2016年発売
霊能探偵vs天才少年。探偵事務所を賭け、シニカル兄弟が紐解く都市伝説とは……!? 都市伝説をはじめとした怪奇事件しか取り扱わない「探偵事務所ANSWER」に奇妙な来訪者が現れた。 「事務所を奪いに来ました。怪談など存在しないと証明しましょう」と生意気な発言をする少年・明石屋聡。彼はアンサーさんこと探偵事務所所長・明石屋士郎の弟でーー!? 「実にくだらん勝負だが、霊感もない生意気な弟を矯正するのも兄の務めだ」と語るアンサーさんは、怪談を証明するために響子に口裂け女になれという。そんな傍迷惑な兄弟喧嘩は、真の「口裂け女」「コトリバコ」、そして諸説入り乱れる「くねくね」の謎に迫ることになり……。
変わり続ける人生に、ココロ解きほぐす待合室で珈琲を。ここは『カフェ六分儀』。 人は生きている限り、変わり続ける。だからこそ人生には、ふと立ち止まって自分を見つめ直すことのできる場所が必要だ。 ここは、東京・自由が丘、熊野神社参道脇に佇む『カフェ六分儀』。 店の顔である飾り棚に並ぶのは、宛名のない“贈り物”。 その等価交換を通じて自らと向き合えば、きっと一番大事なものが見えてくる。 ツンヘタレなアラサーシェフ作家と、珈琲を愛して止まないバツイチマスターが、香味豊かな一杯の珈琲とともに、あなたに幸せなひとときをお届けする物語。
やがて儚く消えるものだからこそ、甘く愛おしい。 誰もが共感できる、切ない感動ストーリー! 妻と娘を喪ったことで、いつも自殺のことばかり考えている宗太。なにを食べても吐いてしまうため、コーヒーとポカリしか口にしない生活を送っていて、餓死まであとわずか……といったある日、アメリカに住んでいる姉と、その娘が突然、自宅を訪れる。 彼女たちの心配をよそに、精神的に立ち直る気配をまったく見せない宗太だったが、無邪気にはしゃぐ五歳の姪ジルの驚くべき秘密を知ることで、生活が一変するーー。 人生は、やがて儚く消えてしまうもの。しかし、そこには、かけがえのない希望が満ちあふれている。
ーセシリー・アークライトを殺す。四凶災の一人、ベシュガムを倒したクロヒコは、死の間際にベシュガムの口から出た本当の目的に驚愕する。そしてセシリーの側近であるジークとヒルギスもまた、四凶災と遭遇してしまう。自らが仕える主・セシリーのため、二人は絶望的な戦いに挑むが、驚異的な実力を持つ四凶災には敵わずー。窮地のなか二人の前に現れたのは、着流し姿の底知れぬ笑みを持つ第6院の男・ヒビガミだった。クロヒコとの再戦を誓った男は果たして敵か味方か…!?「カカカッ。さあー仕合おうか」
パリンクロンにつけられた腕輪を破壊し、記憶を取り戻したカナミ。全ての決着をつけるため、『ある人物』に狙いを悟られないよう、カナミはラスティアラたちと共に行動を開始する。スノウを説得し、マリアを虚偽の記憶から解放するー全ては孤独な親友であるローウェンを救うため。一方、未練を果たせると武闘大会に臨んでいたローウェンは、『最強』の『英雄』としての在り方に疑問を抱いていて…?「さあー『第三十の試練』を始めよう」夢のような日々が結実した今ここに、一ノ月連合国総合騎士団種舞踏会は終幕する。
前世の記憶を持ち、卓越した魔術技能を持つテオドール=ガートナーは従者のグレイスとともに、迷宮都市タームウィルズで暮らしていた。魔人を退け、新たな仲間も得たテオドールたちだったが、今度は都市を治める王国上層部の権力闘争に巻き込まれてしまう。迷宮探索に王国騎士団や暗躍する「謎の占い師」からの横槍が入るなか、更には第二の魔人も襲来しー異界の記憶を持つ少年と、魔人との戦いは新たな局面を迎える。重要キャラクターの背景を掘り下げる書き下ろしエピソード「王城の奥にて」「策謀の花」も収録。転生×魔法バトルファンタジー第3弾登場!
新婚夫婦に不穏な秘密の気配!? 美少年愛好家と呼ばれる悪評まみれの令嬢、シェリーの結婚がようやく決まった。 夫となる相手は、国一番と評判の美少年ルース…ではなく、その兄クロード。クロードは戦場で死神と呼ばれているほど勇猛で強面な将軍。好みからはほど遠いタイプだが、自宅にいながら「兄に甘える愛くるしい少年の姿」が見放題になると、シェリーは大喜びだ。 そんな怪しすぎる花嫁に、夫クロードはいきなり「弟に近づかないでもらいたい」と冷たい態度で拒絶。シェリーはあっさりと初夜をすっぽかされてしまう。それでもめげずに趣味を貫こうと兄弟観察を続けるシェリーだったが、あるとき、育ち盛りのルースが屋敷からほとんど外に出ないことに気づいてしまう…。 「弟を溺愛するあまり屋敷に閉じ込めている」というクロードの不穏な噂は本当のことだったの!? シェリーはなにか秘密を抱えているらしいクロードを探ろうとするが、クロードは思いがけない態度をみせはじめて…?
