わっていると踏んだ2人は、市民に崇められる聖女を追い、広大な湖に浮かぶ聖都アクディオスを目指すのだがー。第20回電撃小説大賞・大賞受賞作、第2弾!
打倒レッドザーネ。最強最悪の魔法少女を殺す。僕らを閉じ込めていた魔法少女ホワイトノワゼットは、共に闘おうと手を差し伸べてきた。それ以外に助かる道が無いと理解した僕らは、ついにレッドザーネの居城への侵入作戦を企てる。そして作戦決行の時が来た。しかし、人間を凌駕する力を持つ魔法少女の前に、僕らは為す術なく倒れていく…。そんな中、今は亡き『伊集院麗歌』の存在が、絶体絶命の状況に光をもたらし…。絶対的絶望から未来を切り開く第二巻登場。
そいつはひやむぎ泥棒か宇宙人、どっちなのだろう。名前も分からない、言葉も分からない。分かるのはその少女の髪が虹色に輝くことだけ。私がその髪に触れると、その指も虹色を帯びた。そして起こるは、狭苦しいアパートの一室で繰り広げられる、虹色のエイリアンとの壮大なファーストコンタクトであった。ご近所さんにこの子を紹介し、カニャエと名前をつけ、ひやむぎ買いに二人でスーパーまで競争!地球のどこかで発生したささやかな異星間交遊。それは、窓から、外から、腹の中から始まっていた。宇宙からやってきた虹は今日も暖かい。異星人も地球人も宇宙人。こんなのがいれば、夜空も明るいわけだ。
魔王級ヴァンパイア、リュドミナによる突然の生徒会長立候補の理由。それは全生徒に『T(テーブルトーク)RPG』を布教するためだった!?リュドミナを始末すべく学院を訪れていたヴァンパイアハンター・刀儀野祇園が、生徒会室にいる彼女を滅殺しようと刃を向けたその瞬間、異空間へと飛ばされてしまう。そこは、TRPGが大好きなリュドミナの能力により創り出された『TRPGルールが支配する冒険世界』だった。さあ始めよう、奇蹟のセッションを!TRPG“プレイ”小説の賽は投げられた!!
「なあ、ミトツダイラ。--三年前の禊祓の時って、何があったんだ?」 聖譜歴1648年ーー武蔵アリアダスト教導院は、奥州諸家居留地の依頼で周辺海域の大規模禊祓事業を行っていた。 昨年武蔵に編入した副会長の本多・正純は知らなかったが、遠江で行われた同様の事業にミトツダイラは浅からぬ因縁があるらしい。 「昔々の事ですのよ? --私が、総長連合に入ろうとか、銀鎖や銀狼の名を得るよりも少し昔の事」 三年梅組の中等部時代に起きた怪異騒動。桶狭間の戦いの絡む謎を、女衆が捏造含みの記録をしながらガヤガヤ振り返って事件を追う追憶編!!
雪解けの始まった落地では、鬼虫と甲虫の最後の戦いが始まった。剣菱の前に立ちふさがるのは、戦闘狂の烏帽子。上空では、竜胆が虎杖と兄弟の因縁の戦いを繰り広げていた。叶葉たちも、神鯨の乗組員の説得に当たろうと艦橋へと赴く。そして、九曜と朧の戦いもまたー。譲れない信念を掲げた鬼虫と甲虫、果たして生き残るのはどちらか。人間から、兵器となった“鬼虫”シリーズたちの、戦中から続く長い戦いがついに終わりを告げる。兵器の少年・九曜と人間の少女・叶葉の向かう未来とはー?最強の兵器たちの神速アクション、本編感動の完結!
幸徳秋良は稀に見る美少女である。腰まで伸びた漆黒の髪はしっとりとした光沢を放ち、切れ長の瞳と端正な顔立ちは、男女を問わず人の心を惹きつける魅力がある。けがれのない白い肌は、ほのかに光ってみえるほど美しい。まるで月のように、艶めかしく。そう、彼女は美しいー薄気味悪く、かつイタイという点に目をつぶれば。これは、彼女に目をつけられた少年・久遠久が、無意味に思えた自分の人生を取り戻すまでの愛と感動の、卑猥で残虐でゲスな物語である。…かも?淫靡な問題作、こっそりと登場!
