2015年8月11日発売
月影骨董鑑定帖 三(3)月影骨董鑑定帖 三(3)
東京谷中にある月影寺の奥に居を構え、居候・宇多蒼一郎と二匹の猫とともに暮らす白藤晴。小間物作りで細々と生計を立てる彼のもとに、大学時代の知人という美女が姿を現す。ワケありな過去を持つ彼女の登場に、晴の心は乱されていく…。そんな中、蒼一郎の姉の強引な「お願い」により、またしても骨董鑑定を引き受けることになる。だが、訪れた屋敷で、晴と蒼一郎はまたしても殺人事件に遭遇してしまう!しかも、屋敷に残されていた仏像は、晴の暗い過去に関係するいわくつきの品でー。
白般若は語らない白般若は語らない
ダサ眼鏡のへんくつ顧問代理・雨堂愁介と、新進気鋭のイケメン能楽師・筧清隆が率いる文明館大学能楽サークル。十柱能見学のため、山形県十柱村に向かった彼らを待ち受けていたのはー殺人事件!さらに一人の少女が村から消えて…。残された白般若の面は何を意味するのか?十五年前に殺された少女とは?「白般若は女性の深い孤独と悲しみも表す。そうですね?」隠された悲劇と秘密。雨堂と筧が導き出す、語らない白般若からの伝言とはー?
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