2015年8月4日発売
昭和初期、京都。三高に通いながら中村紡績商会社長邸に書生として住み込む庄野隼人は、社長直々に高倉伯爵家の次男で作家の小須賀光を紹介される。美貌で華族らしい気品を漂わせる小須賀に感嘆したのも束の間、庄野は小須賀の類を見ない毒舌に絶句する。庄野は小須賀に助手を命じられ、謎の失踪を遂げた鹿嶋子爵秘書の行方を追う羽目に。失踪の裏にある秘密に華族探偵と書生助手が迫る!
宮中では紅桜が狂い咲き、高貴な姫君が次々と倒れた。あやかしの仕業と陰陽生・忠晃にお召がかかる。この世ならぬものが視える鬼憑き姫・柊は、ふいに姿を消した母の行方を探して山奥へ分け入り、山桜の大木と都の紅桜とのかかわりに気づくのだった。しかし柊は、怪異調伏のための人柱として宮中から追われる身になってしまう。全力で彼女を守ろうとする忠晃。あやかし退治と二人の恋の行方は?
父親の再婚を機に、高校生の浩志はひとり暮らしをはじめた。ハイツ・グリーンホーム、九号室ー近隣でも有名な幽霊アパート。無言電話、不気味な落書き、白紙の手紙など、不可解な出来事がつづき、住人のひとりが死亡する。「出ていったほうがいいよ」不愉快な隣人の言葉の真意は?幽霊を信じない浩志も感じる「ひどく嫌な気分」の正体とは…?ページをめぐるごとに恐怖が降り積もっていく本格ホラー小説。
かつて大国として栄華を極めたラスカリス帝国の皇女イレーネは、先帝と踊り子との間に生まれ、蔑ろにされて育った。新興国ファルーク王国の侵攻から免れるために、人質として嫁ぐことを皇帝から命じられるが、逃亡を図ったために従弟を皇帝に殺されてしまう。故国への憎しみを抱えてファルーク国王ジャファルのもとへ送られたイレーネはその夜、国王ジャファルに斬りかかるのだが……! かつて大国として栄華を極めたラスカリス帝国の皇女イレーネは、先帝と踊り子との間に生まれた望まれぬ子として、蔑ろにされて育った。新興国家ファルーク王国の侵攻から免れるために、和睦の証として人質として嫁ぐことを皇帝から命じられるイレーネ。だが逃亡を図ったために従弟を皇帝に殺されてしまう。故国への憎しみを抱えてファルーク王国に送られたイレーネの前に現れた王ジャファルは、漆黒の髪と琥珀の瞳を持つ美貌の主。その夜イレーネはジャファルに斬りかかり……! 一方、イレーネの真意がわからないジャファルは彼女に興味を抱くようになり、ふたりは次第に距離を縮めていく。 流離の花嫁 あとがき
私は君に愛されたいー。“不死者”との激しい闘いの末、莉杏は、美しいが残酷な“不死者”の王レオナルドに囚われ、花嫁に望まれる。女性でありながら“薔薇騎士”と“先視の声”の能力を持つ稀有な存在の莉杏。フレッドや昴、レオナルド、遼、みんなが莉杏を大事にするのは“薔薇騎士”だから!?真実の愛を求める莉杏だったが!?
安渓村の水華は、紡ぎ場で働く一介の紡ぎ女。繊維産業を誇る白国では、少女たちが天蚕の糸引きに従事する。検番に怒鳴られながら過酷な作業を繰り返す日々のなか、墜死をとげた友の真相を探るかのように水華に接触してくる謎の青年。だが運命の日は突然やってきた。千人を超す紡ぎ女が集められた広場に現れたのは、この国の若き王。機織りの腕を買われた水華は、神に仕え、王のために布を織る巫女に任ぜられる。
『イチャイチャパラダイス』の原点がここに! 『ド根性忍伝』に続く、自来也が描く青春小説が登場! JC『NARUTO─ナルト─外伝 七代目火影と緋色の花つ月』&『うちはサスケの写輪眼伝』と同時発売!
話題沸騰の史上最悪ヤンデレヒロイン第4弾! 主人公・斉藤槍牙の幼馴染兼ストーカー、黒川夢乃は腕に刺青、ゴスロリ服に身を包む中学生。“百鬼”の怪異を相手に、槍牙と夢乃が疾走する!