2015年11月25日発売
念願の公務員に採用され、京都市役所で働くことになった火乃宮祈理。期待に胸膨らませる彼女が配属されたのは、通称『陰陽課』。京都の町には人間に紛れて暮らす妖怪がたくさんいて、陰陽課は市民である彼らの生活を守る部署だというのだ。しかも混乱する祈理の教育係についたのは、白銀の髪に赤いシャツでガラの悪い、『公認陰陽師』の五行主任。妖怪の次は陰陽師!?と、訝しむ祈理は、五行と共に町を治める鬼や狐の親分との顔合わせに向かうことになり…?
下町情緒が色濃く残る浅草で、和菓子がとりもつ乙な縁。それはすでに別ちがたいものに。 三社祭の活気にまぎれて忍び寄る不穏な影。葵の笑顔の裏に秘められた過去を、栗田は垣間見てしまう。それは何人もの人生を狂わせた、重苦しいものだった。 栗田は思い悩む。葵との出会いはひょんなことから。それは和菓子がとりもつ乙な縁。だが、いまやかけがえのないものになっている。願わくはともに歩んでいきたい。ならば、まずは囚われた過去から彼女を救わなければいけないと。 決意を新たにする栗田だが、まわりは放っておいてくれないようで。店には和菓子にまつわる奇妙な依頼が変わらず舞い込んでくる。はてさて今日の騒動は?
新たな“魔石”がまた人を狂わすーー 第21回電撃小説大賞<大賞>受賞作、第2巻! 様々な服飾品に変じることのできる立方体、方石。この技術のメッカである神与島でアトリエ「白幽堂」を営む若き異才の方石職人・白堂瑛介は、インターンシップ生・黒須宵呼を正式に受け入れた。 夏休みを控えたある日、瑛介は知人で珀耀教院の卒業生・鷺沢夕夏から、父親が魔石と化した梔子連作「θの方石」を手に入れてしまったので回収してほしいという依頼を受ける。 バラバラになってしまった家族を取り戻すため、瑛介は“石拾い”に乗り出す。しかしそれは、悪質な犯罪組織が絡んだ新たな事件の幕開けだった。
矢田聡司、社会人3年目。勤めていた会社から急な出向を命じられた彼は、初日の通勤中、痴漢に間違われたところを美女に助けられる。彼女の名は鏑木彩佳。しかし、彼女は感謝する矢田が身の上を明かした瞬間、不機嫌も露わに去ってしまう。出向先の同僚として再会を果たすも変わらず彼女は不機嫌なまま…。そんな矢田の新しい職場とは、『消費者省』という商品の安全性を守るために作られた『国の役所』。矢田の新天地でのお仕事は、どうやらかなり前途多難のようで…!?
田舎でひとり暮らしをする藤島さんは、深夜逆転が常の不健康な二十九歳。今日も深夜、冷蔵庫を漁るも…何もない。お腹が空いたぞ。そうだ、買い物、行こうかなー。近所のコンビニに深夜の買い出しに出かけた藤島さんが手に取るのは、サバの缶詰、レトルト、サラダにおでんに、チキンカツ…それにほんのひと手間で、深夜ごはんの出来あがり。止めたいけれど止められない、お腹が求める深夜のお食事。いつもよりもほんの少し幸せになれる、藤島さんの深夜ごはんのお味は?
考えたことすべてが言葉と表情に出てしまう「正直バカ」の高校生・春先真太郎は、転校してきたばかりの憧れの美少女・神楽琴葉や、エロス探求に燃える十月九日、常時暴走気味の更級燐子といった残念美少女たちとの青春生活を送っていた。だが生徒や先生が急に意識を失って倒れる『連続昏倒事件』が学校で頻発していて、ある日燐子も昏倒してしまう。そんな中、真太郎の自宅に「鏡の付喪神」だという少女が現れる。“心の姿を映す能力”を持つ彼女と共同生活を送ることにする真太郎だったが、その翌日、突然自宅を訪ねてきた神楽が「その付喪神を今すぐ渡せ」と要求してきてー!?煩悩全開の主人公が謳歌する、シースルー青春ラブコメ!
夏休みに入り、奇術師見習いの真はやっと本格的に奇術を学べると喜んでいたが、先輩弟子であるディナとの関係に悩んでいた。一方、怪盗としてアーティファクト回収への参加を認められた果菜は前向き。レルータの里から指示された三つのアーティファクトを集めれば母のメイヴが日本に帰れると聞き、夢未のためにも絶対に成功させると張り切る。エマ達の応援もあり準備は進むが、アーティファクトの存在を知らないディナを巻き込まずに怪盗を成功させようとする星里ファミリー。寂しさを抱えるディナにも大きな秘密があり、事態は思わぬ方向に展開する!?恋と魔法の大イリュージョン、勝負の第四幕!