最凶のヤンデレ(プレイヤーキラー)現る!魔王を倒し英雄となったソーマだが、不注意から猫耳猫最凶のストーカー・レイラに一目惚れされてしまう!嫉妬されたら即死亡!魔王よりも危ないヤンデレの魔の手から逃れる切り札は…野生のイケメン!?ソーマ史上、最低最悪の作戦が始まる!
父のスーパーで店長代理として働く勇悟。ある日、居眠りをした彼が眼を覚ますとそこは異世界だった!! 突然の事に戸惑っていると、領主だという少女ソレイユが現れ「このシャルール地区復興のために力を貸して欲しい」と求められる。地区再建のため、勇悟は経験と知識を生かして総菜を開発したり、詰め放題タイムセールを行ったりと周囲が驚く案を打ち出していくのだがーー!? 第17回えんため大賞特別賞受賞、現代知識で異世界経営ファンタジー、登場!!
「すごくいいことを考えちゃった!」王妃のひと言を発端に、城内で“お嫁さんにしたい子番付レース”が大々的に開催される。優勝した娘は国王様の寵姫として迎えられるという噂が広がり、城中がヒートアップ!そんな中、ルドヴィークはいじめに遭っている内気な侍女と知り合い、王妃の協力も得つつ、地味な彼女を勇気づけるため魅力的に変身させることに。だが一方で、レースに不正の疑惑が持ち上がり…!?ファンタジー・ハーレム(予定)コメディ第2弾!
『妖樹園の迷宮』の探索から帰る道中に嫌な気配を感じたユウ。ニーナ、レナ、マリファを先に帰らせ、クロと共に気配のする場所に向かった彼が目にしたのは、激戦を繰り広げているチー・ドゥと名乗る男とジョゼフとクラン『金月花』のメンバーだった!! 一方、屋敷に帰ったニーナ達は、自宅の前で戦っている十二死徒の狼人ゴーリアと謎の集団に遭遇しーー!? 都市カマーを舞台にしたユウを巡る壮絶な争奪戦が今始まる!! 大人気異世界逆転譚、第四弾!!
「ついにやることがなくなってしまった」そう呟くのは異世界に転移した後、異様な速さで冒険者レベルを上限達成してしまった青年、赤松宮兎。だが彼は気がついた。錬金術師のレベルカンストで得た新スキルにより、多くのアイテムを生み出せるようになったことに。そして思いつく。「100ゴールドショップをはじめよう」-これは石ころ百万個で伝説の武器を作れる“壊れスキル”を手に入れた青年が、ファンタジー世界を商売で席巻する…かもしれない物語。
「帰っておいでよ、ヴェーレス」合同調査の旅から戻ったケータに、四天王の一人ベスティアリはそう告げた。勝手な言い分に怒りながらも心がざわめくケータ。そんな折、学院は年に一度の創立祭の準備に沸いていた。イベントの華である精霊召喚タッグトーナメントで優勝を目指すイリスたちを尻目に、ケータは光の勇者や“白の腕”が賓客として訪れるその日こそ、元の世界へ還る糸口が掴めるのではないかと意気込むのだが…!?出直し異世界転戦記、第二巻!
かつて天才詐欺師だった少年、翔馬。過去を悔いる彼は嘘を封印し、これから始まる"普通"の高校生活に思いを馳せていた。ところが入学初日、額に【I】の痣が浮かび、他者に自分の姿を偽って見せる能力が発現してしまう。同じように【II】の痣を持つ少女氷華梨と出会った翔馬は、この学校に『アルカナ使い』と呼ばれる能力者達がいる事を知り、さらに学内で巻き起こる様々な諍いへと巻き込まれてしまうーー!? 過去に囚われた子供達の贖罪と救済の物語。
リトミシュに伝わる13月1日のおまじない。 それは、街を見下ろす時計台で月の光を浴びた2人は心が溶け合ってひとつになるというもの。 ロマンチックな伝承にひきよせられ、月の光を浴びた少年カレル。だが彼は月光によって心が身体から溶け出してしまい、他人から姿が見えない『月光妖怪』になってしまった。 突如現れた謎の魔女アミティに告げられ「街の人々に悪戯をする」ことになったカレルは、戸惑いながらも悪戯を通して街の姿を、そして自分の境遇を見つめ直していく。 だが魔女アミティの本当の思惑は、迫り来る『危機』に対抗することだったーー
一九七四年ーー。ユルゲンが空軍士官学校に入学して2年余。だがその2年余で世界は一変した。異星起源種BETAが地球に降下、侵攻を開始。更に対BETA戦で投じられた大量の核により世界に「核の冬」が到来していた。戦術機パイロット養成のためソ連へと留学したユルゲンは、初めてBETAの脅威を目の当たりにし、彼は世界を、愛する者を守るため、戦術機の必要性を国に説く決意をするのだがーー。シュヴァルツェスマーケンへと繋がる物語、第二幕。
死の旋律、そして死の船を巡る戦いは終わった。信長は重傷を負い、しばらく静かな日々が続くかと思われたが、景虎をつけ狙う人間が現れる。織田の手の者か、はたまた別の勢力か──!?
弟の呪いを解くため、小国の王女セシーリアは隣国の図書館に潜入中。女人禁制なので男装しているが、帝国の第二皇子ルードルフにはバレている。ある日、皇子たちの花嫁候補として、セシーリアは帝国へ招かれ!?
公爵家の嫡男オスカーは、金と身分が目当ての女達に絶望していた。そんな折、友人に唆され、匿名で小説家志望の少女アデルを支援することに。金にも身分にも関心ないアデルが、オスカーには新鮮すぎて!?