2017年4月25日発売
「魔法使いは終わっている」戦場の花形、魔法使いの支配で栄華を極めた帝国は、銃による集団戦術の台頭で崩壊した。亡国の姫にして“殱光”の魔法使いリオノーラは追われる身ながらも民のための戦いを続ける。その中で彼女は傭兵シャノンと出会った。数名の魔法使いのみを戦力に、百の敵を容易く打ち破る彼の姿に、リオは希望を見出す。最強の魔法使いリオと、魔法による戦術を熟知したシャノン。二人は互いの望みのために手を結び、幾千幾万の軍勢に挑む。一騎当千の魔法使いが繰り広げる復讐と逆襲の魔法戦記が火蓋を切る!「我が名はリオノーラ・シゲル・ハートフォード!いざ、魔技を交えん!」
黒陽練は、魔法後進国日本初の超一級魔法使いになれると期待された魔法の神童ーだった。しかし魔法の本場ブリタリア王国の姫をテロから守った代償に、ノウと呼ばれる魔力をほとんど失い、魔法を学ぶ資格も奪われた。それでも独学で魔法の勉強を続けていた練は突然、国立魔法技術学院高等部の入学を許可される。ノウ無しが今さら何を学びに来たと卑下される練だが、決闘を挑んできたエリート生徒を、わずか「1」しかない魔力で返り討ち。そこに練がかつて命を救った姫が現れ、そして告げる。「貴方に、娶られに参りました」魔力空っぽでも超絶魔法技巧の俺TUEEE、異世界交流開始!
庭でまどろんでいた令嬢ロザリンドは、侯爵リチャードの口づけで起こされる。王子様のような彼は「君を花嫁にしたい」とプロポーズをしてきて!?幼いころに失った恋を引きずりつつも、優しい彼に惹かれていくロザリンド。気持ちを抑えきれなくなったある夜、リチャードに窮地を救われ、ついに彼と一線を越えてしまう。甘い口づけ、狂おしいほどの官能。息詰まるほどの幸福の中で求婚を受け入れるが、彼がある取引の下、自分との結婚を決めたと知ってしまい…?
異世界に勇者候補として召喚され、レベル2からチートになったフリオは、伴侶のリースや、友人のバリロッサたちと共に日々の暮らしを謳歌していた。製作した武器や魔法具を売るために街を訪れたフリオは、街中にある雑貨屋が閉店しているのを見つけ、ある夢を持つ。一方、フリオの足取りが掴めないことにしびれを切らし、自身で捜索を始めた魔王ゴウルは、ついにフリオと再会する。-そして、バリロッサとも。再会を喜ぶゴウルだったが、弟・ユイガードの謀反の報せを受け、急遽城へ戻ることに。人族に侵攻せず、たびたび街へ繰り出すゴウルに対し、自身こそが真の魔王と謳うユイガード。真の魔王は果たしてどちらなのか。決闘の儀が始まるかと思われたそのときー「うむ、よくわかった。ワシは魔王を引退しよう」魔王もスローライフ、はじめます。「小説家になろう」発、チートだけどまったりな異世界ライフ、第2巻!
圧倒的な力を人助けに役立ててきた骸骨騎士のアーク。拠点の社からエルフ族の里に戻ったアークは、精霊獣のポンタ、ダークエルフの美女戦士アリアン、獣耳忍者少女チヨメに、疾駆騎竜の紫電を加え、チヨメの兄弟子サスケの真意を探るべく「ヒルク教国」へお出掛けすることになる。同じ方面に向かうエルフ族の船に便乗したアークであったがー無愛想なエルフと一触即発!船室で仲間の着替えシーンに遭遇!!海岸では上陸拒否ー!?と、波乱含みの船旅に。なんとか上陸できたアークは、道中で蜘蛛の化け物に襲われる馬車に遭遇。人外じみた力で化け物を倒し、ノーザン王国第一王女・リィルを助け出す。そしてアークは、不死者の軍勢から王都を救ってほしいとリィルに依頼され…!?「天騎士の本領を見せてやろうぞ!!」ついにアークの秘められたスキルが発動するー!最強の骸骨騎士による“無自覚”世直し異世界ファンタジー第六弾、混迷の世界を股にかけ参上!!
『神殺しの英雄』山田蓮司は、深い因縁を持つ魔王・シェルファを激昂させ、生まれたての神・ソルネアと、蓮司の相棒であり神を殺す武器でもあるエルメンヒルデを奪われてしまう。彼女達を取り戻すため、蓮司は十二人の英雄達、そして旅の仲間達に、長く隠していたエルの死を告白し、助けを求めるが…。一方、蓮司を待つシェルファは、ソルネアとエルメンヒルデを吸収した新たなる『神殺し』の巨大なドラゴンを造り、蓮司との再戦を渇望していた。かつてない難敵を前に、はたして蓮司は二人を救うことができるのかー?「俺は、エルメンヒルデと一緒に生きる」「英雄ではない」と言い張り続ける男の紡ぐ英雄譚、堂々の最終章!書き下ろし番外編「十三人と仲間達の平穏」を収録。