ボクはある日突然、魔女とサイボーグに命を狙われて、神に助けられました。殺そうとしてきたのは魔女ベルタさん、サイボーグのパティさん。二人は呪いを受けていて、ボクを殺すとそれが解けるそうです。呪いの内容は“タンスの角に足の小指をぶつける”“やけにお腹がすく”だけど、二人の能力が高すぎて、世界が滅ぶとか。…そんなしょうもない理由で死にたくない!でも、助けてくれる神のアシャさんは強いけど呪われていてその、アレです。だからもう、呪いを地道になんとかすることにします!かくして、死にたくないボクと世界の、規模は大きいのにとてつもなくしょうもない(でも、おもしろい?)ラブコメが始まってしまったんです!
人類が火を熾すよりも先に、発火の魔術に目覚めた世界。旧ソ連出身の孤独な少年工作員ポリス・カルノフは、とある少女の護衛依頼を受ける。少女の名前は千種トウコ。一億人に一人といわれている『賢者』の魔力資質を持った魔術師らしい。ボリスの任務は彼女が『ピラミス魔法学院』を卒業するまで、あらゆる危険から護り抜く事だという。どうにも不透明な依頼を怪しむボリスだが、訪れたピラミス島の地下に眠る超古代魔法文明の遺跡『モニュメント』をめぐる戦いに巻き込まれて、自分自身と世界に秘められた真実に邂逅する!!絶望からはじまり、未来に挑むネオ・ファンタジー、開幕!!
自称普通の高校生・有田雁弥。会うたびに人格を入れ替える厨二病全開の先輩・新田菊華と出会ってから、平凡な高校生活はがらりと変わってしまう。菊華は、昨年潰れてしまった演劇部の部長だった。(旧)演劇部のお姉様方に押しかけられ、菊華にふりまわされ、小動物系美少女の河和若葉と接してるうちに、なぜか雁弥は演劇部あらため喜劇部(仮)の脚本担当になることに…!?喜劇部(仮)の次のステップは、部の創設を生徒会に承認してもらい、来月のライブー地域演芸会に出場すること。川高のライブの出場枠をめぐって、学園最強のビジュアル集団・服飾研究会が、喜劇部(仮)に挑戦状を叩きつけてきたが…!?
人類は時間を操る能力を手に入れ、異形の生物「バタフライ」との戦いを繰り広げていた。時間操作能力を持つ来栖拓未は、能力者が集う九曜学園への編入早々、バタフライに襲われてしまう。その窮地を救ったのは、学園のエリート部隊“クルセイダー”に所属する天崎小夜だった。学園ではパートナーを組み、互いの能力を強化する「エンゲージシステム」が確立されているのだが、相方が不在だった小夜と拓未のエンゲージは、過去最高の数値を記録しー!?「貴方になら、私の初めて、託せるから」刻を繰る二人のブレスが融合する時、未来を懸けたバトルの幕が上がる!
異世界にクラスごと召喚された南雲ハジメは、オルクス大迷宮の奈落でユエと出会い、地上に生還した。久しぶりの地上を満喫するハジメとユエだったが、魔物に追われる兎人族の少女シア・ハウリアから助けを求められてしまう。未来視の能力でハジメが一族の危機を救う未来を見たシアは、ライセン大峡谷で彼を探していたのだという。断ろうとするハジメだったが、その依頼は元の世界に戻る手がかりとなる七大迷宮踏破に繋がっておりー!?「化け物でよかったです。御蔭で貴方について行けます」WEBで1億PV超を誇る“最強”異世界ファンタジー、待望の第2巻が登場!
出会いの酒場、パーティメンバー募集掲示板前。そこに一人途方に暮れる青年、キースがいた。βテストを終え、本サービスを開始したVRゲーム『アナザーリンク・サーガ・オンライン』。碌にゲームの説明すら読まずにログインした彼が、偶然に選択したのは召喚士ー召喚モンスターを使役する職業にして魔法使いだった。そして間もなく、予備知識のない彼を待っていたのは「召喚士は不人気である」という事実。そう、このゲームで、召喚士は「不遇職」「ネタプレイ」扱いをされていて、キースはまだ仲間を見つけられずにいたのだ。右も左も分からないキースだが、ギルドの紹介でどうにかこうにか召喚士、オレニューの下へ弟子入りすることになり、教えを乞うことに。そして、それは召喚モンスターのヴォルフと修行するある日の事。情報掲示板にも入手方法が記載されていないアイテムを、意図せず手に入れてー!?「小説家になろう」最大級の戦闘録、開幕!!
悪神の力で転生した通り魔を追い、異世界にて再び生を受けたエドガー。女神より“24時間疲れない”能力を授かった彼は、不眠不休でスキルを磨き、襲い来る悪神の使徒を次々に打ち倒す。ようやく訪れた、両親と過ごす安息のひと時ーと思ったのも束の間、エドガーは悪神を崇める暗殺教団“八咫烏”に誘拐されてしまう。教団にはダークエルフの少女エレミアを始めとした多くの少年少女が集められ、聖務と称した暗殺を強いられておりー!?闇の中に一筋の光を放て!暗殺教団編、開幕!!