2018年5月18日発売
互いの立ち位置を求めた先には……? 無事に六花の称号を手にした公平と光瑠。 しかし、六花代表の道頼から与えられた「じゃじゃ馬姫」と「侍王子」という六花ネームが不満な二人は、それを返上して、共に王子様、お姫様としての立ち位置を獲得するべく、涙ぐましい努力を続けていた。 そんななか、雪峰学園の恒例行事。全校生徒参加で開催される球技大会の時期がやってきた。 道頼と敵対するチームとなった二人は、球技大会で負ければ公平は姫として、光瑠は王子としての六花ネームを強制的に受け容れることになってしまう。 そんなわけにはいかないと、応援団長を任される公平と、それを副応援団長として支える光瑠。 しかし、1年にして六花に選ばれた二人を快く思わない上級生などとの衝突があり、なかなかチームの足並みが揃わない。 はたして二人は、無事にチームをまとめあげ、互いに望む立ち位置を手に入れることができるのか!? 立場入れ替え系ラブコメディ第二弾!!
「面白い=売れる」なんて幻想だーー。 大手ライトノベル系まとめサイト「ラノベのラ猫」の管理人をしている高校生、姫宮新。 彼はとある記事作りをきっかけに、最近行われたネット小説賞《このラブコメがすごい!!》で三位に輝いた小説の作者が意中の少女、クラスメートの京月陽文であると知ってしまう。 彼女の投稿作品は厳密な意味でのラブコメではなかったが、ネット民の悪ふざけで炎上気味に盛り上がり、三位に押し上げられてしまったのだった。 そして、その悪ふざけを煽った張本人は「ラ猫」管理人の新。 だが、それを知った陽文は怒るワケでもなく、こう言った。 「わたしにラブコメの書き方を教えてほしいの」 新は陽文にドギマギしながらも、自分の考える「売れるライトノベル」の条件を示し、陽文が次の《このラブ》に向けて小説を書くのを手伝うことになる。 陽文が書いて、新がまとめサイトで宣伝する。 そうすれば、話題作になること間違いなし、と。ついでに陽文との距離も縮まれば言うこと無し。 だが、青春&恋愛偏差値ゼロの新は、陽文と距離が近づくほどに自分は陽文にはふさわしくないと思うようになってしまい……? まとめサイト管理人と作家志望の少女が紡ぐ青春サクセスラブコメ! 【編集担当からのおすすめ情報】 第12回小学館ライトノベル大賞・ガガガ賞受賞作品です。 応募作であるにもかかわらず、担当編集が驚くくらいライトノベル業界の情勢に精通している、新人離れした作品でした。 青春ラブコメとしてはもちろん、ライトノベル業界そのものにも興味がある方にも楽しんでいただければと思います!
文化祭目前、さまざまな思いが錯綜しーー。 たまちゃんの問題がいったん解決し、文化祭を目前に控えた11月。 俺、友崎文也は日南との会議を再開し、また課題にとりくむ日々を送っている。 文化祭に積極的に関わりながら、集団での立ち位置を確立していくのがこれからの目標だ。 そんなとき、日南が俺に尋ねる。 「--あなたは、誰が好きなの?」 それは、俺がひたすら保留にしてきたこと。 「三年に進級するまでに彼女をつくる」という目標に向けて、避けては通れない問い。 日南は言う。誰を選ぶのかと。 けど、俺に誰かを選ぶ権利なんてあるのだろうか? 成長してきた実感はあるけれど、それでも、心の奥底で俺の弱キャラ精神が言うのだ。 ーー選ばれるはずのない俺が、誰かを選ぶなんておこがましい、と。 各賞総ナメの大ヒット人生攻略ラブコメ、待望の第6巻登場!
名声のために罪を犯した過去を恥じ、今は猟師として各地を旅する「私」。ある日、訪れた村で奇妙な警告を受ける。「森には秘薬を作れる『赤ずきん』が棲んでいる。赤い月の夜、彼女たちはオオカミの化け物に喰い殺されるが、決して救おうとしてはならない」。少女らと対面した「私」は、警告を無視して護り抜こうと決意する。だが、そのとき「私」は知らなかった。その化け物が、想像を遙かに超えた恐ろしい生き物だということを。そして、少女たちの中に裏切者がいることもー。第12回小学館ライトノベル大賞・優秀賞受賞作。
ブサメンだけど優秀な営業マンの吉岡しげるは、やってもいない痴漢の容疑で逮捕されてしまう。それ以来、極度の女性恐怖症となり、引きこもり生活を送っていた。ある日、異世界で人生をやり直せる方法を知り、試してみると、なんとRPG風ファンタジー世界に転生していた!異世界では女性に極力関わらないことを決めたしげるは、ルックスをはじめ、女性にモテそうなパラメーターを極限まで下げ、その分すべてを他のステータスに突っ込む。さらにブサメンに磨きがかかり、クラス『絶対神』として最強の力を手に入れた、しげるだが…。