2015年11月18日発売
必要とする人がいるから僕らは異能を売る。 僕ーー世杉見識は弱小異能転売業者「秘蹟商会」のアルバイトである。 つい最近、漆 一色という後輩もできた。彼女はふと働く僕を見て「見識先輩はこんなに働いている感じなのに、ゆお店長は座っているだけなの?」と店長のゆお・アルチザンに疑問を投げかけていた。一色はゆおさんの大事な仕事を知らないからなあ・・・・・・。 「そんなに言うなら店長である私の仕事ぶりを見せてやろう」とゆおさんがやる気を出していた。すぐにムキになるところも、ゆおさんがポンコツと言われるゆえんだ。 そして後日、僕たち秘蹟商会の面々が訪れたのは日本異能教会が主催する異能力の競売の会場であった。そんな様々な異能が売りに出される競売会場で見識は大手異能転売業者の社長に出会ったーー。 異能がもたらすお金、そして異能により紡がれた人間関係……第二巻!
妹さえいればいいと思っていたはずなのに! 妹モノの小説ばかり書いている妹バカの作家・羽島伊月は、様々な悩みや問題を抱えながら慌ただしい日々を送っている。原稿の締め切り、恋、そして家族のこと……。アニメ化で大ダメージを負った友人作家の不破春斗から恋愛相談を持ちかけられたのを皮切りに、伊月の周囲の人間関係も動いていく。果たしてその先に待ち受けるのは激動か、平穏かーー。一方、天才イラストレーターぷりけつは千年に一度のケツを持つ少女を探していた……! 羽島兄妹の事情も明らかになるかもしれない、大人気青春ラブコメ群像劇第3弾!!
飛空士シリーズ、ついに感動のフィナーレ! ついに二千年来の悲願であった「天地領有」のために動き出すウラノス。一千隻を越えるウラノス飛空艦隊が西進を開始したなら多島海は滅亡するしかない。世界の命運をかけ、多島海連合軍首席参謀バルタザールは史上最大の奇襲作戦「オペレーション・オーディンズ・スピア」を立案する。片道切符の作戦に参加した清顕とイリアは、仲間たちと共に王都プレアデスを目指すが……。 「神さまの造ったこの星が太陽に呑まれ爆発して文明も人類も永劫に消滅してもなおきみと共にいたい」。 空にあこがれた少年少女が織りなす恋と空戦の物語ーー『とある飛空士への追憶』から始まった七年以上にわたる壮大な飛空士シリーズが、これにて完結……!
「俺のものになれ」ミレーヌを助けてくれたのは海賊の長ラミレス。獅子を思わせる長い金髪と力強い琥珀色の瞳。鍛え抜かれた体躯に抱きしめられて情熱的なキスを受けー。荒々しい愛撫に翻弄されながらも、彼の激しい想いは伝わってくる。人魚の私がこんなに愛されていいの?戸惑いながらも、ラミレスへの強い恋心は消すことができなくて…!種族を超えたラブロマンス!