学校からの帰り道、公園でトラバサミに捕まっている鶴を見つけた。…え、なぜ公園に野生の鶴が?しかも街中なのにトラバサミ!?あまりに不自然な状況に動揺したが、本当に鶴は困っているらしく、「クーゥゥ…」と悲しそうに鳴いている。やっかいごとの匂いがプンプンしたが、とにかく鶴を助けてやった。するとその日の夜、脚に包帯を巻いた「鶴子」と名乗る美少女が僕の家を訪ねてきて、こう言った。「ここに泊めてくれませんか?」…やっぱりこういう展開なわけ!?少々変わったラブコメ、お楽しみに。
君は堕落したいかい?自分の意志なんて面倒なものを投げ捨てて、だらしない世俗に流されて安易な満足に耽りたいかな?先に待つのは愚鈍さだと感じつつも、ずぶずぶと暗い情熱に溶け込んでしまいたい?その湿った衝動こそデカダント・ブラック。そいつが危険か、このぼくブギーポップにも今ひとつ掴みきれなくてー二人のストーカーがお互いの監視対象を交換し、より陰に潜むと選択したことが奇妙な運命を呼ぶ。世界の命運を決する死神に取って代わろうという怪異な欲望が、関わった少女たちの心を汚染していく。事態を解決しようとする風紀委員長の新刻敬も、否応なくそのどす黒い退廃に引きずり込まれていく。あげくの果てに彼女が選択するのは容赦なき断罪か、それとも共倒れの崩壊かー?
「-私は熊本城。肥後国に拠を置く加藤家縁の者にして…栄えある九州地方最大の“城姫”だ」普通の高校生である僕、天城秋宗の部屋に突然現われた美少女は、自分のことをそう名乗った。どうやらタイムスリップをしてきたらしい彼女は、なぜか僕の家に住み込むことになってー。そして次々と現われる城姫たちが起こす騒動に、僕はいやおうなく巻き込まれることになる。だって、熊本城は気が強いけどやっぱり女の子で、どうしたって放っておけないんだ。これは僕と彼女、銀杏ー“城主”とその“城姫”という関係を結ぶことになる、熊本城と過ごす日々の物語。
いざ、ペアマッチ将棋大会へ!想いを寄せる桂香先輩と優勝を目指し練習将棋を重ねる歩。そして迎えた大会当日。思わぬライバルの出現に歩は震撼することになるがー。そのライバルとの激闘を経て、歩はプロへの道を意識するようになる。プロになるには師匠が必要。ということで、桂香から自分の父、大橋名人を提案される。歩にとっては憧れの名人、願ったり叶ったりで話は進み、名人と試験対局をすることに!?大一番に向け、駒娘たちの力を借りて歩はさらなる頑張りをみせる!熱い勝負とさわやかドラマの将棋青春ストーリー、第3弾!
あの感動から、およそ1年ー。史上最強の残念ヒロインが帰ってきた!!死んでしまったはずの美少女・夢前光の人格が、なぜか1日おきにコワモテ男子・坂本秋月を乗っ取るという奇妙な二心同体生活。ハリケーン級の事件を巻き起こす光に振り回されつつも、徐々に惹かれていった秋月。だが出会いから1年後、彼女はこの言葉を残して、世界から永遠にいなくなってしまった…。「笑って。泣かないで、坂本くん。それが、わたしの最後の願いだから」しかし!ただでは死なないハチャメチャ少女の光は、あたたかくも切ないサプライズをみんなに用意していてー。ほんの少し綴られるロスタイムの物語。
本物の聖剣を手に入れてしまったファンタジー大好き残念美少女・来栖麻央の前に、スクールカースト上位(の下位)のメガネ美少女・和佐が現れる!一方、異世界からやってきたクズ系公務員のニムとメルは、元の世界へ帰るために学校の七不思議に目を付けていた。放課後の学校へ忍び込んだ来栖たちが和佐と遭遇すると、紅く煌めく聖剣が出現し、一行は異世界へと飛ばされてしまうのだった。夢にまで見たファンタジー世界に大はしゃぎの来栖と、“早く帰りたい”連発のワガママ和佐。元の世界へ帰るため、転送魔法の情報を求めて彷徨うが…。異世界で魔王が爆誕して来栖たちゲームオーバー!?