2018年7月5日発売
しっかり者の汪黎禾は商家の娘。弟が作った二千両の借金を返すため、悪名高い藩王・成州王の息子のもとへ嫁ぐことになった。が、花婿はすでに故人。この縁組はいわゆる死者との結婚ーー「冥婚」だった。覚悟の上で輿入れを決めた黎禾だったが、花嫁道中で意に反して小間使いの橙莉と入れ替わったり、野盗に襲われた先で皇太子・隆翔に助けられたりするうち、永く行方不明だった帝国の姫君と間違われてしまい!?
千年の歴史を誇るディアモント王家の第一王子ではあるが、マルスは王位継承しない気楽な身分。--と思っていたら、他国への婿入り話が急浮上。断固拒否するためには、ある事情で使いこんだ金を耳を揃えて国庫に返納しなければならないという。かくして借金まみれになったマルスは、盗賊団を率いる相棒アダムとともに国の外れの巨大湖へ向かう。そこには、伝説の魔導戦艦が宝の山を抱えて沈んでいるらしく……。 千年の歴史を誇るディアモント王家の第一王子ではあるが、マルスは王位継承しない気楽な身分。--と思っていたら、他国への婿入り話が急浮上。断固拒否するためには、ある事情で使いこんだ金を耳を揃えて 国庫に返納しなければならないという。かくして借金まみれになったマルスは、盗賊団を率いる相棒アダム とともに国の外れの巨大湖へ向かう。そこには、伝説の魔導戦艦が宝の山を抱えて沈んでいるらしく……。
永遠の命を授ける謎の妖怪アマビエが、再び江戸に出没したー古道具屋「荻の屋」の主・喜蔵と妖怪相談処を営む小春は、河童の棟梁・弥々子の頼みで、アマビエの鱗を探すことに。その帰り道、喜蔵は想いを寄せる綾子が、見知らぬ男といる場に出くわし動揺する。それぞれの想いが交錯する中、喜蔵と小春は大きな決断を下すことにー。明治人情妖怪譚シリーズ第二部、感動と感涙の完結編!
札幌市中央区の中堅私立星海高校に入学した達樹は、とある理由から、人とのコミュニケーションが苦手だが、人なつこいクラスメイト、ヒナと友達になる。ある日の帰り道、自分をつきとばしていった見覚えのある人物を追いかけていくと、隠れ家のようなスープカレー屋にたどり着いた。その店で出された“特別なひと皿”を食べた達樹には、小さな異変が起こり…。少し不思議で元気が出る、美味しいハートフルストーリー!